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ロックマンDASH大全集(総登録数:633用語)
   解説書 フレーム版 ノンフレーム版
最終更新日:2012/05/08
管理人:CAPコブン

 さ 

最新型超高級リーバード
さいしんがたちょうこうきゅうりーばーど:newest super high rank REAVERBOTS

セラとユーナの従者、ジジとガガの属するリーバードの分類のひとつ。
人語を理解する程の知能を備え、変形・融合能力を持つところが売りだとの事。
ジジとガガは人間の姿に変形する事が出来、機械と融合する事が可能。

裏設定:外部記憶装置に保存されていた、トリッガーの記憶の中にジジが現れた事を考えると、
「最新型」と言うのは、“古代人が繁栄していた頃の最新型”という意味であると考えられる。
とすると、ジジとガガは現存するリーバードの中で“最も新しい型”だったのだろうか?

おまけ:この設定については「ロックマンDASHまわり」のコンテンツの一つ、
「秘密のギャラリー」に掲載されている「ガガ戦闘形態」のページに記載されている。

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サイファーアーム
さいふぁーあーむ:CIPHER ARM

ロックマンDASHまわりの秘密のギャラリー内に掲載されている、
飛竜ロックが左腕に装備している特殊武器。「ストライダー飛竜」が愛用する、
刀剣状の武器「サイファー」がモデルである事は言うまでも無い。
URL:http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/dash/himitsu/himi45.html

飛竜の持つサイファーと同じ様に、その形はトンファーを思わせるが、
こちらには刀身が描かれていない(先端には数本の線が描かれている)。
刀身を描く寸前の段階で設定画が完成とされたのだろうか。
それとも、エネルギーブレードを発生させて攻撃するのだろうか。

裏設定:飛竜が愛用する刀剣状の武器、光剣「サイファー」の設定を紹介。
刀身から高圧加速されたプラズマ粒子を放出し、あらゆる物体を切断する武器で、
その一撃はセラミック装甲をも容易に切断してしまう程の高い威力を誇る。

扱いが難しく、飛竜の属する諜報組織ストライダーズの中でも、
この武器を使いこなせる者は数える程しか居ない。
斬り付ける度に三日月の様な衝撃波が発生するという特徴を持つ。

飛竜の腰のベルトにはサイファーマウント装置が組み込まれており、
使用しない時は、この装置が不思議な力でサイファーをフォールドする。

「飛竜2」では、空中で周囲を攻撃する「乱れ斬り」や、
サイファーの刀身から強力なプラズマウェーブが飛び、
離れた場所に居る敵を追尾して斬り裂く「ブースト」が登場した。

光剣サイファーと鍛え抜かれた対術のみを武器として、
稲妻のように素早く、死のように容赦なく、飛竜が駆ける!

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さかな:FISH

「DASH2」に登場する、ニーノ島の遺跡に棲息している海水魚。
魚と言っても、遺跡内の水に満たされたエリア全てで見られるわけではなく、
リーバードの居ない部屋や、マンドマンタルが出現するエリアで見る事が出来る。
部屋の中をゆっくりと泳いでおり、近付くと逃げる素振りを見せる。

具体的な種別は不明だが(腹びれが無い)、
遺跡内に満たされている水が海の匂いがする事から、
淡水魚ではなく、海水魚である事が判る。

攻撃すると気絶し、身動き一つ取らず浮かんで行く。
暫くすると泳ぎ出すが、街の人達の好感度が下がってしまうので要注意。
致死量のダメージを与えるとエネルギーキューブに変化する。
稀にだが、逃げる際に体当たりされる事があるので気を付けよう。

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作戦0024号
さくせん ぜろぜろにーよんごう:OPERATION 0024

「トロンにコブン」の終盤で、トロンがロース一家に捕まってしまった際、
彼女が通信で、ゲゼルシャフト号に待機していたコブン達に向けて発令した作戦。
具体的な内容は“誰かが独りでトロンを助けに行く”というものである。

ボーン3兄弟を救出するという非常に重要な作戦だった為、発動された直後、
コブン達は「自分達の能力が低いから」となかなか作戦を実行に移せなかったのだが、
お気に入りコブンの「ぼくがやります!」の一言をきっかけに、ついに実行に移された。

作戦の実行内容は、まずグスタフに単独搭乗したお気に入りコブンを中心に、
お気に入りコブンが選択した7人のコブン達で、ロース一家の地下基地を襲撃。
そして地下基地内に居るシタッパーとロース一家のメカを蹴散らして、
スイートルーム(牢屋)に捕らわれたボーン3兄弟を救出する、というもの。

この作戦は(コブン達の決意もあってか)大成功を収め、
お気に入りコブン達は見事、トロン達を救出する事に成功した。

裏設定:この作戦の正式名称は「作戦0024号」だが、
集英社から発売された「お宝ガッポリガイド」P.90においては、
「作戦ナンバー0024号」とも記載されている。

おまけ:その他の作戦がどの様なものなのかは不明である。

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ザコポン
ざこぽん:Zakobon

アップル商店街のジャンク屋「JUNK SHOP LIGHTNING PARTS CENTER」の家宝。
小型のリーバード「ホロッコ」の剥製であり、ジャンク屋のおばさんがそう呼んでいる。
年代物らしいが価値は不明。クリスタルフォッシルの様に身体が透明化してはいない。
ちなみにこの名前は、ジャンク屋のおじさんが勝手に付けたものである。

リーバードの中身がどうなっているのかも気になるが、
この剥製を作ったのは一体誰なのか、というのも非常に気になるところである。
ジャンク屋のおばさんか、おばさんに関わりのある人が作ったのだろうか?

名前の由来:ホロッコの開発中の名称「ザコポン」
「DASH1」開発中に呼ばれていた名称がそのまま残ってしまったもの。
しかし、ジャンク屋のおじさんが「ホロッコ」という名前を知らなくて、
勝手に付けた名前で良いか、と設定を作り、ほっとかれたそうだ。
URL:http://www2.capcom.co.jp/dash/bbs/past/pslg9021.html(閲覧不可)

ちなみに「MEGA MAN LEGENDS」では剥製の名前が「Rover」に変更されており、
リーバード「ホロッコ」が「ザコポン」と呼ばれている。
(「ザコン」ではなく「ザコン」と表記される)

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ザップ
ざっぷ:Zhag

好奇心旺盛でイタズラ好きな少年ディグアウター。ジップの双子の兄弟。
胸に鳥のマークが入った緑色の服を着ており、肩にジップとお揃いのバッグを下げている。
「聖なる輝石」を探しに来たコブン達に、先に進む道を教えてくれる親切な少年。

イタズラも大好きで、他のディグアウター達にクイズを出して楽しんでおり、
「ザップとジップのクイズコーナー」と称した色々な難問奇問をコブン達にぶつけて来る。
「トロンにコブン」のMISSION3「お宝をディグアウト!」のLEVEL2にのみ登場した。

名前の由来(推測):ディズニーの人気キャラクター、
シマリスの兄弟「チップとデール」の甥っ子「ジップとザップ」

声優:堀越 真己さん(と思われる)
裏設定:大人達にダンジョンに行っちゃダメだと言われているが、平気だと思っている。
ディグじいさんのファンらしく、家に彼のブロマイドがあるよと話してくれる。

「マスタッシュ」というボツになったキャラクターの設定画の中に、
彼の服に描かれている鳥のマークによく似たデザインが描かれている。
そちらのデザインは、空賊の象徴のマークとして扱われていた。

2004年5月〜6月頃にカプコンファンクラブ(現「u-capcom」)の投稿イラストコーナーにて、
イラストの審査員を務められたコマキシンスケさんによりデザインされた事が明かされた。

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殺人ダイビング
さつじんだいびんぐ:Murder diving

ジュウイン湖のサブゲートに出現するボスリーバード、
ガルドリテンが得意とする体当たり攻撃の呼び名。
集英社「ロックマンダッシュ完全攻略本」P.132〜133に記載されているもので、
これ以外の書籍の紹介欄では、単に「体当たり」と呼ばれている。

ガルドリテンは4歩歩く毎に、その全身と強靭な脚力を使って、
レッドディフレクターを外した侵入者に向けて跳びかかって来る。
猛スピードで突っ込んで来るので、少しでも判断が遅れれば、
その頑丈な巨体の直撃を受け、致命傷を負わされてしまうだろう。

名前の由来:殺人+ダイビング(diving) 「飛び込み」の現在進行形

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サポートカー
さぽーとかー:SUPPORT CAR

カトルオックス島のアップル商店街に店を構えている、
ジャンク屋の夫婦が、若い頃に使っていたディグアウト用のサポートカー。
と言っても、色褪せ、タイヤも外れて走る事さえ出来ないポンコツ。
カードンの森の、商店街の入口付近に捨てられたままになっている。

地下遺跡で襲われていたジャンク屋のおじさんを助けたロックに、
ジャンク屋夫婦が「マインパーツキット」を取り付ける為にあげたもの。
当初は、壊れていた為パーツの取り付けしか出来なかったが、
ロールに修理され、「ロック・サポートカー」として生まれ変わった。
基本的にロック・サポートカーもこの名前で呼ばれている。

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サルファーボトム号
さるふぁーぼとむごう:SULPHUR-BOTTOM

正式名称「伯爵船サルファーボトム」
全長:235M 全高120M(垂直尾翼含む) 最高時速:980KM/時(D機関最大出力時)
武装:対空80mmバルカン20門 対艦D砲1門 拡散D砲4門 遊撃戦闘機(モノケロス)18機
(PS版解説書より。PSP版の解説書にはスペックが掲載されていない)

「禁断の地」に再挑戦する資金集めの為に事業を始め、成功させたミュラーが、
それによって得た全財産を処分して建造した巨大飛空船。その船体は鯨を思わせる。
全財産を賭けただけあって、その巨大さと性能は、他の飛空船とは比べ物にならない。
235メートルにも及ぶ大きさの割に、船内はシンプルな造りになっている。
優秀なスタビライザーを持ち、「禁断の地」付近でも船内は風の影響をほとんど感じない。
しかし、流石に島の上空を覆っていた竜巻の中では、それも全く役に立たなかった。

第1・第2デッキは主に船室で、第3デッキは格納庫と、一般水兵の一人が経営するジャンク屋。
ミュラーの部屋は第2デッキの最も大きな部屋にあり、その部屋の奥にある保管室では、
4本の柱の中に、ロックが各地でディグアウトした「封印の鍵」が厳重に保管されていた。
船の先端部分のLドームにて、ミュラー自身の記者会見が行われた(と思われる)。
セラ達によって船が乗っ取られた際、甲板でロックとジジの激戦が繰り広げられた。

船内は、ミュラーが雇った一般水兵達によって警備されているが、
空賊達が多数潜入していた事を考えると、あまり厳重な警備でもないらしい。
恐らく、この事もミュラー自身の性格に深く関与しているものと思われる。

名前の由来(推測):シロナガスクジラの英訳「sulphur-bottom whale」
「sulphur」と「bottom」はそれぞれ「硫黄」(いおう)「底」(そこ)と言う意味。

裏設定:上記の装備以外にも、「対空迎撃用ミサイル」や「脱出用ポッド」が存在。
しかし前者はガガに避けられ、後者はガガの攻撃で全損し、脱出不能となってしまった。
船内に残っていたティーゼルや、バレル達にとってこれはとんだ災難である。

設定画の中では「サルファー・ボトム号」と記載されており、
それに由来してか、「SULPHUR-BOTTOM」と機体側面に大きく描かれている。
鯨髭(くじらひげ)に当たる部分に第一艦橋があり、防爆シャッターが装備されている。
“第一”とある事から、この機体には艦橋(ブリッジ)が複数存在するものと思われる。

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サルベージ
さるべーじ:SALVAGE

サルファーボトム号を完全に取り込んだジジの確認に対して、
セラが口にした、失われた古代技術のひとつと思われる言葉。

「サルベージ」の元々の意味が“沈没船の引き揚げ作業”である事を考えると、
これは死亡した古代人の身体から、重要なデータを回収する作業であると推測出来る。
セラはガガに、封印の鍵を全て集めて用済みとなったロックマン・トリッガーを処分させ、
運が良ければその残骸から、マスターの遺伝子コードを回収出来るかも知れないと考えた。

しかし、ジジはユーナとガガによって船の外に押し出され、
ロックとの戦いに敗北し、自爆。これが行われる事は無かった。

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サンゴノヒダチ
さんごのひだち

“産婦の産後の回復”と言う意味を持つ、「産後の肥立ち」の事。
劇中では八百屋の奥さん、アンナの台詞にて語られている。

これを聞く事が出来るのは、ロックが彼女を助けた場合のみで、
助けていると、カトルオックス島を旅立つ直前で聞く事が出来る。
助けていないと子供が生まれていないので、聞く事が出来ない。

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ザンスパイ
ざんすぱい

ナッカイの遺跡にのみ出現するアリジゴク型のリーバード。
頭上から降って来た後、赤く鋭利な角を持ち上げてよたよたと歩きながら、
体当たり攻撃で侵入者を一斉に襲い、倒してしまう戦法を得意とする。
中には体力の高い個体も存在する様なので注意が必要だ。

動きが遅いとはいえ数が多く、攻撃力もなかなかのものだが、実は、
視点を変更して姿を画面外に出すと、全く攻撃をして来ないという習性がある。
ナッカイの遺跡では部屋内のリーバードを全滅させないと扉が開かないので、
体力が少ない時はこの習性を利用して、確実に全滅させよう。

ザンスパイ(親)が体内で生産し、口から生み出してその数を増やす。
年月が経過すると共に巨大になるのかは今のところ不明だが、
リーバードが生物の特徴を持っている事を示す、稀少なタイプと言える。

名前の由来(推測):斬(ざん)+スパイ(密偵)

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ザンスパイ(親)
ざんすぱい(おや)

ナッカイの遺跡にのみ出現するアリジゴク型の大型リーバード。
同遺跡に棲息するザンスパイ達の親で、アリ地獄の様な巣を作っている。
非常に高い耐久力を持つが、攻撃能力は持たず、移動もしない。

巣の中央から巨大な頭部のみを出しており、
侵入者が部屋に立ち入ると、赤く大きな角を「カチカチ」と鳴らしながら、
体内で子供のザンスパイを生み出し、口から次々と吐き出して来る。
体力が0になると、断末魔を上げながら流砂の中に沈んで行く。
(完全に沈むと、流砂の中央にディフレクターのかけらを撒き散らす)

このリーバードはナッカイの遺跡の数ヶ所にしか出現しないが、
子供よりも先に親を倒さなければ、何時まで経っても戦闘が終わらない。
頭部と根元の“2ヵ所”をロックオン出来るという珍しいリーバードである。

名前の由来(推測):斬(ざん)+スパイ(密偵)
裏設定:頭部から下がどの様な姿なのかは、現在も不明である。
攻略本に掲載されている設定画にも巣から下は描かれていない。

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ジープコイタン
じーぷこいたん

シャラクンの遺跡に眠る2つ目の「聖なる輝石」を守っている、
緑色の二足歩行型のリーバード。大きな2本の足を持つ。
同遺跡に棲息するアルコイタンに酷似しており、ボスの部屋に「やまもり」現れるが、
その正体は、コルトコイタンの指令を受けて動いているだけのリーバードである。

ゆっくりとした動きで向かって来て、炎を放つが射程が短く、
側に近寄らなければ(側から離れれば)当たる事はまず無い。
指令を出しているコルトコイタンと連動しており、
無敵だが、コルトコイタンの破壊と同時に爆発する。

関連用語:コイタン

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シールド
しーるど:SHIELD

シールドゲージに入れられているディフレクターを覆う、
とても強力なエネルギーシールド。シールドゲージが発している。
高レベルのディフレクターは大抵、これに覆われている。

色はディフレクターの色に対応しており、半透明。
しかしとても強力なエネルギーによって構成されているので、
解除せずに触れると弾かれ、ダメージを受けてしまう。

コンソールモニュメントを操作してこれを解除しない限り、
中に入っているディフレクターを手に入れる事は出来ない。
「DASH2」に登場する「バリアー」と特徴が酷似している。

名前の由来:シールド(shield) 覆い、防御壁

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シールドゲージ
しーるどげーじ:SHIELD GAUGE

ディフレクターを保護するシールドを発生させる装置で、
ディフレクターの真下に設置された、いわば“台座”の様なもの。
台座中央のトゲの上にディフレクターが置かれており、
ディフレクターはその上で浮遊し、ゆっくりと回転している。

高レベルのディフレクターは大抵これに入れられており、
コンソールモニュメントを操作してシールドを解除しない限り、
中に入っているディフレクターを手に入れる事は出来ない。

なお、ディフレクターの多くは台座上に浮いているが、
シールドが施されているものばかり、というわけでもない。
「DASH2」に登場するものは台座中央にトゲがなく、
ディフレクターの代わりに、封印の鍵が置かれているものもある。

名前の由来(推測):シールド(shield) 覆い、防御壁
ゲージ(gauge) 長さ・重量など、物理量の測定器具の総称

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シーロス島
しーろすとう

燃料切れで不時着した島
(フラッター号エリア移動画面の説明より)

「ロックマンDASH 5つの島の大冒険!」の「エリア1 対決!ボーン一家を追いかけろ」の舞台となる島。
バレルを迎えに行く途中、チャージドライブの失敗で燃料切れを起こしたフラッター号は、急遽この島に着陸した。
ロックとロールは島の遺跡から、フラッター号を動かす為に必要な高出力ディフレクターをディグアウトするが、
偶然島に居合わせたボーン一家にそれを奪われてしまい、ディフレクターを取り戻す為に彼らを追い駆ける事となる。

ステージ/ミッション一覧
1-1 遺跡 … 遺跡をディグアウトせよ!
1-2 遺跡 … ディフレクターを探せ!
1-3 草原 … ボーン一家を追え!
1-4 町 … 町のボーン一家を退治せよ!
1-5 谷間の道 … ボーン一家の隠れ家を探せ!
1-6 浜辺の遺跡 … ディフレクターを取り戻せ!
1-7 高原 … 対決!ボン・ボーン!

銃の様な形をしており、町がひとつと、3つの遺跡がある。
商店街のおばさん曰く“何にもない島”だが、自然が多く穏やかな環境の平和な島。
ボーン一家もロック達と同じ日にこの島にやって来たが、訪れた理由は不明。

名前の由来(推測):シーロス(CLOS) Common Lisp Object Systemを略した言葉

関連用語:パウラン島 イルクス島 ウラコイ島 太古の塔

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シェクテン
しぇくてん:Shekuten

カトルオックス島の地下遺跡にのみ出現する、一本角を生やした小型リーバード。
普段は無敵状態で、眠っているかの様にじっとしているが、侵入者が近付くと反応し、
立ち上がって三本の足でゆっくりと歩み寄って来る。

侵入者に近付くと身体が赤く点滅を始め、
暫く経つか、侵入者と接触すると震えて自爆する。
触れても全くダメージを受けないが、爆風は強力で、
しかも群れて出現するので危険な相手である。

しかし、接触すると自爆すると言う特徴を利用し、
走って次々に触って行けば、勝手に自滅して行ってしまう。
仲間も巻き込んで自爆する、数で勝負のリーバードと言える。

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時間の単位
じかんのたんい

DASHの世界で使用されている時間の単位は、「月」・「日」・「時」・「分」・「秒」など、現在の地球と同じもの。
例えば、「DASH1」でティーゼルが自分の部屋の壁掛け時計を見て、「鋼鉄王子2」が始まる時間をチェックしている場面がある。
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 23578で明かされた公式設定(ログの公開が終了した為、現在は閲覧不可)。

なお、「DASH2」のワールドマップには禁断の地を中心に32本の線が引かれているが、
この線を“同じ経度の位置を結んだ経線”だと考えると、DASHの世界は1日が32時間もあるという設定になってしまう。
(DASHの世界の時計は現在の地球と同じ24時間で作られている様なので、恐らくこの32本の線を経線とする考え方は誤り)

真相は不明だが、このワールドマップは13世紀頃にヨーロッパで作成された「ポルトラノ海図」の様に、
禁断の地を方位盤の中心として、そこから放射状に32本の方位線を引いた海図・航空図の一種ではないだろうか。

関連用語:こうてつ王子

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指揮戦車
しきせんしゃ:conduct tank

コブンが搭乗するボーンメカの一つで、マシンガンと主砲で攻撃を行う1人乗り用の戦車。
改修を施されたレオポルドとほぼ同型のメカだが、機体は赤いカラーリングで塗装されている。
「DASH2体験版」では扉の鍵を護衛するなど、重要な役割を担っている事が多い様だ。

機体のスペックはほぼレオポルドと同じ様だが、
耐久力がレオポルドよりも高く設定されている。
スピードが3倍速いのかは不明である。

裏設定:倒すとディフレクターのかけらを落とす事から、
動力部にホロン機関が組み込まれているものと推測される。

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指揮弾
しきだん:COMMAND BULLET

「トロンにコブン」に登場する万能二足歩行型戦車グスタフ、
及び、フェルケルに装備されている砲台から発射される特殊な弾丸。
これが何かに命中すると、コブン達がかけ声と共に一斉に走り出す。

トロンがコブン達を指揮するシステムとして開発したもので、
命中したものに応じて、コブン達はコブンならではの働きをしてくれる。
敵に命中したなら果敢に跳びかかって行ったり、爆弾で攻撃したり、
扉や穴に命中すれば、その中に入ってお宝を奪って来たりする。

人に当たればその人に話を聞いたりする事も出来、
コブンの誰かに当たれば、そのコブンを追い回したりする。
これを使って、コブンをどう指揮するかが攻略のカギとなるだろう。

裏設定:民家の扉などに当たると扉が爆発する事から、
耐久度の低いものを破壊出来る程度の威力を持っている事が分かる。
人や動物、コブンに当たっても何の影響も無いのが不思議である。

なお、この弾丸が登場するのは「トロンにコブン」が初で、
物語上の続編に当たる「DASH」では登場しない。
「DASH2」ではホバーグスタフが稀に使用する事がある。

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ジジ
じじ:JIJI

知能を備えた最新型超高級リーバードの一種。セラに仕える従者。
ガガと同型の黄色い鳥の様な姿をしており、セラを命に代えても守ろうとする。
機械への融合能力を持ち、褐色肌の青年の姿に変形する事も出来る。

ガガと姿は似ているが兄弟ではなく、友人であり、ライバルでもある。
普段は丁寧な言葉遣いをしているが、彼には違う一面を見せる。

戦闘形態と呼ばれるリーバードに変形している状態では、
体当たり、衝撃波、腕部から発射するエネルギー弾、火炎放射、尾撃で攻撃を行う。
(火炎放射と尾撃の2つは、飛翔する事が出来なくなった場合にのみ使用する)

「謎のひし形」からセラと共に現れ、サルファーボトム号に保護された後、
ミュラー達に各地の遺跡に眠る封印の鍵のディグアウトを依頼。しかし、
封印の鍵が4つ揃ったのと同時に、突如としてサルファーボトム号を乗っ取った。

セラをヘブンに送り出した後、ガガとボーン一家のドラッヘ改を撃墜。
その後ロックとの闘いで重傷を負い、ロックに飛びかかって自爆した。

声優:三木 眞一郎
名前の由来(推測):魔女の宅急便に登場する黒猫「ジジ」
裏設定:設定画には眼鏡を着用しているものが多い。

サルファーボトム号を完璧に取り込んでいたジジが、
ガガによって船の外に追い出されてしまった事を考えると、
最新型超高級リーバードは、別個体の融合を切り離す事も出来るらしい。

おまけ:人間の姿の方が変形している状態である。

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システム
しすてむ:system

最後に残ったオリジナルの人間「マスター」を守る為に構築されたプログラム。
ヘブンに住む全ての古代人達を監視しており、イレギュラーを厳しく取り締まっている。
これを管理しているマザー、セラとユーナでさえもこれに逆らう事が出来ない。

これを脅かすイレギュラーを排除する為に、
ロックマン・トリッガーはマスターによって造られた。

マスターと共に地球に来た後、トリッガーは彼の意思を受け継ぎ、
これを破壊しようと必死に戦った… が、破壊する事は出来ず、
トリッガーとセラが封印された後も、古代人達の自由を束縛し続けていた。
ロックとセラとの戦いでヘブンの機能が停止した為、
これもその機能を失ったものと考えられている。

これによって統轄された世界を「システム界」と呼ぶらしい。
各地に点在する遺跡や、エデンもこれによって管理されているらしい。
しかし、これの詳細については未だほとんど明かされてはいない。

裏設定:トリッガーがマスターにこれの破壊を託されていた為、
ファンの間では、「これは既に破壊されている」と誤解されている事が多い。
既に破壊されているのであれば、セラは自由に振舞う事が出来た筈である。

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システム史上最大のイレギュラー
しすてむしじょう さいだいの いれぎゅらー

マスターの意思を受け継いで、ヘブンに帰り、システムを破壊し、
ライブラリの全データを消そうと戦ったロックマン・トリッガーの異名。

システムを管理するマザー直属の一等粛清官(イレギュラーハンター)でありながら、
彼はセラの命に背き、最後に残った人間「マスター」の死の直接の原因を作り出した事により、
“システム史上最大のイレギュラー”と認定され、システム界全体と対立する事となった。

ロックマンシリーズの主人公でありながらイレギュラー、
しかも“史上最大のイレギュラー”とされているのは、
現時点ではロックマン・トリッガーが唯一、かつ初めてである。

裏設定:ゲーム中では、「DASH2」でセラが目を覚ました直後の、
マチルダ(ユーナ)とガガの会話の中でこの言葉が登場している。

彼はマスターの遺伝子コードを所有していた事により、
マザー以外の者達は一切、彼に手出しする事が出来なかったらしい。
トリッガーは必死に戦い、システムを破壊しようとしたが、
地上での戦いでセラと相打ちになり、破壊する事が出来なかった。

しかし、ジュノはトリッガーがイレギュラーと認定されている事、
トリッガーがシステム界と敵対していた事を全く知っていなかった様だ。
それが何故だったのかは、彼が死んだ今となっては知る由も無い…

なお、カードダス「ロックマンXメガミッション2」に登場した、
「レプリキャプチャーロックマンX」(リミテッドに操られた状態のエックス)は、
厳密には“レプリキャプチャー”であり、イレギュラーとは呼ばれていない。

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市せい官
しせいかん

「DASH」の最終ボス、ロックマン・ジュノが属している役職(と推測される言葉)。
ゲーム中では、ジュノの「3等」と言う等級のみが明らかにされている。
ジュノはセントラルゲートの奥に封印されており、数百年に一度目覚めてエデンを召喚。
召喚後に初期化処理申請を行い、カトルオックス島に住むデコイ達の初期化を行う。

市せい官モデルは戦闘に向いていないモデルタイプなので、
タイプ粛清官として作られたロックの方が、ジュノよりも戦闘力は上である。
しかし、ジュノはメインゲートの最深部に“何か”を隠しているらしい…

ジュノはデータの割り込み命令によってイレギュラー化の嫌疑をかけられ、
エデンによってバックアップデータを消去されている(=事実上抹殺されている)。
後任の市せい官はトリッガーが兼務、後程、マザーの判断を仰ぐものとされた。

裏設定:「しせいかん」と言う言葉はゲーム中のテキストには登場していない為、
漢字で表す場合にはどの様な文字で書くか、と言う謎がずっと残されていた。
しかし、2005年8月4日発売のPSP版「DASH」の字幕により「市せい官」という事が判明。
それまではファンの推測による、「司政官」という当て字が最も多く用いられていた。

市せい官の「せい」を漢字で何と書くのかは現在も不明だが、
「5つの島の大冒険!」の5-7 中央塔・最後の部屋で流れる警告のメッセージでも、
“市セイ官”と書かれている(※本作の警告はほぼ全ての平仮名が片仮名に変換されている)。
この事を考えると、「せい」は漢字ではなく平仮名で書くのが公式設定である可能性が高い。

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施設防御用リーバード制御システム
しせつぼうぎょよう りーばーど せいぎょしすてむ:Reaverbot Defense Control System

施設防御用リーバード制御システム

ヘブンのシステムに侵入する者あり

排除完了まで、現存のリーバードでもって
施設を防御すべし

システムの一環。ヘブンのディフェンスエリア地下2階の、
重力が軽い時にしか入れない部屋のコンパネから引き出せる情報。
人類再生プログラムを止める為に奔走する、
ロック達が「システムに侵入する者」である。

関連用語:Reaverbot Defense Control System

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シタッパー
したっぱー:SHITAPPAER

闇金融業者ロース一家の下っ端。能力的にはコブンとほぼ同じの鳥型ロボット。
忠実で裏表の無いコブンとは全くの正反対で、影ではロースの悪口を言ったりする程性格が悪い。
悪口を言ったりグチをこぼすのが大好き。全部で何人居るのかは不明。口癖は「クケー!」。

メカに乗っていない場合、装備している手投げ爆弾やシタッパーバズーカ、
更に、先端が触れると爆発する棒状の武器(名称不明)で敵を殴って攻撃を行う。
たった独りでも勇敢に戦うその姿には、鳥類の美学を感じずにはいられない。

ライシップ島に建てられている「LOATH’S CASINO」の中では、
カジノの支配人として何故かシタッパーの姿が見かけられる。
この島の至る所に、ロース一家の手が伸びていると言う証拠なのだろうか。

後にグライド一家の下っ端として「DASH2」に登場し、ニーノ島に潜入。
砲台を破壊して戦力を削減するなど、コブン以上に有能な働きを見せていた。
しかし、コブンと違って泳ぐ事が出来ない。唯一劣る点とも言える。

声優:山寺宏一(トロンにコブン)
草尾 穀、三木 眞一郎(DASH2)

名前の由来(推測):下っ端
裏設定:元々は「マスタッシュ」と言うボツキャラの子分「鳥コブン」。
設定では20〜30体は居て、コブンとは違いてきぱき働くと言う設定だった。

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シタッパー幹部
したっぱーかんぶ

グライド一家の中でも、グライドに次ぐ地位を与えられている幹部クラスのシタッパー。
帽子をかぶったグリーン、右目に眼帯をしたブルー、覆面をかぶったレッドの3体が存在し、
通常のシタッパー達とは異なり、それぞれが名前と同じカラーリングとなっている。

グライドの命令で、シタッパー達を率いてニーノ島を襲撃したが、ロックに敗北して撤退。
しかし撤退先のグライド要塞も陥落され、島ひとつ落とせなかった為にグライドに失望されてしまう。
その後パラボラ砲の攻撃で頭がおかしくなり、爆発するキンググライドンと一緒に海に墜落した。

裏設定:シタッパー幹部という地位と、グリーン、ブルー、レッドという名前は、
集英社「ロックマンDASH2 ファイナルディグアウターズファイル」P.113に記載されている。
ゲーム中、及びその他の書籍では確認する事が出来ない、とても珍しい設定である。

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シタッパーバズーカ
したっぱーばずーか:SHITAPPAER BAZOOKA

狙撃能力の高いシタッパーが装備しているバズーカ。
バズーカ砲とは「対戦車砲」の事で、貫通力が強く、
運動性があり、発射速度の速い火砲を指す。

シタッパーは万能二足歩行型戦車グスタフを撃破する為、
メカに乗っていない時はこれを使ってボーン一家と戦った。

名前の由来:シタッパー+バズーカ砲
裏設定:この武器の名前はロックマンDASHまわりの中の、
「シタッパーをたたえるページ」のシタッパーをたたえるコンテンツ、
「徹底解剖!シタッパーの秘密!」の中に記載されている。

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市長
しちょう:Mayer

カトルオックス島初の女性市長を務めているアメリアのこと。
彼女の呼び名として最も一般的なもので、ゲーム中や書籍上でも、
「アメリア」よりも多くこの名が用いられている。

ロックやロールだけでなく、彼女を助手としていたバレル、
警部達も彼女をほとんど名前では呼ばず、この様に呼んでいる。
市政の評判も良く、彼女は市民達から大きな支持を得ている様だ。

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ジップ
じっぷ:Zhig

好奇心旺盛でイタズラ好きな少年ディグアウター。ザップの双子の兄弟。
胸に鳥のマークが入った水色の服を着ており、肩にザップとお揃いのバッグを下げている。
「中にはスゴいものがあるよ」と嘘を吐き、コブン達をリーバードの巣に踏み込ませた。

イタズラも大好きで、他のディグアウター達にクイズを出して楽しんでおり、
「ザップとジップのクイズコーナー」と称した色々な難問奇問をコブン達にぶつけて来る。
「トロンにコブン」のMISSION3「お宝をディグアウト!」のLEVEL2にのみ登場した。

名前の由来(推測):ディズニーの人気キャラクター、
シマリスの兄弟「チップとデール」の甥っ子「ジップとザップ」

声優:堀越 真己さん(と思われる)
裏設定:ディグじいさんもいいけど、ラッセルもカッコいいと思っている。
彼が肩から下げているズダぶくろがイカしてるのだとか。

「マスタッシュ」というボツになったキャラクターの設定画の中に、
彼の服に描かれている鳥のマークによく似たデザインが描かれている。
そちらのデザインは、空賊の象徴のマークとして扱われていた。

2004年5月〜6月頃にカプコンファンクラブ(現「u-capcom」)の投稿イラストコーナーにて、
イラストの審査員を務められたコマキシンスケさんによりデザインされた事が明かされた。

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自動販売機
じどうはんばいき:Vending machine

カトルオックス島の彼方此方に設置されている、飲み物の自動販売機。
オロナミンCが100ゼニーで売られており、ゼニーを入れると買う事が出来る。
ビンや缶のポイ捨てをしない様、ゴミ箱が隣に設置されている。

お金を入れずに自販機を蹴ると、1/2の確率でタダでジュースを飲めるが、
同じく1/2の確率で黒煙を上げ、その状態で更に蹴ると自販機が爆発してしまう。
自販機を一度蹴るごとに街の人からの好感度が下がってしまうので、
繰り返していると新聞で報道される上、ロックの身体が黒くなってしまう。

ジャワティーやポカリスエットも売っている様に見えるが、
ゲーム中で買う事は出来るのはオロナミンCだけとなっている。
しかし、PSP版「DASH」では「ジュース」に差し替えられ、
自動販売機のデザインも異なるものへと変更された。

裏設定:ゲーム中に登場した自販機は白色のデザインだが、
設定画では色が赤く、一番上の方に白い文字で「DYNAMO」と描かれていた。
側面には白いラインが引かれており、そちらには赤文字で「DYNAMO」とある。
オレンジ色のゴミ箱は2つ穴タイプで、側面に「TRASH BOX」と描かれている。

なお、DYNAMOとは「発電機」、TRASH BOXは「ゴミ箱」を指す。

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ジム
じむ:JIM

アップル商店街を遊び場とする3人組のリーダー格、いわゆるガキ大将タイプの少年。
オッシュ、ベンスリーと共に「カトルオックス・スーパーヒーローズ(自称)」の一人として、
怪しい奴を見付けては警察に通報するなど、島の平和を守る為に活動をしている…が、
何故か「悪ガキ3人組」と呼ばれる事の方が多い様だ。

オッシュやベンスリーに対しては絶対的(親分的)な力を持っており、
セントラルタウンで両親と、姉(犬を飼う女の子)とパプリカと暮らしている。
島を偵察に来ていたトロンを空賊の一味だと逸早く気付き、避難勧告が出ているにも関わらず、
姉からパプリカを借りて彼女を捕まえようとした…が、逆に彼らが警察に怒られてしまった。
なお、オバサンにとっては家の手伝いをろくにしないバカムスコであるとの事。

胸に「J」と刻印された黄色い服が彼のトレードマーク。
最初は島の外から来たという理由だけで、ロックに嫌悪感を持っていたが和解。
ロックを「調達隊長」に任命し、一緒にヤスの草原のアジトの完成を目指した。

名前の由来(推測):下記のうちのいずれか?
・ ボクシング練習場・体育館(gym)
・ ジェームス(James)の愛称ジム(Jim)
・ 「機動戦士ガンダム」登場の量産型モビルスーツ「ジム」

裏設定:パプリカの飼い主「犬を飼う女の子」は彼の姉である。
この事については、アップル商店街のゲート前から3人が居なくなった後から、
トロンがパプリカに追い駆けられるまでの間にしか知る事が出来ない。

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ジャイワン
じゃいわん

ヨーションカの廃坑で発見された、大きく、長い腕を持つ巨大なボスリーバード。
崩れかけた古いダンジョンの中にある、最近発見された場所の最深部で眠っていたが、
ドロップシップを完成させる為に廃坑を訪れていたジョーが起こしてしまった。
起きたばかりでまだ完全に力を取り戻してはいないが、性質は極めて凶暴。

見た目からも想像出来る様に、その巨大な両腕による攻撃を得意としており、
腕を地面に叩き付けての衝撃波、両腕を振り回しての薙ぎ払いで攻撃を行う。
攻撃前に必ず硬直し、腕を震わすので離れれば簡単に避けられるが、
移動速度が速く、防御力が非常に高い為、まともに戦うとかなりの強敵。

弱点はお尻にあるピンク色のトゲ。他の部位に比べてここはとても弱く、
攻撃すると大ダメージを与えられる上、お尻を押さえて痛がる動作を取る。
痛がっている間は無敵になるが、連続して攻撃すれば再び痛がるので、
常に背後を取る様にして戦えば、攻撃される事も無く簡単に倒す事が出来る。
また、視界外に逃れると両腕をだらんと垂らし、ゆっくりと歩行し出す事がある。

両腕が長い分、両腕での攻撃が得意な様だが、小回りが効かない。
完全に力を取り戻すと、ダンジョンの外に出て行く危険性があったが、
ジョーを探しに来たロックによって倒され、未然に防がれた。

初登場は「DASH2」体験版のシナリオ「侵入!地下ダンジョン」。
リドの遺跡で登場した後、ポクテのダンジョンでもボスとして登場した。

名前の由来(推測):ジャイアント(giant) 巨人、大男、巨大な、剛力の
“巨大な腕”(ジャイアント+「腕」の音読み「わん」)をもじったものか。
「ドラえもん」に登場する「ジャイアン」(剛田 武)が由来と言う説が最も有力である。

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ジャッコー
じゃっこー:Jakko

カードンの森のサブゲートに出現する、虫の様な姿をしたリーバード。
赤く細長い胴体に付いた、4枚の羽根を回転させて常に飛行しており、
「ヒューン」と言う独特な音を立てて体当たりを放って来る。

普段はジャッコーの巣の中に群れてじっとしているが、
巣に近付くものを感知すると、一斉に飛び出して襲いかかる。
耐久力は低いが圧倒的な数で攻撃して来るので、
無闇に巣に近付けば猛攻撃を受けてしまうだろう。

なお、マンダ島の遺跡やカルバニア島の草原にも棲息しており、
後者は地中や何処からか姿を現し、体当たりと光弾で攻撃を行う。
上手く捕まえて(持ち上げて)ジャンプボタンを押し続けると、
短時間ではあるが滑空する事が出来るので、人気が高い。

名前の由来(推測):ちりめんじゃこ
口鰯(かたくちいわし)の稚魚を煮て干したもの。
または実行力の弱い事を表す「弱行」(じゃっこう)

ちなみに、複数形では「s」を付けて「Jakkos」と記載する。

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ジャッコーの巣
じゃっこーのす:Jakko's Nest

カードンの森のサブゲートでのみ見かけられる、
小型リーバード「ジャッコー」の丸くてトゲトゲした住みか。
近付くと中からジャッコーが飛び出して来る。

ジャッコーの身体と同じ様な色合いをしており、
蓮根の様なものがくっ付いていて気味が悪い。
どの様にジャッコーが入っているのかは不明である。

これを破壊しないとジャッコーが何時までも湧き出て来るので、
攻撃を加えて破壊しても良いが、ジャッコーよりも耐久力が高く、
おまけに破壊すると中からジャッコーが沢山飛び出して来る。

素早く通り抜けさえすれば無視しても大丈夫だが、
破壊すれば大量のディフレクターのかけらが手に入るので、
ゼニーが少ないうちは出来れば破壊しておこう。

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シャトル
しゃとる:SHUTTLE

古代人が嘗てヘブン〜地球間の移動用に製造していた小型宇宙船、
「シャトルポッド」の別称(略称)。書籍上では一切用いられていない。

ヘブンのディフェンスエリア地下2階の、
シャトルベイ付近の脆い床の下にあるコンパネから引き出せる、
シャトルベイ管理システムの情報中にこの名が用いられている。

名前の由来:シャトル(shuttle) 有人宇宙船スペースシャトル

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シャトルベイ
しゃとるべい:Shuttle Bay

ヘブンに設けられている、小型宇宙船「シャトルポッド」の格納庫。
シャトルポッドはヘブン到着後、このシャトルベイに格納される事になる。
人類再生プログラムを阻止すべく奔走するロック達の拠点となる場所で、
ここで待っているマチルダと話す事で、地球に戻る事が出来る。

シャトルベイにはディフェンスエリアに続くエレベーターと、
リビングエリア(センターエリアとサイドエリア)に続くエレベーターがあるが、
後者は壊れて動かなくなっており、ディフレクターを使って修理する必要がある。
センターエリアに直接行き来出来る様になるので、出来れば修理しておこう。

ちなみに、ここには特殊武器「シャイニングレーザー」の材料となる、
開発アイテム「グリーンアイ」の入った宝箱が置かれている。

名前の由来:
シャトル(shuttle) 有人宇宙船スペースシャトル
ベイ(bay) 入り江、湾、格納庫

裏設定:シャトルベイはシャトルベイ管理システムによって監視されており、
格納されたシャトルポッドは、格納後は必ずシステムに接続され、管理される。
シャトルの格納スペースは6つあるが、残りの機体が何処にあるのかは不明。

「ナムコ クロス カプコン」に登場したエデンの内部にも、
ヘブンのものとよく似たシャトルベイの存在が確認されている。

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シャトルベイ管理システム
しゃとるべいかんりしすてむ:Shuttle Bay Control System

シャトルベイ管理システム

シャトルベイには、
現在ヘブン管理外の
シャトルが存在するもよう

シャトルベイ内との接続は
何者かにより切られているので、
シャトルの管理者は不明

システムの一環。ヘブンのディフェンスエリア地下2階のマップ北側、
シャトルベイに続くエレベーター付近の崩れる床の下にあるコンパネから引き出せる情報。
“管理外のシャトル”とはロック達が乗ってきた、ガガが融合して直したシャトルポッドの事である。

関連用語:Shuttle Bay Control System

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シャトルポッド
しゃとるぽっど:SHUTTLE POD

古代人が嘗て、ヘブン〜地球間の移動用に製造していた小型宇宙船。
球根の様な丸々とした形状をしており、超高速で宇宙を飛行する事が出来る。
一度に(最低)2人を乗せて飛行が出来る。「シャトル」とも呼ばれている。

ゲーム中で確認されたのは、マスターとトリッガーが地球に降り立つ際に搭乗した機体と、
カルバニア島のグライド要塞前に埋もれていた、壊れたシャトルの2機(同じ機体かは不明)。
後者のシャトルは後に、マチルダ(ユーナ)の従者であるガガが融合して修復。
ヘブンへの唯一の移動手段として、ロックとマチルダを最後の戦いの場へと誘った。

ヘブン着艦後はシャトルベイに停泊し、格納と同時にシステムの管理下に置かれる事となる。
しかしガガが融合したものは、マチルダ達によってアクセスを制限され、管理外の機体となっていた。
ガガの死によってこの機体はその機能を失い、その結果ロック達は、地球へと帰る術を失った。

名前の由来:
シャトル(shuttle) 有人宇宙船スペースシャトル
ポッド(pod) エンジン・武器などの格納庫

裏設定:トリッガーが初めて地球に降りた場所は、マチルダ(ユーナ)がそこで待っていた事から、
現在で言うカルバニア島のグライド要塞前… つまりシャトルポッドが埋まっていた場所らしい。
しかし、そこがマスターを連れてシャトルポッドで降りた場所と同じ場所なのかは不明。

ヘブンにはロック達が乗って来た機体以外に、
シャトルポッドは1機として存在していない。何故1機も残されていないのかは不明である。
セラがどうやってヘブンに行ったのかというのも、ゲーム中では確認する事が出来なかった。
ティーゼル達が目撃した“変なもの”は、シャトルポッドでは無かったという事なのだろうか?

「ナムコ クロス カプコン」に登場したエデンの内部にも、
ヘブンのものとよく似たシャトルベイの存在が確認されている。
ロックマン・トリッガーも内部を訪れた事があったらしい…

ちなみに、シャトルベイに格納スペースが6つ存在している事から、
嘗てヘブンには、最低6機のシャトルポッドが存在していたと考えられる。
果たして、残りの機体は一体何処に消えてしまったのだろうか…?

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シャルクルス
しゃるくるす:Sharukurusu

腕に付いた刃物の様な爪で目標を攻撃する、強力な戦士(ウォリアー)タイプのリーバード。
知能の高い比較的高等なリーバードで、死角から忍び寄り、長い爪を使った突進で敵を切り刻む攻撃を得意とする。
ジュウイン湖のサブゲートで出現するシャルクルスは、身体を透明化させるステルス能力を持った強敵。
地下都市 エリア2に生息する、長い年月を経て巨大に成長したシャルクルスは「大型シャルクルス」と呼ばれている。

地下都市 エリア3ではガイニー・トーレンの体内で作り出され、後部ハッチから次々と飛び出してくる。
古代神像のゲートからはグスタフよりも一回り大きい大型シャルクルスが現れるが、大きさの割にそれほど強くはない。
この他にも「DASH2」のカリンカ大陸の遺跡、「5つの島の大冒険!」のウラコイ島など様々な島や遺跡で出現。
「DASH2」ではディグアウター免許試験の舞台となるテストダンジョンや、キトのダンジョンのボスリーバードとして登場した。

ただ突進するだけでなく、ジャンプもできるという機動力・攻撃力の高さは勿論だが、
「ガシャンガシャン」という不気味な足音、細長い手足を持った異様な姿、鋭く尖ったハサミは正に歩く恐怖そのもの。
素早い動きで相手を翻弄する為、接近戦は特に危険。ディグアウター達に恐れられる危険なリーバードの代表格とも言える。

登場作品:
「DASH」「トロコブ」「DASH2 エピソード2」「5つの島の大冒険!」

裏設定:ニーノ島のルミノアの街にある、ディグアウターズギルド本部のギルドマスターの部屋には、
超一級のディグアウト品として、大型シャルクルスの腕と思わしき巨大なハサミが置かれている。
多くのディグアウター達を葬ってきた恐るべき古代の武器、という意味で考古学的価値があるのかも知れない。

「電撃PlayStationD31 5/26号増刊号 Vol.142」付録のCD-ROMに収録されている「DASH2」体験版では、
製品版同様ディグアウター免許試験のボスとして出現するが、開発途中という事もあってか足音や攻撃音が設定されていない。
“物音を全く立てずに忍び寄るシャルクルス”、これがもし製品版「DASH2」に登場していたら恐ろしい相手になった事だろう。

おまけ:ステルス能力を持つシャルクルスの恐ろしさは、DASHファンの間では語り草になっている。
敵がいないと思って油断しているところを突然背後から襲われ、多くのプレイヤーがトラウマを植え付けられた。

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ジャンク屋のおじさん
じゃんくやのおじさん

カトルオックス島のアップル商店街にあるジャンク屋、
「JUNK SHOP LIGHTNING PARTS CENTER」のご主人。
ジャンク屋のおばさんとは夫婦で店を経営している。

怖がりな性格で、店で売る為のパーツを仕入れようとしても、
商店街の外にある小さな遺跡(地下遺跡のゲート1)くらいにしか立ち寄らない。
その遺跡の中でリーバード「ミルミジー」の群れに囲まれてしまい、
高台の上で身動き出来なくなっていたところをロックによって救出された。
ディグアウトは苦手だが、何故か逃げ足だけには自信があるらしい。

そのお礼として彼は、特殊武器の材料「マインパーツキット」と、
ゲート側にあるディグアウト用の(壊れた)サポートカーを譲ってくれた。
(お礼が何なのか期待していたデータは、食べ物が欲しかったらしい)

裏設定:若い頃はジャンク屋のおばさんのサポートを担当していたそうで、
ゲート側にある壊れたサポートカーは、彼らがその時に使っていたもの。
昔はその車を使ってあちこちディグアウトしていたが、
「このトシになると、どうも恐くってなぁ・・」と語っている。

店に置かれているリーバード「ホロッコ」の剥製に、
「ザコポン」と名付けたのは、実は彼である。この名前は彼が勝手に付けたものだと、
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 9021(閲覧不可)で明かされた。

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ジャンク屋のおばさん
じゃんくやのおばさん:Junk shop lady

カトルオックス島のアップル商店街にあるジャンク屋、
「JUNK SHOP LIGHTNING PARTS CENTER」の奥さん。
ジャンク屋のおじさんは彼女の亭主、つまり夫である。

おじさんが遺跡に行ってなかなか帰って来ないのを心配し、
船のパーツを探しに来たロックに、彼を探して来てくれないかと頼んで来る。
その後は夫を助けてくれたロックに感謝し、武器のパーツなどを売ってくれる。
みかけ同様に大らかな性格をした、優しいおばさんである。

若い頃は夫と共にディグアウトをしていた元ディグアウターで、
当時はメインダイバーとして、あちこちの遺跡に潜っていた。
島でディグアウトが盛んだったころから商店街で店を構えている。
リーバードの剥製「ザコポン」を家宝として店に飾っている。

裏設定:お店のレジの内側に赤ん坊の姿が見えるが、
それが彼女らの間に産まれた子供なのか、ただの人形なのかは不明。
しかし、ジャンク屋のレイアウト案にも赤ちゃんの姿は描かれていた。

「元ディグアウター」で、「ディグアウトが盛んだったころから…」という設定は、
PS版「ロックマンDASH 鋼の冒険心」公式サイトの「マップ」に記載されている。

おまけ:展開によってはロックの事を「ヒポポタマス」と呼ぶようになるが、
最後の最後までそう呼ばれて本当に寒かったりする。自分の名前ははっきりと言う事。

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ジャンフォーデン
じゃんふぉーでん

自在に回転する頭部を持つ、風見鶏(かざみどり)の様な姿のリーバード。
サウル・カダ島の遺跡とカリンカ大陸の遺跡にのみ棲息しており、
そのうちカリンカ大陸の遺跡のものは大型で、4つ足で歩く事が出来る。

最も得意とする攻撃は、口から放つ非常に射程距離の長いミサイル。
ホーミング性能を持っている上、短い間隔で撃って来るので非常に性質が悪い。
近付くと爆弾を吐き出し、大型のものは首を振りながら体当たりを仕掛けて来る。
とても耐久力が高く、倒すのに時間がかかる強敵である。

名前の由来:ジャンボ砲台くん
開発中の通称を格好良くもじったもの。DASHまわり掲示板過去ログ、
Logged tree under 32397(閲覧不可)で明かされた。

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ジャンボ
じゃんぼ:JAMBO

「DASH2」体験版の「コブタ捕獲大作戦!」に登場する、
女の子が飼っている4匹のコブタのうちの1匹。

他のコブタはニイハオ、ボンジュール、チャオと言う。
ロックは4匹のコブタを捕まえてご褒美を貰おうとしたが、
ご褒美は女の子とではなく、コブタとのキスであった。

ちなみに、4匹のうち1匹はのんびり屋さんで、
3匹はイタズラっ子と女の子は教えてくれるが、
どのコブタがそうなのかは不明である。

名前の由来:ジャンボ(jambo) スワヒリ語の朝・昼・晩の挨拶

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シュー
しゅー:SYU

カルバニア島のキトの村に住む、おっとりとした性格の女の子。アッポとダーの姉。
髪型はツインテールで、双子のご飯役でもある為か、常にエプロンを着けている。
島に要塞を構える、グライド一家のシタッパーを捕まえようとして逆に捕まってしまい、
グライド要塞の中で監禁されていたところを、ロック達の活躍によって助け出された。
助けてくれたお礼にと、ロックに「かわいいブタ」を譲ってくれる。

後にロックから勉強道具(えんぴつ・きょうかしょ・ノート)を譲って貰い、
アッポとダーに、読み書きの勉強を教える先生役を務めていた。
彼女の厳しい指導の結果、アッポとダーの筆記力はみるみるうちに上達。
この事を考えると、何気に学校の先生の素質があるのかも知れない。

声優:川村 万梨阿
名前の由来:西洋菓子「シュークリーム」(本人がそう語る)
裏設定:「DASH2」体験版にも彼女らしき人物が登場している。しかし、
そこではカルバニア島で4匹のブタを飼っている女の子とだけ設定されており、
製品版で登場した彼女と同一人物である、とはどうも考え難い。

彼女達は、昔はおじいちゃんと暮らしていた様だ。
しかし、彼女達の祖父の生死は明かされていない。

おまけ:「学校の先生の素質があるのかも」と推測を立てていたら、
2005年11月23日発売の「ロックマン エグゼ6 電脳獣ファルザー」にて、
彼女がモデルの「城戸 舟子」(きど しゅうこ)が先生として登場した。

関連用語:アッポ ダー

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シューバフン
しゅーばふん

サウル・カダ島の遺跡で見られる、茶色の球体をした特殊なリーバード。
リーバードと言うよりはいわばトラップの様なもので、攻撃する事も倒す事も出来ない。
ヘブンのディフェンスエリア、更にエレベーターを直すとサイドエリアにも出現する。

通路に仕掛けられており、普段は床に隠れているが、
真上を通ると突然現れ、捕まるとライフを吸収される。
ダメージは与えられないが、中で暴れられる事に弱いらしく、
激しく方向キーを動かすことでダメージ時間が短縮される様だ。

襲いかかって来る寸前に黄色い光が立ち上るので、
素早くジャンプ、または側転すれば回避出来るが、
逃げ遅れると挟み込まれてかなりのダメージを受けてしまう。
(ジャンプして真上に着地しても、やはり挟み込まれてしまう)

付近に別のリーバードが居ると恰好の餌食にされるので、
捕まってしまった場合は中で暴れて、素早く攻撃を中断させよう。

名前の由来(推測):リーバードが現れた時の効果音から
(「シュー!」と現れて「バフン、バフン…」と煙を吹き出す)

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重力トラップライン
じゅうりょくとらっぷらいん:gravity trap line

ヘブンにのみ存在する特殊なトラップ。
通路に仕掛けられているビーム状の縦格子を通過すると、
エリア内の重力が重くなるという仕掛けになっている。

このトラップはディフェンスエリア内に巧く配置されている為、
ディフェンスエリアを攻略する際には、絶対に避けて通る事が出来ない。
重力が重くなるとロックの体重が重くなり、脆い床を壊せる様になる。

特定の重力でしか開かない扉も存在する為、先に進むには注意が必要だ。

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粛清官
しゅくせいかん:IRREGULAR HUNTER

システム界に属していた頃のロックマン・トリッガーの役職(と推測される言葉)。
イレギュラーを狩る立場にある事から、稀に「イレギュラーハンター」と呼ばれる事がある。
マスターはシステムを脅かすイレギュラーを排除する為、トリッガーを作り出した。

ゲーム中では、トリッガーの「一等」という等級のみが明らかにされており、
“マザー直属の”と言う台詞から、マザーに統括されていたものと考えられる。
市せい官と同様、粛清官もデコイの処理を行う事があったらしい。

なお、同じ“イレギュラーハンター”とは呼ばれているが、
「ロックマンX」シリーズの同名組織との関連は不明である。

名前の由来(推測):粛清(しゅくせい)
厳しく取り締まって、乱れや不正を取り除き、世の中を清らかにする事。
組織内の反対者を追放する、または処刑する事も同じ様に呼ばれる。

裏設定:「電撃PlayStation Vol.146」P.62〜63掲載の「DASH2」インタビュー記事にて、
“―設定部分のことなんですが、ズバリ、ロックは何者なんでしょうか?”という質問に対し、
“簡単に言うと警察みたいなものでしょうか。ある特権を持っていて不正を働きそうなやつ、
働いたやつを取り締まっていくような。”とプロデューサーの稲船さんは回答されている。

関連は不明だが、「ロックマンX」のイレギュラーハンターとよく似た特徴を持っているらしい。
また、「一等」という等級がある事を考えると“一等よりも低級”の粛清官… 分かり易く言えば、
ゲーム中に登場していない、トリッガーとジュノ以外のロックマンが存在するものと思われる。
(しかし、ロックマンについては明かされていない点が多く、詳細は現在も不明である)

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ジョー
じょー:JOE

カリンカ大陸のヨーションカの街で、マリア達と暮らしている謎の男。
10年前の冬の朝、街外れで倒れていたところをマリアに見付けられたが、
負っていた怪我の為か、助けられる以前の記憶を全て失っていた。
右腕にスコープやマズルが付いており、右目に大きな傷痕がある。

倒れていた時に握っていたドロップシップの設計図が、
失った記憶の手がかりになると信じており、ドロップシップの完成と、
何かに駆り立てられるかの様に「禁断の地」を目指そうとする。
思い出せない、しかし捨ててしまう事も出来ない過去を持つ。

カリンカ雪原の奥にある、ヨーションカの廃坑に入る為に必要な鍵を持っている。
ドロップシップの完成に必要なディフレクターを手に入れようとそこに入った際、
ジャイワンに襲われて大怪我を負い、ロックとロールに危ういところを助け出された。
そのお礼として、彼は2人に長い月日をかけて完成させたドロップシップを託した。

彼はその後、ヨーションカの街を空賊連合が襲った際、街を守る為に機動列車を製作するが、
廃坑で負った怪我が完全に治っていなかった為、完成後に再び安静を余儀無くされてしまう。
だが、彼は過去の記憶… バーナー・キャスケットとしての記憶を取り戻していたのだった。

ロールは彼の雰囲気や、彼がドロップシップの設計図を持っていた事などから、
彼が「もしかして自分のお父さんではないか?」と感付いていた様である。
しかし、彼は決してその事を語らず、マリア達と暖かい地方へと引っ越して行ってしまった。
果たして、彼がロール、そしてマチルダとの再会を果たす日は訪れるのだろうか…?

名前の由来(推測):ロックマンシリーズに登場するザコキャラ「ジョー」
Dr.ワイリーがブルースを元に造り出し、量産したモノアイの人型戦闘用ロボットの総称。
「ロックマン」登場の「スナイパージョー」を出発点とし、「2」登場の「スナイパーアーマー」、
「3」登場の「ハンマージョー」など、後のタイトルで様々なバリエーションが登場した。
もしくは「明日のジョー」の主人公、「矢吹ジョー」(やぶき じょー)ではないだろうか。

裏設定:指先にはドライバー他、各種工具が出る仕組みになっている。
手首の上側にはマズルがあり、何かの弾を発射する事が出来るらしい。
アーク溶接も可能で、85馬力の力を発揮出来る。“亜高速分解術”の使い手である。

おまけ:開発スタッフさんの間でも、彼の頭は疑問に思われているらしい。

関連用語:亜高速分解術

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上そうこうちく物
じょうそうこうちくぶつ

カトルオックス島のマスターキーであるロックマン・ジュノが、デコイに汚されたくないと思っているもの。
“上層”にある“構築物”なのだから、地上にある古代の建造物(市街地を区切るゲートなど?)を指していると思われる。
たいしゅうモデルB型のデコイ達は制御が難しく、放っておくとどんどん増えてこれを汚すのでジュノは困っているらしい。
上そうこうちく物にどの様な役割があり、汚されるとどういった影響が出るのかは不明。

裏話:漢字で「上層構築物」と書くのは難しいので、
PSP版「DASH」の字幕では「上そうこうちく物」と書かれている。

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初期化
しょきか:format

古代人が一定のサイクルで、地上に住んでいるデコイ達を一掃する事。
過去数百年間に渡って行われて来たらしく、その度にデコイ達は、
何ものかの手によって皆殺しにされ、彼らの築き上げた文明も滅んでいる。

ロックマン・ジュノは復活してすぐにエデンを召還し、
駐在の職員10000人による、カトルオックス島の初期化を行おうとした。
しかし、エデンに初期化命令を下していたジュノはロックに倒され、
データがトリッガーの権限を用いた事で未然に防がれている。

「人類再生プログラム」とその特徴が似てはいるが、
具体的にどの様な方法で初期化が行われるのかは不明である。

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初期調査隊
しょきちょうさたい

「DASH」の時代から60年程前にカトルオックス島の地下遺跡を調査した、
ジョン、ヴァーリーというディグアウター達によって構成されていたと思われる調査隊。
“隊”と言っても、この2人の事をそう呼んだのか、他にメンバーが居たのかは不明。

2人の調査により、島の地下からは良質のディフレクターや碑文などが発見され、
荒れ果てた島に「カトルオックス島」と言う名前が付けられた。
この調査隊はディフレクターの発見と同時に、島の全土を覆う程の地下遺跡の存在を明らかとしたが、
2人の遭難事故と、島にまつわる不気味な伝説によって、その多くが封印される事となったのである…

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職員
しょくいん:staff

エデンに10000人駐在しているという事以外、何も明かされていない謎の存在。
生き物なのかロボットなのか、その姿すらも不明だが、エデンが召喚され、
カトルオックス島の初期化処理申請が行われると、この職員達の手によって、
島に住むデコイ達の「初期化」… つまり皆殺しが行われるのだと言う。

過去数百年間の間に、島に住んでいたデコイが幾度か発展し、
何度も滅びている事からしても、過去に何度かエデンが召喚され、
職員達による初期化が行われて来た事は想像に難くない。

気にかかるのは、ロックマン・ジュノがロックに対して言いった、
「ものの5分もしないうちに全ての作業を完了するでしょう…」という言葉。
これはつまり、職員達が恐るべき殺戮能力を持っている事を示している。

島一つを滅ぼす程の恐るべき殺戮能力を持つ、謎の職員達。
次にエデンが召喚されるまで、彼らは眠り続けているのだ…

裏設定:ゲーム中では、正確には「しょくいん」としか書かれていないが、
当大全集中では、平仮名では読み難いので漢字で「職員」と表記している。
(字幕が表示されるPSP版「DASH」でしか確認する事は出来ない)

「ナムコ クロス カプコン」第44話で再びエデンが登場したが、
エデン・コントロールルームで確認されたのはリーバードの姿のみ。
職員の正体が一体何なのかは、現在も謎に包まれたままである。

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署長
しょちょう:Captain

ライシップ市警察(ゴールドシティ警察)の女署長。46歳のベテラン。
部下には厳しいが、本当は何時も部下の事を気にかけている。
失敗ばかりする新米警官、デニッシュをクビにするかどうかで悩んでいた。

出番は少ないが、「トロンにコブン」のエンディングに登場する。
その名の通り、警察署の最高責任者でもあるが、本名は不明。

声優:大谷 育江さん

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ジョニー
じょにー

ニーノ島を治めているギルドマスターと常に行動を共にしている男。
封印の鍵を狙ってグライド一家が攻めて来た際、消火器を背負って、
ロック達と共に、街を守る為にシタッパー達との熾烈な攻防を繰り広げた。
運搬船「スカヴァラダー」を所有している。

代々「かんしゃくだま」を受け継いでおり、
島を救ったお礼にと、それをロックに譲ってくれた。
コブン達と同様、黒焦げになっても、
海に投げ落とされても元気なおじさんである。

声優:家弓 家正
裏設定:実はルミノアの街に彼の奥さんが居る。
実際に彼女と会話する事も可能である。

現在はギルドマスターと行動を共にしているが、
若い頃はヨーションカの街のバーに居るおじいさんとコンビを組んで、
色々なダンジョンをディグアウトしていたディグアウターである。

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ジョン
じょん:JOHN

「ロックマンDASH」の時代から60年前、カトルオックス島を調査したディグアウターの一人。
ヴァーリーと共に島の地下から良質のディフレクターを持ち帰り、島の名前の由来となった碑文を発見。
彼らの初期調査によって、この島には無数の地下構築物が存在する事が明らかにされたが、
2人の不運な遭難事故と、島にまつわる不気味な伝説によって、その多くが封印される事となった。

その後、2人が帰って来たと言う記録は残されていない。
ヴァーリーと同様、どの様な人物だったのか詳細は不明。

名前の由来(推測):SF作家「ジョン・ヴァーリー」(John Varley)
もしくは「BIO HAZARD」に登場したT−ウィルス研究員「ジョン」

裏設定:「カプコン公式設定資料集 大冒険ガイド」付録のスペシャルポスターの裏には、
「カトル」と「オックス」と言う冒険者が良質のディフレクターを発見した、と記載されているが、
そのすぐ上で「カトルオックス島」を「カルトオックス島」と間違えて記載している事や、
同本28ページで「ジョン」「ヴァーリー」と書かれている事からすると、誤植ではないかと思われる。

なお、公式サイトにも「ジョン」と「ヴァーリー」と明記されているので、
カトルオックス島を発見したのは「ジョン」と「ヴァーリー」である、と断言しても良いだろう。

国内のあらゆる資料を見ても、彼らに関する情報は極僅かである。しかし実は、
日本未発売の青文出版社「洛克人DASH(全)」(2000年7月31日初版一刷)P.26〜27に、
“ディグを若くした様な厳つい男性”として、ジョンとヴァーリーの姿が描かれている。

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しらふ
しらふ:soberness

お酒を飲んでおらず、酔っていない平常の状態(顔)の事。
漢字では「素面」もしくは「白面」、「すめ」や「すめん」とも言う。

ヨーションカの街のバーのママ(女主人)をしているマリアは、
しらふに見えて酔っており、カウンター席に座っているおじいさんは、
話半分で聞いておくと良いかもよとロックにアドバイスしてくれる。

記憶喪失の男・ジョーを愛するのが辛い余りか、
彼女は自分でお店の酒を飲んで酔っている。

客なのにお酒をなかなか飲ませて貰えないおじいさんは、
カウンターの椅子に座ってやきもきしている様だ。

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しろいこな
しろいこな

サルファーボトム号の飛空船ドックに置かれている箱に入っている、
謎の真っ白な粉。その正体は「メリケンこ」(メリケン粉とは「小麦粉」の俗称)。
箱の中身を調べたロックは、これを何か危険なものかと思ってしまった。

名前の由来:「白い粉」 人体に悪影響を及ぼす、白い粉末状の薬物を指す言葉

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白いリーバード
しろいりーばーど:white Reaverbot

謎の女性が引き連れている、体色の白い鳥の様なリーバード。
遺跡に侵入する者を無差別に攻撃する通常のリーバード達とは異なり、
高い知能を持っているらしく、謎の女性の命令に従って行動する。

謎の女性から「ガーちゃん」と呼ばれ、彼女を背中に乗せて高速で飛行する。
サルファーボトム号を一撃で沈めてしまう程の高い攻撃能力を有しているが、
謎の女性の“しもべ”の様な存在である事以外は謎に包まれている。

最新型超高級リーバード「ガガ」の戦闘形態がその正体。
「DASH2」のストーリーの中でこの呼び名が使用されていた。

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白パン
しろぱん:white bread

「アルプスの少女ハイジ」の主人公ハイジが、
友達のペーターのお祖母さんに食べさせてあげたいと、
こっそり隠していた事で有名なパンの一種。
一般的なものは名の通り白く、触感はもちもちとしている。

海の塔でロックが入手したブルーディフレクターで、
ロールが買おうと考えていた食べ物。しかし、
ゲーム中でブルーディフレクターを売却する事は出来ず、
彼女達が後でこれを買っていたのかは不明である。

台詞から推測すると、ブルーディフレクター入手当時、
キャスケット一家はパンも買えない程お金に困っていたらしい?
それとも白パンが普通のパンよりも高いという事なのだろうか。

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新種のリーバード
しんしゅのりーばーど

「5つの島の大冒険!」のイルクス島 3-4 雪原以降に登場する、本作初登場のリーバード。
ライシップ市警察、イルクス島警察署の戦闘メカ「ドラード」とよく似た飛行船タイプのリーバードで、
尾翼が尾ビレの模様になっているなど、その身体はドラードと同じ魚を思わせる。
リーバード特有の幾何学的な模様に彩られた、黄金色の不気味な身体が最大の特徴。

「5つの島の大冒険!」で初めて登場した“新種のリーバード”だが、名称は不明。
もしかするとドラードはこのリーバードを参考に開発されたメカなのかも知れない。

小型だが2体一緒にいる事が多く、近付くと口から攻撃力の高い3発の弾を発射する。
中盤で登場する敵という事もあって、迂闊に近付くととても危険なので注意したい。

裏設定:u-capcom:イラストギャラリー掲載のスタッフコメント(2008年4月8日〜5月20日掲載)にて、
ドラードとよく似たこのリーバードが「5つの島の大冒険!」初登場の“新種”である事が言及されたが、
残念ながらリーバードの名前は明らかにされなかった。現在もその名前は不明である。

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人類再生計画
じんるいさいせいけいかく

「人類再生プログラム」の始動によるオリジナルの人間の再生計画。
オリジナルの人間が全て死に絶えた時、ライブラリに保存されていた遺伝子コードを使って、
地球上にもう一度古い世界を再生させるというもの。「人類再生プログラム」が実行されると、
地上のデコイ達は全て処分され、オリジナルの人間の復活が行われる。

ヘブンのライブラリは唯一、この計画を止める事が出来る部屋で、
ライブラリに入る扉を初めて調べた際、マチルダ(ユーナ)の口からその名が語られている。
マスターは最後に残った唯一の人間として、これを実行する為の準備を進めていた様だが、
彼は人工生命体であるデコイ達に新たな人類の可能性を感じ、未来を託そうとした。

この言葉は上記の場所以外では使われておらず、提唱者など、詳細は明かされていない。

裏設定:この計画のモデルとなったのは、徳間書店「風の谷のナウシカ」7巻で登場する、
シュワの墓所の主が進める“汚染した大地と生命を全てとりかえる計画”と思われる。
腐海により大地を浄化した後、欺き、奴隷として計画の準備に利用した人間達を滅ぼし、
その後に凶暴ではなく、おだやかでかしこい人間を繁栄させる…といったものだったが、
ナウシカはそれを否定し、彼女と彼女の息子、巨神兵オーマによって破壊された。

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人類再生プログラム
じんるいさいせいぷろぐらむ

オリジナルの人間が全て死に絶えた時、ライブラリに保存されていた遺伝子コードを使って、
地球上にもう一度古い世界を再生させる(本物の人間を復活させる)というシステムのプログラム。
ヘブン動力室制御システムでは、発動後はエネルギーの80%を実行に割り振るものとされている。

最後に残った唯一の人間、マスターはこれを作った張本人だが、彼はこれを放棄し、
一等粛清官として危険人物を排除していたロックマン・トリッガーに、システムの破壊を託している。
システム界と敵対した事で“システム史上最大のイレギュラー”という烙印を押されながらも、
トリッガーはマスターの意思を尊重し、システムを破壊し、ライブラリの全データを消す為に必死に戦った。

具体的にどの様な方法で行われるのかは明らかにされていないが、
本プログラムが実行されると地上のデコイ達は全て処分され、オリジナルの人間の復活が行われる。
セラの策略で実行寸前にまで進められたが、ロック達の活躍により、その実行はついに阻止された。

裏設定:マスターがこれを作った張本人という設定は、ゲーム中、攻略本では見られない、
集英社「Vジャンプ」2000年9月号P.127(2000年7月21日頃発売)でのみ明かされた設定。
モデルとなったのは「人類再生計画」と同じ“汚染した大地と生命を全てとりかえる計画”と思われる。

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人るいの起源の謎
じんるいのきげんのなぞ

ヨーションカの街の、裏にごみ箱がある民家の本棚にある本。
本のタイトルか、本の中に書かれている内容かは不明だが、
DASHの世界に住む人類の起源の謎について書かれているらしい。

ロックマンDASHの世界に生きている人間達は全て「デコイ」であり、
彼らは自分達が作られた存在で、本物の人類が既に滅んでいる事を知らない。
マスターが死に、オリジナルの人間は絶滅した。

ちなみに、ロックの感想は「ふ〜ん……」。

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スーパー工具
すーぱーこうぐ:super tool

PS版「DASH」のオフィシャルイラストでロールが左手に持っている工具。
見た目は拳銃型で、“スーパー工具”と何だか凄そうな名前を持つがゲーム未登場。
光線を発射出来そうにも思えるが、光線などは出ないと設定されている。

手に持った形で描かれている為、イラストではグリップの形状が分からないが、
PS版「DASH」発売当時に雑誌に掲載された広告(※)に3Dモデルが掲載されている。
グリップ部分はロックマンXシリーズのゼロの武器「ゼットセイバー」と良く似ており、
拳銃と同様に引き金が付いている。また、左右対称の形に作られている事も分かる。

※プラモデルのランナーに、ロックのヘルメットやコブンなどのパーツが付いており、
その中央でデータが上を向いている(集英社「Vジャンプ」1998年4月号P.223〜224などに掲載)。
スーパー工具は左右対称に、半分に分割された状態でランナーに付いている。

裏設定:「スーパー工具」という名前と「光線などは出ない」という設定は、
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 22328(閲覧不可)で明かされた公式設定。
ロールの持ってる銃っぽい物体は何なの?という質問に、開発スタッフさんが回答されていた。

ちなみに、イラストと広告とではグリップ上の丸い部分の「−」の角度が異なっており、
その点を考えると、どうやらグリップ上の丸い部分は回転する仕組みになっているらしい。
先端部分の形がスパナに似ているが、もしかするとこれは“電動スパナ”なのだろうか?

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ズーフ・ゲレード
ずーふ・げれーど:Zuuf Geleido

全高/12.7m 全長/15.3m 最大時速/105.7km/h

ボーン一家の水上主力戦艦、バルコン・ゲレードの量産型ボーンメカ。
ワイリーが所有するボートを盗み出し、それを改造して造り上げられたものである。
ジュウイン湖水上戦で登場し、湖中央のサブゲートを目指す潜水ボートを襲撃した。

初めは水の中に潜んでいるが、ロック達の船が近付くと水面に出現し、
黄色い機体は対艦ミサイル、赤い機体は水面下を進む魚雷を発射して攻撃。
破壊されるともがく様にして水柱を上げ、水の中へと沈んで行く。
なお、ゲーム中では確認出来ないが、コブンがパイロットとして搭乗している。

裏設定:機体の推進器にはスクリューを採用しており、
ロック達との戦いでは、船の下をぐるぐると回っているらしい。
船底を襲えば楽に勝利出来そうなのに、何故水上で戦ったのだろうか。

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スイキョウ
すいきょう

「物好き」や「好事」などの意味を持つ「酔狂(粋狂)」のこと。
好事(こうず)とは、珍しい事や変わった事に興味を持つという意味。
ジジがマスターに対して使っていた言葉である。

セラのしもべであるジジは、マスターがトリッガーを側に置きたがる事に理解を示さず、
「マスターも何のスイキョウであのようなものをそばに置きたがるのか…」と口にしている。
彼のその疑問に対し、セラは「マスターもさみしいのだ」と答えていた。

裏設定:最新型超高級リーバードのジジは、トリッガーよりも等級が上だったらしく、
同じセラの下に属していたにも関わらず、上記の様に彼を下等の存在として見ていた節がある。
後に2人が戦った際には、ジジはロックに対して「失望したよ、トリッガー」と言い放っていた。

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水夫
すいふ:SAILOR

巨大飛空船サルファーボトム号の警備を任されている一般水兵達の事。
機関銃を標準装備しており、ミュラーや客人達を、常に危険から守るべく警戒している。
しかし、非常時にはミュラーの言う事を全く聞かずに機関銃を乱射したりもする。
盗聴器をベルトに仕込まれたりする程、大柄な体格の男ばかりで構成されている。

一般水兵という名はゲーム中には登場しておらず、
ゲーム中ではミュラーが「水夫」と一度だけ呼んでいる。

名前の由来:「水夫」 船乗りのこと

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スカヴァラダー
すかう゛ぁらだー

ニーノ島のルミノアの街に住んでいる、ジョニー専用の運搬船。
島が襲撃された際、ムッティとシタッパー達によって撃墜されてしまった。
ロックの1.5倍程度の長さを持つ小型の飛行船。

島の遺跡内に棲息するリーバード「マンドマンタル」と形状、特徴が似ている事から、
この船の製作者が何らかの形でそれを見て、船のモデルとしたのではないかと推測される。
過去に、バレル以外のディグアウターがこの遺跡に入っていたという事なのだろうか?

名前の由来:ロシア語の「フライパン」
裏設定:船の上面は、滑り止めの為にゴムで加工処理を施されている。
尻尾部分が居住区となっていると言う設定…だが、実際に登場した機体はかなり小さい。
一人乗り用の完全な運搬専用船、と言う風に設定変更されているのでは無いだろうか?

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鋤焼き
すきやき:sukiyaki

「ロックマンDASH2」で登場した料理名のひとつ。
鳥または獣または魚肉に、ネギ・豆腐・しらたきなどを加え、
しょう油・みりん・砂糖などで味付けして鉄の鍋で煮ながら食べる日本料理。

ヤクト・クラベ改を倒した後、ロックとロールの話題になっていた。
ロックの好きな食べ物でもある。

名前の由来:「鋤の上で焼いて食べたことから」、
「肉をすき身にして焼く事から」だと言われている。

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スターター
すたーたー:starter

コンソールモニュメントを操作する為に必要な始動装置。
カードンの森のサブゲート、及びジュウイン湖のサブゲートにのみ存在し、
ディフレクターを保護するシールドを解除する為に必要となる。

両遺跡で各3つ、遺跡内の何処かに置かれているのを見付けなければならない。
ジュウイン湖のサブゲートでは3つ全てが宝箱に入っているが、
カードンの森のサブゲートでは1つ、しかも錆びて開かない宝箱に入っており、
残りの2つは無造作にも地面に置かれている。

名前は「始動装置」だが、実物は鍵の様な形に造られている。
その為一部では「スターター・キー」と呼ばれている事もあり、
コンソールモニュメントにはめ込んで使用すると考えられる。
両遺跡のディフレクターを回収する為に必要不可欠なキーアイテム。

名前の由来(推測):
スターター(starter) 始動装置

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ズダぶくろ
ずだぶくろ:holdall

ラッセルが肩に担いでいる、だぶだぶして、何でも入る様な大きな袋。
ラッセルの象徴とも言えるもので、ジップはこれがイカしてると思っている。

彼が背負っている… この袋に入っているのはディグアウトの道具。
集英社「ロックマンDASHシリーズ トロンにコブン お宝ガッポリガイド」の、
ウラ表紙から数えて22ページに、袋の中身について言及されている。

なお、表紙から数えて66ページには「ずたぶくろ」と記載されている。
ジップとの会話には「ズダぶくろ」とあるが、台詞は「ずた」と聞こえる。

名前の由来:ずだぶくろ 「ずたぶくろ」とも言う。

頭陀(ずだ:衣食住に対する欲望を払い除ける修行)をする僧が、
経巻、僧具、布施物などを入れて首にかける袋、
死人を葬る時、その首にかける袋の2つも“頭陀袋”と呼ばれる。

関連用語:ラッセル

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スノルビット
すのるびっと

禁断の地と、カリンカ大陸の遺跡に出現するウサギ型リーバード。
小柄で普段は雪の中などに隠れており、近付くと煙を撒きながら出現。
ぴょんぴょんと跳ねながら移動し、頭を回転させて光弾を放つ。
足の裏にトゲの様なものがあり、そのおかげで滑らずに移動出来る様だ。

持ち上げると暴れ、ロックを蹴飛ばしてしまう。
身体が大きいなどの理由で持ち上げられないものは多いが、
持ち上げた状態から逃げ出そうとするリーバードは珍しい。
出合った時は、持ち上げを使わない様に注意しよう。

名前の由来(推測):雪兎「snowshoe rabbit」、
もしくは雪「snow」+ウサギ「rabbit」

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スピードステルスロックマン(仮)
すぴーどすてるすろっくまん(かり):SPEED STERLTH ROCKMAN

「ロックマンDASH」設定初期の段階で考えられていた悪ロックマンの一人。
姿が見えなくなるステルス装置を両肩に装備した、凄いスピードの持ち主らしい。
もし実際に登場していたとしたら、強敵だった事だろう(ゲーム未登場)。

背丈が高く、すらりとしたその脚は非常に細長い。
ハンサムな顔付きだが、その目からは邪悪なものが感じられる。
両肩の丸いステルス装置は、巨大なレンズを彷彿とさせる。

設定資料集に掲載されている等身図を参照すれば一目瞭然だが、
スピードステルスロックマン(仮)は、ボンと同じ位の背丈という設定だった。
同じ等身図で彼は何と、ロックの背丈の約2倍もの大きさで描かれている。

関連用語:悪ロックマン

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スリーパー
すりーぱー:SLEEPER

セントラルゲート2枚目の扉に書かれている謎の言葉。
カトルオックス島の地下都市 エリア2に保管されている、
「スリーパーの鍵」を使う事で扉を開く事が出来る。

「スリーパー」が何を意味しているのかは不明だが、この言葉は元々、
セントラルゲートの前身と思われる「地下最重要防護扉」に使用されたもの。
防波堤のニックネームを取って名付けられた2枚目の扉の名前であった。

名前の由来(推測):「SLEEPER」 眠る人

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セイト
せいと:SEITO

「ロックマンDASH2」に登場するヤイトの誤記。
電撃PlayStation Vol.141(2000/4/28)のP.36にのみ記載されている。
ヤとセの2つはよく似ているので、間違えない様に注意しよう。

…まさかとは思うが、「生徒」と間違えたとでも言うのだろうか?

おまけ:実在の“SEITO”さんは、カプコンデザイン室に所属しているデザイナー。
「ロックマンX5」に登場したファルコンアーマーなどのデザインを担当された。
ちなみに、「R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス」において、
“SEITO”という名前が、日暮 竜二さんの別名義であった事が明かされている。

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聖なる輝石
せいなるきせき:Aurora Stone

ライシップ島のシャラクンの遺跡に眠っているディフレクターの一種。
青・黄・赤の3つが存在し、青は50000ゼニー、黄は150000ゼニー、赤は500000ゼニーの価値がある。
「トロンにコブン」のMISSION3「お宝をディグアウト!」では、これをディグアウトする事が目的となるが、
強力なリーバードや様々なトラップによって守られており、一筋縄では入手する事は出来ない。

青はハンムルドール、黄はコルトコイタンとジープコイタン、赤はグラビアゥワが守っており、
ボスリーバードを倒せば、そのリーバードが守っていた聖なる輝石が部屋に出現する。
ダンツやペールなど、遺跡を探索していたほとんどのディグアウター達がこれを狙っていたが、
最終的には、フェルケルとコブン達が3つの輝石を全て入手する事に成功した。

“聖なる輝石”とは、この3つのディフレクターにのみ適用される呼称。
何故ディフレクターと呼ばれず、聖なる輝石と呼ばれるのかは不明である。

関連用語:Aurora Stone

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ゼニー
ぜにー:ZENNY

ロックマンDASHの世界での通貨単位。1ゼニー=1円に相等。
硬貨・紙幣が存在し、小型のディフレクターもこれの一部として扱われる。
一般に、スペルの頭文字を元にした略称「Z」と書かれる事が多い。

何を買うにもお金が必要なので、命を賭けてでも稼ぐディグアウターも少なくない。
店で物を購入する以外には、特殊武器の改造などでもゼニーが一定額必要となる。
銀行に行けばお金を預ける事も可能だが、ゲーム中でロックがお金を預ける機会は無い。

名前の由来(推測):銭(ぜに) お金の呼び方の一種
裏設定:「ワイリー&ライトのロックボード ザッツ&パラダイス」など、
この単位は、カプコンから発売された他のゲームでも多く使用されている。
「ロックマンXコマンドミッション」でもこの単位が使われていた。

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セラ
せら:SERA

禁断の地で発見された「謎のひし形」の中に封印されていた謎の少女。
その正体は「人類再生プログラム」実行の為、マスターによってユーナと共に作られた、
今は亡きマスターと、システムに忠実に振舞おうとするマザーコンピューター。
同じマザーであるユーナと区別する為、“マザー0”とも呼ばれるらしい。

システムに忠実に生きようとするが為に、自分自身の全てをシステムに束縛されており、
同じマザーであるユーナの様に、システムを離れ、自由に行動する路を選ぶ事が出来なかった。
自由に振舞う事が出来ない自分に憤り(いきどおり)を感じている。

ミュラー達に保護された後、封印の鍵が4つ揃うまではずっと眠り続けていたが、
鍵が揃うのと同時に、しもべであるジジにサルファーボトム号を占拠させ、封印の鍵を奪い去った。
「人類再生プログラム」を実行しようと、ヘブンのライブラリにおいて、ロックと戦闘端末で対決した。

「DASH2」の最終ボスにして、ロックマン全シリーズ初の“女性”最終ボス。
初登場時、極寒の地に一糸まとわぬ姿で現れ、プレイヤーの度肝を抜いた。

声優:矢島 晶子さん
名前の由来:セル(cero)をもじったもの。スペイン語で「0」を意味する。
DASHまわり掲示板過去ログLogged tree under 32397(閲覧不可)で明かされた。

裏設定:マスターが死んだ直後、彼女は自らの命令を無視してマスターを死なせた上、
システムを破壊し、ライブラリの全データを消そうとするロックマン・トリッガーと対立。
彼との激闘を繰り広げたが、なかなか決着はつかなかった。

業を煮やした彼女は、自ら地上へと降りてトリッガーと対決。
しかし、地上では自分の力を発揮し切れず、とうとう2人は相打ちとなった。
その時、傷付いたトリッガーとセラを封印したのがユーナだった。

禁断の地で発見された後、具体的にどういった会話が成されたのかは不明だが、
“封印の鍵を揃えなければ死んでしまう”とミュラー達は説明されていたらしい。

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ゼロ
ぜろ:ZERO

ロックマンDASHの世界で放送されている人気アニメ「ロックマンZERO」の主人公。
ロックマンXシリーズに登場するエックスの親友「ゼロ」と同一人物(レプリロイド)らしく、
この世界では彼が使用する武器「ゼットセイバー」の玩具が発売されている。

カリンカ大陸のヨーションカの街にある雑貨屋の壁には、
黒いゼロ(ブラックゼロ)が描かれた大きなポスターが貼られている。
カッコいい姿をしている事もあり、DASHの世界でも人気が高い。

“ZERO”はエックスの親友であり、ライバルでもある特A級のイレギュラーハンター。
イレギュラーに対しては情け容赦無く、少しがさつでクールな性格をしているが、
悪を憎む気持ちはエックス以上に熱く、強力無比なゼットセイバーで全てを両断する。
彼の正体は、“X”を破壊する為にDr.ワイリーが造り出した最後のロボットである。

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センサー
せんさー:sensor

オペレーターが使用する、ディグアウトサポート用の装置の一種。
ロックの付近に居るリーバードの“影”を捉える事が出来るものらしい。
その点から、モニターやレーダーに関わりがあるものと推測される。
エンジンを交換し、改修を施された後のフラッター号にも装備されている。

具体的にどの様な機器なのかは不明だが、これ無くして、
ロックはディグアウトを行えないと言っても過言では無いだろう。

名前の由来(推測):センサー(sensor)
危険なものなどを捉え、表示する「感知装置」の事。

裏設定:この機器の名前の初出は「DASH」のオープニングデモ。
「2」のロールの日記「封印の鍵・・・1つめ」にも記載されている。

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潜水ボート
せんすいぼーと:diving boat

カトルオックス島のジュウイン湖の畔に建てられている、
ボートショップ「Wily's BOAT」所有のレンタルボートの一艇。

最初は壊れていて動かす事が出来なかったのだが、
ロールがイエローディフレクターを使い、彼女の手によって完全に修復された。
持ち主であるワイリーの心遣いにより、ロック達は自由に使用させて貰っている。
その船体はロックの背丈の約3倍の高さを誇る。

船内にはディグアウトのサポート用の装備が組み込まれており、
そのおかげで、ロールはジュウイン湖のサブゲートのサポートも行う事が出来た。
しかし、何故この船にこの様な装備が組み込まれているのかは不明である。
この船の持ち主であるワイリーの過去に、何か深い関係がありそうだが…

裏設定:ゲーム中では水上のみでの活躍だったが、実は潜水機能も備えられている。
船先の丸い窓の辺りにコックピットが在り、その上にはセンサーが取り付けられている。
陸ドック上にある場面がある為、実際のゲームでは船底も含めた全体のモデルが作られた。

ディフレクターで動く事から、動力部にはホロン機関が組み込まれている事が分かる。

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戦闘端末
せんとうたんまつ

マスターの意志を汲むロックと戦う為に、セラが装備して現れた戦闘用の端末ボディー。
端末が華奢な少女の姿をしている事に対し、戦闘端末は人型の巨大リーバードの様な姿をしている。
巨大な体から繰り出される攻撃は圧倒的で、その力は今までに戦ったボス達とは比べ物にならない。
ロックマン・トリッガー以上の強大な戦闘能力を持つ、ロックにとって最大・最強の敵。

ロックマン以上の存在という事もあり、「DASH」に登場したロックマン・ジュノ以上の強敵で、
第1形態を倒しても、蝶の様な翼と巨大な腕を持つ、更に強力な第2形態に身体を変化させて復活する。
各形態ごとに多彩な攻撃手段を持つが、特に第2形態が腹部から発射するレーザーの威力は恐ろしい。

このセラ戦闘端末第1形態・第2形態が「ロックマンDASH2」の最終ボス。
ロックマンシリーズ中、最終ボスが女性なのは「DASH2」が初めてである。

裏設定:戦闘端末が一体誰に作られたものなのかは正確には不明だが、
これを装備するセラ、彼女に匹敵する戦闘能力を持つトリッガーを作った事を考えると、
システムを脅かすイレギュラーを排除する為に、マスターが作り出したものと思われる。
端末と同じもの(=端末が変化したもの)なのか、別のものなのかは不明。

2000年2月頃に発行された「CFC FAN-BOOK CAP! 2000 WINTER Vol.12」P.15には、
開発スタッフの石原さんが、ラスボスのデザインを河野さんの所に持って来る写真が掲載されている。
「DASH2」のマスターUP直前現場レポートという事もあって、デザインは勿論非公開にされていたが、
この冊子が送付された2000年2月時点で、既に戦闘端末のデザインは考えられていたらしい。

気になるそのデザインは、第1形態は集英社「Vジャンプ」2000年8月号(同年6月21日発売)P.71、
第1形態の色違いと、第2形態のデザインはPC版「DASH2」のエンディングにのみ収録されている。
第1形態のデザインは集英社「ファイナルディグアウターズファイル」P.146にも収録されてはいるが、
そちらでは上半身がカットされており、下半身と右手の先、横向きの線画しか分からなくなっていた。

2007年11月18日開催のロックマン20周年記念イベントでは、石原 雄二さんが描き下ろした、
ロックと対峙する第1形態、及び第2形態のシルエットが描かれた20周年記念色紙が展示されていた。
「R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス」カバー裏で絵柄を見る事が出来る。
(後にこの色紙は、ロックマンシリーズ公式ポータルサイトのキャンペーンでファンにプレゼントされた)

おまけ:当初、『DASH』(※)のオープニングは“ロック対セラ”で始まる予定… つまり、
ロックマン・トリッガーがマザーに対して戦闘を起こす所から始めようかと考えられていた。
しかしこの案は、いきなりすごい操作をしなければ勝てないという事で残念ながらボツになった。
「電撃PlayStation Vol.146」P.62掲載の稲船 敬二さんへのインタビューで明かされた裏話。

※実際の文章には「2」の文字が無い為、「DASH1」を指している様にも思えるが、
これは「DASH2」の記事での話なので、恐らく「DASH2」を指していると思われる。

インタビュアーからの質問に対し、ロックは“簡単に言うと警察みたいなもの”で、
“ある特権を持っていて不正を働きそうなやつ、働いたやつを取り締まっていくような”と、
稲船さんはロックの正体(=一等粛清官の設定)について分かり易く説明されている。
しかし、ゲーム中ではトリッガーが「システム史上最大のイレギュラー」と呼ばれている事に対し、
稲船さんは“実際におかしくなったというか、おかしいと思われるマザーに対して戦闘を起こす”
“この物語ってそこからの話なんですよ”と、ゲームの設定とは異なる内容が語られていた。

DASHの生みの親である稲船さんが公式の場で発表された事なので、
単純にゲームの方が正しくて、このインタビュー記事が間違っているとは考え難い。
ロックマン・トリッガーとセラは、果たしてどちらが“イレギュラー”だったのだろうか…?

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セントラルゲート
せんとらるげーと:CENTRAL GATE

メインゲートの最下層にある、ウォッチャー、スリーパー、ドリーマーと書かれた扉の総称。
3枚の扉の奥には、ロックマン・ジュノが眠って(封印されて?)いる扉が存在する。

メインゲートの中にあるコンソールで開閉操作を行う事が出来るが、
エデンによりシャットアウトされている為、開く事は出来ない。
ウォッチャー、スリーパー、ドリーマーの3つの鍵を用いて、手動で開閉を行う必要がある。

これを開けた事により、ロックは自らの手でジュノを目覚めさせてしまう。
ジュノを止める為に、彼はこの扉よりも更に奥のエリアへと走り出す。

裏設定:設定段階ではこれに酷似する「地下最重要防護扉」と言う設定画が存在。
実際の扉は4枚別々だが、設定画では1枚の扉(?)として描かれており、
封印を解く度に3重の強固な扉が開く、と言うメカニズムになっていたらしい。

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操舵輪
そうだりん

船の舵(かじ:水を掻いて船を進める道具)を操作する輪状の操縦桿。
これを左右どちらかの方向に回し続ける事で、回した方向に船を旋廻させる事が出来る。
DASHの世界には、これが飛行船の操舵用に設置されている船が多く存在する。

ちなみにフラッター号の舵輪に付いているハンドル部分は全部で8つ。
これを握っている時のロールちゃんが一番可愛いらしい(ロック談)。

裏設定:ロールはこれを右に回し、フラッター号を右旋回させる事が多い。
ロックマンDASHまわりのみなさまからのお便り(その1)で語られている内容によると、
“いろんなのつくる時間無かった”と言う開発時の都合でこうなってしまったらしい。

プロデューサーの[河]さん(河野 禎則さん)のこじつけによると、
“エンジンの慣性モーメント(回転のし難さ)を考えると、フラッター号の場合、
右旋回の方が回転半径が小さくなるのだよ”…との事である。

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ソリ
そり:sled

「5つの島の大冒険!」のイルクス島(3-4 雪原)でのみ見る事が出来る特殊な設備。
細長い板の底に刃が付いており、上に乗ったり、側面に触れると凄いスピードで下り坂を滑り出す。
巨大な雪玉が当たったり、攻撃してもびくともしない頑丈な作りだが、壁に激突すると壊れてしまう。

これに乗って滑ると、長い坂道を一気に降りられるので非常に便利だが、
降りるのが間に合わず壁に激突してしまうと、衝撃でロックが転び、ダメージを受けてしまう。
雪玉で追加ダメージを受ける危険性もあるので、壁が近付いてきたらジャンプで跳び下りよう。
ちなみにソリが滑って行ってしまっても、暫くすれば雪の中から新たなソリが出現する。

同じ雪に覆われていても、平坦な地形の多いカリンカ大陸ではこの道具は見られない。
イルクス島では雪原を通る際に、これを使って重い荷物を運んだりしているのだろうか。

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それいけディグアウター
それいけでぃぐあうたー:How To Be A Digger

「それいけディグアウター」
バレル・キャスケット作

サルファーボトム号 第2デッキ(クルーデッキ)の船室に置かれている本。
机を調べると見付ける事ができる。著者はバレル・キャスケット。

内容はビギナー向けの入門書。題名から察するに、
おそらくはディグアウターの基礎知識について書かれているものと思われる。
勢いのあるタイトルだが、一体どの様な事が記されているのだろうか。

関連用語:How To Be A Digger

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