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ロックマンDASH大全集(総登録数:633用語)
   解説書 フレーム版 ノンフレーム版
最終更新日:2012/05/08
管理人:CAPコブン

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バーナー・キャスケット
ばーなー・きゃすけっと:BURNER-CASKET

10年前、禁断の地で妻のマチルダと共に行方不明になったロールの父親。
肌身離さず家族の写真を携帯している、とても家族思いな父親だったが、
禁断の地のディグアウト中にアクシデントに巻き込まれ、行方不明になってしまった。

禁断の地に突入する為の降下専用船「ドロップシップ」の設計・開発者。
服装は作業ズボンに、ロールのものとは少し形状が違うキャスケット。
彼の髪型が、色こそは違うがロールに良く似ているのが親子である証拠である。

10年前の冬の朝、カリンカ大陸のヨーションカの街でマリアに保護されたが、
負っていた怪我のせいか記憶を失っており、現在は「ジョー」と名乗っている。

おまけ:集英社から発売された設定資料集の中で、かなり不可解な点が存在する。

「バレルを見て育った息子もディグアウターになった」
(キャスケット一家・家計図より抜粋)と言う記述が示す通り、
「DASH」の時点では“バーナーがバレルの息子”という設定がなされていたはずが、
「DASH2」では“マチルダがバレルの一人娘”という全く逆の設定がなされている。

これは、この本を発売した集英社が設定を間違えてしまっていた(勝手に設定を造っていた?)、
あるいはスタッフさんが、この設定を忘れてた為に生じた矛盾では無いかと考えられる。

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ばあさん
ばあさん:grandmother

バレルの妻にして、マチルダの母、ロールの祖母にあたる女性。
その存在については「大人のロール」という設定画でのみ言及されているが、
名前やその姿はおろか、存命なのかさえ不明である。ゲーム未登場。

成長し、大人になったロールは彼女の祖母(の若い頃)にそっくりらしく、
「ハアハア… ばあさんにそっくりじゃ」とバレルが喜んでいる姿が描かれている。
(正にウケ狙いといった内容だが、実はロールの祖母に関する唯一の記述

なお、嘗てDASHまわりで利用可能だったグリーティングカードサービスには、
若き日のバレルと思われる義眼の男性が、頭にバンダナを巻いた女性と、
海に沈む夕日の中で握手を交わしている… という謎のイラストが存在していた。
もしかするとそこに描かれている女性こそがバレルの妻だったのだろうか?

しかし、女性の前髪は大きく突き出ており、助手時代のアメリアの可能性もある。
その女性がバレルの妻だったかは明かされておらず、真相は現在も不明である。

裏設定:光文社から発売された「4コマギャグバトル」の63ページには、
「キミのばーさんは30年前に……」という、ミュラーの意味深な台詞がある。

4コママンガの内容を公式設定として捉えて良いかには疑問が残るが、
この台詞はもしかすると、バレルの妻が「DASH2」の時代の30年前… つまり、
彼らが禁断の地に挑んだ頃に亡くなった事を示しているのではないだろうか?

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パウラン島
ぱうらんとう

未開の遺跡が多い島
(フラッター号エリア移動画面の説明より)

「ロックマンDASH 5つの島の大冒険!」の「エリア2 パーツを集めろ!不時着したフラッター号」の舞台となる島。
不時着したフラッター号を修理する為、遺跡をディグアウトして必要なパーツを探すロック達の前に、トロンを喜ばせようと決心したティーゼルが現れる。
襲いくるボーン一家のメカを退け、フラッター号に使えそうなパーツをディグアウトし、占領された町を開放して行くロック達。
そんな中、一番奥にある宝を手に入れようとした人達が次々に亡くなっているという遺跡で、ロックは宝と思わしき“あるもの”を発見するのだが…

ステージ/ミッション一覧
2-1 草原 … 町へ向かえ!
2-2 町・東 … ボーン一家を退治せよ!
2-3 北の遺跡 … フラッター号のパーツを手に入れろ!
2-4 北西の遺跡 … フラッター号のパーツを手に入れろ!
2-5 呪われた遺跡 … 呪われた遺跡をディグアウトせよ!
2-6 町・西 … 町のボーン一家を退治せよ!
2-7 西の遺跡 … 再戦!ボン・ボーン!!

シーロス島と同様に穏やかな環境だが、シーロス島よりも町の規模が大きく、
未開の遺跡が多く存在する島(iNSIDEに島の全景写真が掲載)。しかしディグアウトで活発というわけではなく、
島に住む人達はディグアウトをあまりしない。この島では呪われた遺跡にまつわる不吉な噂が恐れられている。

関連用語:シーロス島 イルクス島 ウラコイ島 太古の塔

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博士
はかせ:doctor

学問や芸道などで、その道に深く通じている人を指す言葉。
優れた知識と識見(しきけん:物事を正しく見分ける能力)を持ち、
人にそれを教えるだけの力を持っている人の事を指す。

考古学の権威であるバレルの呼ばれ方の一つ。
彼の家族であるロックや、元助手であったアメリアがこう呼んでおり、
この呼び方から、世間から彼は「バレル博士」とも呼ばれている。

「DASH2」では「ハカセ」と記載されている。
何故、平仮名でもなく片仮名にされているのだろうか。

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鋼の冒険心
はがねのぼうけんしん:steel adventurous spirit

「DASH」のサブタイトルで、「ロックマンDASH」の呼称のひとつ。
この呼び方はシリーズ作品を判別するのに最も優れている… と思われるが、
実際にこの呼び方を使用しているファンは少ない。

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初めてのディグアウト
はじめてのでぃぐあうと:Introduction to Digging

フラッター号のバレルの部屋の本棚に並んでいる本の一つ。
他に「わが人生にディグアウトあり」「帰ってきたディグアウター」という、
2冊の本が並んでいるが、どれもロックには難しそうな本らしい。

「DASH」で登場するが、どの様な本なのかは不明。
誰かの、初めてのディグアウト体験談を紹介しているもの、
またはディグアウトの解説本ではないかと思われる。

関連用語:わが人生にディグアウトあり 帰ってきたディグアウター

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バスター
ばすたー:BUSTER

ロックバスターと同系の、手首の部分が銃口になっている武器の型の事。
ロック以外にグスタフ、バンコスカスが腕に装備している武器を指しており、
こうてつ王子の武器「こうてつバスター」もこの一種であるらしい。

バンコスカスが装備している武器の名称は不明だが、
グスタフの装備は「サーチキャノン」と名付けられている。

この系統の武器は共通して、銃口からエネルギー弾を発射し、
武器だけでなく、そのエネルギー弾を「バスター」と呼ぶ事もある。
ロックマンシリーズ全体で「バスター」の意味はほとんど共通だが、
ロックマンゼロシリーズのみ、拳銃タイプの「バスター」が登場する。

なお、マシンバスターやアクティブバスターなど、
特殊武器にも「バスター」と呼ばれる武器が存在。
発射する弾丸は異なるが、腕の先はどれも銃口となっている。

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バスタータイプ
ばすたーたいぷ:BUSTER TYPE

ロックバスターと同系の、手首の部分が銃口になっている武器の型の事。
ロック以外にグスタフ、バンコスカスが腕に装備している武器を指しており、
こうてつ王子の武器「こうてつバスター」もこの一種であるらしい。

この系統の武器は共通して、銃口からエネルギー弾を発射し、
武器だけでなく、そのエネルギー弾を「バスター」と呼ぶ事もある。
ロックマンシリーズ全体で「バスター」の意味はほとんど共通だが、
ロックマンゼロシリーズからは拳銃タイプの「バスター」も登場する。

なお、マシンバスターやシャイニングレーザーなど、
特殊武器にも「バスタータイプ」と呼ばれる武器が存在。
発射する弾丸は異なるが、腕の先はどれも銃口となっている。

それとは別で、“ロックバスターを装備したロック”もこう呼ぶ事がある。
この事は以前発売された、ユージンSRの公式ページで確認されている。

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バックアップデータ
ばっくあっぷでーた:backup data

メモリーバックアップによって保存された、古代人の記憶を指す言葉。
呼び名は異なるが、メモリーと同じものである。

これが存在する限り、保存した古代人は身体を失っても、
別の身体にそれを移し変える事によって復活する事が出来る。
ゲーム中ではロックマン・ジュノがエデンにこれを保存させていたが、
データがロックマン・トリッガーの権限を用いた事により消去された。

しかし、これを消去された事により、
死んだと思われていたジュノであったが…?

名前の由来:
バックアップ(backup) 万一に備えてデータを保存して置く事
データ(data) 基礎事実、資料、情報、知識

裏設定:ジュノがロックをトラップに陥れた後、
「有無について問い合わせて差し上げますので…」と言っている事から、
DASHの世界には何処かに古代人達のメモリーを保存し、
それを今も管理している機関が存在するものと考えられる。

ゲーム中ではそれ以上の事は語られなかったが…
これはトリッガーのメモリーを保存している者が、
データ以外に存在する可能性を示唆している。

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ハバルール
はばるーる

「トロンにコブン」に登場する、グスタフよりも一回り大きい大型リーバード。
元々は砂漠に住んでいるリーバードで、普段は砂の中でじっとしているが、
誰かが側に近付くと猛スピードで襲い掛かって来る。

円筒型の胴体が4本の脚によって支えられており、
赤い瞳を中心にして、その胴体を常に回転させているのが主な特徴。
脚の付け根を軸として胴体の向きを自由自在に回転させられるが、
旋回して脚の方向を変えなければ前に進めない為、後ろに回られる事に弱い。

身体の小さな個体は体当たり以外に攻撃手段を持たないが、
ナッカイの砂漠で出現する「ハバルール(大)」のみ、瞳からレーザーを放つ。
しかし、最も強敵なのはナッカイの遺跡内に棲息する「ハバルール(黄)」。

身体の大きい個体よりも小さな個体の方が強力と言う、
非常に珍しいタイプのリーバードと言える。

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ハバルール(黄)
はばるーる(き)

「トロンにコブン」に登場するハバルールの最強形態。
高い体力・防御力を誇る、通常のハバルールとは比べ物にならない程の強敵で、
ナッカイの遺跡の中で侵入者を待ち構えている。体色が黄色いのが特徴。

普段は砂の中でじっとしているなどの特徴は、通常のハバルールとほぼ同じ。
ナッカイの砂漠で現れた「ハバルール(大)」とは違った進化を遂げていた様で、
攻撃能力を捨てる代償に、非常に高い体力・防御力を持つまでに到った。

パワーアップしたグスタフでも苦戦させられる程の強敵で、
部屋の隅に追い詰められたりすればただでは済まないだろう。
ナッカイの遺跡内で、最も警戒すべきリーバードであると言える。

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ハバルール(大)
はばるーる(だい)

「トロンにコブン」に登場する、ナッカイの砂漠に眠る超巨大なハバルール。
普段は砂の中でじっとしているが、誰かが側に近付くと起き上がり、
ナッカイの遺跡に近付こうとする者を見境無く襲い出す。

姿形はハバルールのそれとほぼ同じだが、
他の個体の数倍は大きく、その巨大な身体は漆黒に彩られている。
グスタフの胴体程もある巨大な瞳からは強力なレーザーをも放つ為、
これを倒す事が出来なければ先に進む事は出来ないだろう。

普通のハバルールと比べれば体力・防御力共に高いのだが、
ナッカイの遺跡に棲息する「ハバルール(黄)」に比べるとそのどちらもが低い。
防御を捨てる代わりに攻撃能力を得ると言う、違った進化を遂げていた様だ。

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パプリカ
ぱぷりか:Paprika

犬を飼う女の子(ジムの姉)が飼っている斑点模様の子犬。
可愛い外見には似合わず渋い奴で、ジムに負けないくらい正義感が強い…らしい。
アップル商店街に訪れる人の間では「よくほえるワンこう」としても有名。
主君であるジムの命令で(?)、怪しい余所者のトロンを追い駆け回していた。

彼に話しかけるか、彼をキックして追い払うかの判断によって、
後の彼に対するロックの反応は180度違ったものへと変化する。
前者の場合は大人しくて好感的だが、後者の場合は… 要注意。

名前の由来(推測):「パプリカ」
数ある香辛料の中の一種。ハンガリー産の甘味種の赤唐辛子の粉末で、
サラダのドレッシングや、卵・鶏・野菜料理などに使われている。
なお、ピーマンに似た野菜にも「パプリカ」と名を持つものがある。

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バリア
ばりあ:BARRIER

海の塔とカードンの森のサブゲートの中に登場する、
トラップの一種で、物凄いエネルギー反応を示すエネルギー障壁。
その特徴から一部では「エネルギーシールド」とも呼ばれている。

通路を完全に阻んでおり、接触してもダメージは受けないが、
発生源となっているポールを壊さなければ解除する事が出来ない。
壊せない場合はポールの付近にあるスイッチを押して行く事で、
一時的にではあるがバリアが消滅し、先に進む事が出来る。

名前の由来:バリア(barrier) 柵、防壁、障害(物)

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バリアー
ばりあー

ヨーションカの街の廃坑にあるディフレクターを覆う、
とても強力なエネルギーを放つ防御壁。ジャイワンが発生させている。
これを解除し、ディフレクターを抜かないとこのダンジョンは死なない。

色はディフレクターと同じ青色をしており、半透明。
しかしとても強力なエネルギーによって構成されているので、
解除せずに触れると弾かれ、ダメージを受けてしまう。

奥の部屋に居るジャイワンを倒してこれを解除しない限り、
中に入っているディフレクターを手に入れる事は出来ない。
「DASH」に登場する「シールド」と特徴が酷似している。

名前の由来:バリアー(barrier) 柵、防壁、障害(物)

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バリアアーム
ばりああーむ:BARRIER ARM

「タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES」に登場するロックのアタッチメントアームのひとつ。
飛び道具を反射する特性を持つバリアを展開するアームで、飛び道具や相手の体を弾き飛ばす必殺技「バリアアタック」を使用できる。
装備中は相手の必殺技やハイパーコンボをガードした時にもバリアを展開し、ガード時のケズリダメージを無効化する。
特殊技をひとつしか使えないが、使いこなせれば強力なアタッチメントアーム。攻撃力はダメージ補正無しの場合で1040万ダメージ。

見た目、特徴ともにシールドアームとよく似ており、当初はファンの間でもシールドアームと呼ばれていたが、
ゲーム中や「タツノコ VS. CAPCOM オフィシャルキャラクターガイドブック」P.64の解説で正式名称が「バリアアーム」である事が判明。
この他のアームにも「DASH」に登場した特殊武器と同じ様に見えて、実は武器名が異なっているものがある。
これらのアタッチメントアームは「タツカプ」だけでなく、「TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS」にも登場した。

名前の由来:
バリア(Barrier) 柵、防壁、障害(物)
アーム(Arm) 腕

関連用語:アタッチメントアーム

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バルコン・ゲレード
ばるこん・げれーど:Barukon Gelede

全高/27.8m 全長/24.35m 最大時速/185.2km/h

ボーン一家が自ら乗り込む、巨大なカエル型の水上主力戦艦。
対艦ミサイルや誘導ビームなどの様々な攻撃兵器を備えており、
前面の厚い装甲を最大限に活かす、敵艦を正面にした戦法を得意とする。
強力な分、小回りが効かないと言う欠点があり、背面からの攻撃に弱い。

装備している武器は、両腕の先端に内蔵されている両腕内蔵速射砲、
頭部から連続で発射出来、着弾と同時に爆風を伴う対艦ミサイル、
後部対艦砲から放つ爆弾と、最も高い威力を誇る誘導ビームの全4種。

弱点は装甲の薄い両腕と後部対艦砲となっているが、
出現直後は完全無敵となっており、ダメージを与える事は絶対不可能。
ジュウイン湖の南の滝が流れているエリアに誘い込んだ後、
船の後部に回り込める様になってからでしか倒す事は出来ない。

両腕と後部対艦砲を破壊すると、後部対艦砲のあった位置、
甲板の中央部分に誘導ビームを発射する発射口が出現。
チャージに時間がかかるので、連続で攻撃すれば攻撃を無効化出来、
その発射口を破壊出来れば、ロック達の勝利となる。

ゲゼルシャフト号と同様、後に再建造が行われ、
「ナムコ クロス カプコン」に登場した。

裏設定:量産型のズーフ・ゲレードの2倍以上も大きなメカだけあって、
スクリューの音が大きい=スクリューのサイズが量産型よりも大きい。
水面よりも下には、フックの様なものと、小さな足の様なものが存在。
スクリューを覆う様にして、魚のヒレの様な形状に造られた舵がある様だ。

水上船が得意だが、潜水する事も出来る。
ゲーム中では頭だけ出して潜水ボートを追撃した。

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バルコン改
ばるこんかい

「5つの島の大冒険!」の舞台のひとつ、ウラコイ島(4-5 決戦の荒野)に登場するボーンメカ。
以前ロックに倒されたバルコン・ゲレードを改良したもので、同じ「バルコン・ゲレード」とも呼ばれている。
見た目はバルコンと変わらないが、超高熱のマグマの中に潜れる様になった。巨大なカエル型の戦艦。

両腕に内臓された銃口からはマシンガン、艦体後部の2門の砲台からは弾丸と爆弾を発射。
頭部から発射する誘導ミサイルは横に回られた時にしか使わないが、誘導性能が格段に上昇しており、
連続で発射されるので非常に性質が悪い(ダメージも大きく、攻撃して破壊する事も出来なくなっている)。
弱点以外の装甲は完璧と言えるほど厚く、シャイニングレーザーをもってしても貫く事が出来ない。

両腕と2門の砲台を全て破壊すると、今度は前方に誘導ミサイルを発射する様になり、
更に後部の発射口からは高威力のレーザーと爆弾を発射。誘導ミサイルとレーザーは特に攻撃力が高く、
しかも全ての弱点を破壊しなければ倒せないので、今までに登場したボス達とは段違いの強さを誇る。
両腕と後部の砲台2門、そして発射口が弱点となっているところは改良前のバルコンと全く同じ。

弱点の耐久力も高く、ホーミングミサイルは弱点以外の部位を追尾してしまう為、全く役に立たない。
シャイニングレーザーは弱点をかすめる様に撃たなければダメージを与えられないので、苦戦は必至。
「5つの島の大冒険!」に登場する敵の中で最大・最強の難敵と言える。

裏設定:ゲーム中では「バルコン改」と呼ばれるが、「バルコン・ゲレード改」とは呼ばれていない。
正式名称は「バルコン・ゲレード改」で良いと思われるが、ここでは「バルコン改」と呼ぶ事にした。

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バルフラー
ばるふらー

ガルガルフンミー、オタマーンと共に出現する虫型リーバード。
敵意の無い珍しい小型のリーバードで、空中を飛行している。
しかし、ガルガルフンミーがこれを捕食すると体力を回復してしまう。
倒すとエネルギーキューブと特殊武器回復キューブを落とす。

ガルガルフンミーに捕食される前に倒すのが得策だが、
無視して、ガルガルフンミーを倒した方が良いかも知れない。

名前の由来(推測):「ぼうふら」 蚊の幼虫

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バレル・キャスケット
ばれる・きゃすけっと:BAREL-CASKET

ロールの祖父にして、両親の居ないロックとロールの育ての親。65歳。
かつては“不死身のバレル”とまで呼ばれた程の超一流のディグアウターだったが、
寄る年波の為、現在は引退しており、直接遺跡のディグアウトは行わない。
その知識と経験を活かし、新しい世代であるロックとロールに助言を与えている。

お酒を飲むのが好きで、よくチェスをしているらしい。
古代文明の権威(考古学者)で、アメリアは彼の助手についていた事がある。
つかみどころの無い性格で、時々くだらないシャレを言うのが欠点(!?)。
ロールの為に(アドバイザーとして)現役に復帰した、孫思いの優しいおじいさん。

ミュラーとは旧友で、若い頃は共に世界を駆け回り、2人で遺跡の探索をしていた。
2人は「DASH2」の30年前(当時35〜36歳)、禁断の地から生還した只唯一のディグアウター。
10年前、一人娘のマチルダと、その夫であるバーナーが禁断の地で行方不明になっている。
「DASH」から14年前、ニーノ島の封印された遺跡で、ロックとデータを発見したのも彼である。

声優:緒方賢一さん
名前の由来(推測):バレル(barrel) 石油容量の単位、銃身

DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 34437(閲覧不可)にて、
開発スタッフさんが名前の由来を忘れてしまった事が明らかにされている。
上記2つのうち、石油の単位ではなく、“銃身”の方の「バレル」だったかも知れないらしい。
(スタッフさんがその後、名前の由来を思い出す事が出来たのかは不明である)

裏設定:元々は背中がだいぶ丸く、杖を持ったデザインで、女の子の助手が居た。
彼女の設定は、後にレイクサイドパークの病院の看護婦さんへと受け継がれている。
設定画では白衣を羽織っており、博士と言う雰囲気も醸し出していた。

マチルダの母であり、ロールの祖母である彼の妻については、
今のところほとんど明かされておらず、生死すらも不明である。

おまけ:ああ見えてなかなかのオシャレであるとの事(ロック談)。
DASHまわりのオフィシャルギャラリーその4に掲載されている、
彼の若い頃のイラストによれば、若い頃は○○に似ていたらしい…

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バレルの日記
ばれるのにっき:BAREL's diary

……ミュラーから、突然に手紙をもらう
もう一度、禁断の地をディグアウト
したいとのこと

あれから30年たつが、
やつはまだ禁断の地の事を
あきらめておらぬようす

古代文明の危険性については
さんざん話してきたつもりだったが
まるで聞いてはいなかったらしい

すでに有り金をはたいて
巨大な船を造ったそうだ
もう、彼を止める事はできぬと覚悟する

しかしながら、このディグアウトが
わがむすめとその夫の死を
確かめるものにならぬ事を願うのみである

もし、そんなことになったら
まごのロールがふびんである

あの子は、両親に会いたいがためだけに
大いなる遺産を追いつづけてきたのだから

明日、ミュラーに会いに行く予定
どうなることやら・・・

日記は、ここで終わっている

バレルの机の上に置かれていた日記。中身は比較的新しく、
バレルがミュラーに会いに行く前日に書いたものと思われる。
「突然」と言う事は、ミュラーとは随分長い間会っていなかった様だ。

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バレルの一口メモ
ばれるのひとくちめも:BAREL's word memo

ディグアウターズマニュアルの中に納められている一口メモ。
「ディグアウトとは!?」「ダンジョンについて」
「ディフレクターとはなんぞ!?」「リーバードについて!?」と書かれた、
4つのメモが「バレルハカセの研究ファイル」の中に納められている。

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バレルハカセの研究ファイル
ばれるはかせのけんきゅうふぁいる:BAREL's research file

ディグアウターズマニュアルの中に納められている研究ファイル。
「ディグアウトとは!?」「ダンジョンについて」
「ディフレクターとはなんぞ!?」「リーバードについて!?」と書かれた、
4つの「バレルの一口メモ」が中に納められている。

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バレルハカセの本
ばれるはかせのほん:BAREL's book

「5つの島の大冒険!」に登場する交換用アイテムのひとつ。
3-5 北西の遺跡クリア後、イルクス島商店街のおばさんが1000ゼニーで売ってくれる。
これはおばさんが、調査の為に島を訪れていたバレルに直筆サインを書いて貰ったもので、
パウラン島のおとこのこにあげると、お礼にパワーブラスター+を貰う事が出来る。

結果的に、本当にバレルに憧れている少年の手に渡ったとは言え…
自分がサインした本が転売された事を知ったら、バレルはどう思うだろうか?

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ハンゲカル
はんげかる

カリンカ大陸の遺跡B5Fに出現する、3体の鍵型リーバード。
鍵に小さな手足と赤い瞳が付いており、常に目を赤く発光させている。
とても臆病で、近付いたり攻撃を受けると一目散に逃げ出してしまう。

その正体は、封印の鍵が眠る部屋に入る為に必要な鍵「ラストルームキー」。
ラストルームに入るには、猛スピードで逃げ回るハンゲカルを追い駆けて、
一定量攻撃して気絶させ、持ち上げや決定で全て捕まえなければならない。

また、このハンゲカルが出現する広大なフィールドの中では、
巨大なジャンフォーデンが1匹、アイスホロッコが無限に出現する。
これを捕まえる事に夢中になっていると散々な目に遭うので、
危なくなったらB4Fに戻り、データにエネルギーチャージして貰おう。

裏設定:DASHまわりの秘密のギャラリーに設定画が掲載されている。
ハンゲカルを捕まえるのに、開発スタッフさんも苦労していた様だ。
URL:http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/dash/himitsu/himi0c.html

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バンコ
ばんこ:BANCO

「BBブラザーズ」の一人、バンコスカスの愛称。
この呼び方は、彼とコンビを組んでいるボーラのみが使っており、
ティーゼルはこの呼び方は使わずに「バンコスカス」と呼ぶ。

名前の由来:バンコスカスの「バンコ」

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バンコスカス
ばんこすかす:BANCOSCUS

空賊「BBブラザーズ」の一人。空賊生活19年、現役バリバリ活躍中の大ベテラン。
ボーラと組んで空賊稼業を始め、コンビで荒らした遺跡は数知れず、という凄腕の空賊。
嘗ては相当な荒くれだったらしいが、最近では流石に身体が付いて行かない様子。

仮面の下に素顔を隠し、全身を鉄の鎧で覆った大男。40歳。
身長が230センチもあり、ポケットの中にゼニーを貯めるのが趣味らしい。
やや年寄りじみた一面があり、「大いなる遺産」は生涯の夢と語る。
ちなみにボーラとは本当の兄弟ではなく、義兄弟の関係にある。

ボーラ共々いい歳なので、最近はちょっと戦うだけですぐ腰を痛めてしまうらしい。
左手にバスターを装備しており、体内に隠し持った多彩な武器で戦いを挑んでくる。
“上半身を自由に回転させられる”というとんでもない特技の持ち主でもある。

声優:飯塚 昭三
名前の由来:バンク(bank) 銀行
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 32397(閲覧不可)で明かされた。
名前の綴りは「MEGAMAN LEGENDS 2」解説書の22ページに記載されている。

裏設定:集英社「ロックマンDASH2 ファイナルディグアウターズファイル」P.126に、
オープニングデモなどで鎧の上に着込んでいた私服の設定画などが掲載されている。
身長や年齢などの設定もそこで言及されているが、仮面の下の素顔は不明である。

ボーラとバンコスカスの2人は、元々は「トロンにコブン」用にデザインされたキャラクター。
開発室からみなさまへのメッセージ掲載のイシハラさんのメッセージで明かされた裏話。

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バンコスカス兄弟
ばんこすかすきょうだい:BANCOSCUS brothers

「ロックマンDASH2」発表当時に使用されていた、
バンコスカスとボーラのコンビを指す言葉。

「DASH2」が発表された当初は「BBブラザーズ」ではなく、
“バンコスカス兄弟”という全く異なるコンビ名で紹介されていた。
(「CAPCOM FAX通信 2000年1月28日(金)発行 Vol.115 12# ●家庭用ゲーム情報」より)

コンビの設定が確立している現在では用いられない呼称のひとつ。
ちなみに、2005年8月12日掲載のITmedia Games掲載の記事では、
「ボーラ&バンコスカス兄弟」というよく似た呼称が使われていた。

なお、ボーラとバンコスカスは本当の兄弟ではなく、義兄弟の関係にある。
「ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産 完全攻略ガイド」P.10掲載の相関図に明記されており、
「DASH2」発売後にDASHまわりに掲載された開発室からみなさまへのメッセージでも、
開発スタッフのイシハラさん(石原 雄二さん)が“二人に血の繋がりはありません”と語られている。

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ハンムルドール
はんむるどーる:HanmuruDoll

カトルオックス島の地下遺跡に棲息する大型のリーバード。
強固な装甲と両腕の先端に付いた巨大なハンマーが特徴で、
ロックとの戦いではそのハンマーを振り回し、狭い通路の中を大暴れする。
動きは小回りが効かないが、速度が速いのでディグアウターに恐れられている。

狭い通路の中では得意のハンマーパンチを連続して繰り出し、
強烈な爆風を次々と起こしながら一気に突き進むので、非常に危険。
広い場所に誘き寄せるとハンマーパンチを単発で繰り出す様になるが、
相手との一定距離が離れると、最大の攻撃であるロケットパンチを繰り出して来る。

シャラクンの遺跡では青い「聖なる輝石」を守るボスリーバードとして登場。
カトルオックス島に棲息する同種とほとんど同じ姿をしているが、
この個体は何と、眼から高熱のビームを発射するという恐るべき能力を持つ。
炎トラップを自分から避けるところを見ると、僅かだが知能を持っている様だ。

海の塔では片腕を失った不完全体のハンムルドールが登場。
ブルーディフレクターを奪取しようとするロックの前に立ちはだかる。

名前の由来:“ハンマードリル”をもじったもの(腕はドリルではない)。
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 1384(閲覧不可)で明かされた。

裏設定:シリーズに登場するハンムルドールは全て同じ表情をしているが、
設定画にはそれ以外に、歯のあるタイプ、赤い瞳の無いタイプの2種類が存在。
実際に登場したものよりも不気味な雰囲気を醸し出している。

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ハンムルドール(海の塔)
はんむるどーる(うみのとう)

海の塔の最上階に出現する、左腕が壊れている不完全な姿のハンムルドール。
完全体に比べて動きが鈍く、唯一の攻撃であるハンマーパンチも見切り易く、
この種の最大の武器であるロケットパンチを放つ事も出来ないが、
ハンムルドールの特徴である強固な装甲は依然として失われていない。
稀にだが、移動しながらハンマーパンチを繰り出す事がある。

ブルーディフレクターを奪取しようとするロックの前に立ち塞がり、
彼の攻撃を受けて黒煙を吹き、一度は動かなくなったかに見えた。が、
彼が部屋を立ち去った直後に復活し、塔外の絶壁へと彼を追い詰める。

しかし、間一髪のところで海の塔にフラッター号が到着。
目の前を飛び去って行くフラッター号を、呆然とした様子で眺めていた。
シリーズ中、ロックが完全に破壊出来なかった唯一のリーバードである。

名前の由来:“ハンマードリル”をもじったもの(腕はドリルではない)。
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 1384(閲覧不可)で明かされた。

裏設定:ロックが塔の屋上へと辿り着いた際に何故、
塔の外に停泊していた筈のフラッター号が停泊していなかったのか…?
この事については、企画段階で描かれた絵コンテの中にのみ描かれている。

海の塔脱出後にフラッター号が不時着した事から見ても、
フラッター号は、この時既にかなり調子が悪くなっている。
ロールは船の調子を整えようと、調整運転を行っていたのだ。

絵コンテの中では、ロールはその事をロックに謝っているが、
ロックはそれを咎めず、彼女の行いは的確だったと語っている。
2人の信頼関係が非常に良く見て取れる場面だと言える。

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汎用砲台
はんようほうだい:Gun Battery

ヤスの草原とカードンの森の南で登場するボーンメカ。
地上に設置された砲台で、自走して攻撃を避けたりする事は無いが、
攻撃出来る範囲が非常に広く、追撃砲でロックを正確に狙って来る。

追撃砲から発射する爆弾は遠距離専用に思われるが、
至近距離まで近付いても発射して来るので油断出来ない。
レオポルドと一緒に待ち構えている事が多いので要注意。

名前の由来:汎用(はんよう) 広く、色々の方面に用いる事
裏設定:設定画が唯一掲載されている集英社「完全攻略本」では、
このボーンメカは「空賊砲台」と言う名前で紹介されている。

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ヒーローくん
ひーろーくん:HERO KUN

ロックの呼ばれ方の一つ。美術館の館長のみが使用する。
これは別れの挨拶の時にしか聞く事が出来ない、珍しい呼び方である。
カトルオックス島を救ったヒーローであるという事なのだろう。

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飛行ユニット
ひこうゆにっと:flying unit

ロックマン・ジュノが、自らの足に取り付けている浮遊装置の呼び名。
ただし、この呼び名は正式名称ではなく、浮遊装置の名前は現在も不明である。
正式名称は何処にも記載されていないが、ファンの間でこう呼ばれる事がある。

ジュノはまず、足の付いた本来の姿で登場する予定だったが、
時間の都合で、最初からこれを身に付けた状態で登場する事になった。
DASHまわりの秘密のギャラリーに唯一、設定画が掲載されている。
URL:http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/dash/himitsu/himi4b.html

彼はこの装置を非常に上手く活用し、体当たりや瞬間移動などでロックを苦しめる。
彼の瞬間移動が、この装置の能力なのかどうかは不明である。

由来(推測):実際に登場した時には足が無く、設定にのみ足が存在する。
「機動戦士ガンダム」に登場したモビルスーツ「ジオング」と何か関係がありそうだ。

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ピコピコハンマー
ぴこぴこはんまー:Pikopiko hammer

「マーヴル VS. カプコン2 ニューエイジ オブ ヒーローズ」に登場する、
キングコブンが手に持っている巨大なピコピコハンマー。

あまり痛くなさそうにも見えるが、実は鉄で出来ているらしい。
トロン(コブン)の超必殺技「ハイパーコンボ」の「キングコブン」を発動すると、
出現したキングコブンが、これで敵を何度も叩いて攻撃する。

ピコピコハンマーというと普通なら「ピコピコ」と音がするものだが、
キングコブンが持っているものは、叩くと轟音と振動が響く。
「ハイパーコンボ」の名に相応しく、その威力はなかなかのものである。

名前の由来:「ピコピコハンマー」 増田屋が元祖の玩具のハンマーの俗称
参考URL:http://game.goo.ne.jp/contents/news/NGN20020614exp02/index.html

裏設定:解説書の中で“ピコピコハンマー”という名称は確認出来ないが、
この名称はPS2版「マヴカプ2」公式サイト(閲覧不可)で使用されていた。
スクリーンショットのコーナーに掲載されていた開発スタッフ(プロフェッサーY)さんのコメントによると、
“きっとあのピコピコハンマーは鉄なのだ。だから、痛いのだ。だってコブンロボットだもん。”との事。

「カプコンあれコレキャンペーン」B賞の賞品、
「スペシャルUMD」収録の映像の中にもキングコブンが登場した。
こちらのピコピコハンマーは「ピコピコ」という音を立てている。

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美術館館長
びじゅつかん かんちょう:the curator of an art museum

カトルオックス島の美術館の館長を勤める、若くて綺麗なお姉さん。
堅そうな役柄の割に結構大胆なスタイルをしている為、
絵や展示品を観に来た男性が一目惚れしてしまう事もしばしば。
ファンの間では「館長さん」と言う呼称で親しまれている。

レイクサイドパークの高台に出かけて病院の写生をしているなど、
自身が街に赴いて絵を描き、それを画廊に飾ったりする事もある。
しかし、その間は美術館を閉めてしまうと言うおまけ付き。
意外にも、遺跡から発掘された宝物の鑑定も行えると言う凄い人である。

声優:大谷 育江さん

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ピックアップ
ぴっくあっぷ:PICKUP

ボーンメカ「グスタフ」に搭乗したトロンがドラッヘを呼び、
その取っ手に掴まって戦地を脱出、ゲゼルシャフト号に戻る事。
飛行船を使って、空へと逃げる方法が空賊らしい。

「トロンにコブン」MISSION1で聞く事が出来、
古代神像が復活した時にもこの言葉が使われている。

ドラッヘが飛んで来るまでには時間がかかるので、
前もって連絡し、手配しておく事が重要となる。
手配していなければ勿論、戦地を脱出する事は出来ない。

名前の由来:ピックアップ(pickup) つまみ取る、拾い上げる

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ヒト・オリジナル・ユニット
ひと・おりじなる・ゆにっと:Prototype Anthro Unit

地下都市1〜3のいずれかに初めて入った時にロックが口にする、
嘗てカトルオックス島の地下都市に居住していたと思われる、謎の生命体の呼称。
オリジナルの人間を指す言葉ではないかとも考えられているが、詳細は不明である。

クローサーの森のサブゲートにある第2コントロールルームでは、
この島に眠るシステムを起動し、メインゲートを開く事が出来る。
しかし緊急時におけるシステムの起動には、エデンによるパスワード直接入力、
もしくは2等級以上のオリジナル・ヒト・ユニットのIDカード3枚が必要になる。
(「2等級以上」とある事から、粛清官や市せい官と同様に等級が存在するらしい)

システムの起動について説明は全て古い文字で書かれているが、
ロックは何故か、古代人にしか読めない筈の文字を読む事が出来る。
これは彼が、古代人「ロックマン・トリッガー」である証拠とも言える。

「5つの島の大冒険!」の冒険の舞台となるパウラン島、イルクス島、ウラコイ島の遺跡で、
ロックが発見した3枚の謎の石版にも、古代文字で「ヒト」「オリジナル」「ユニット」と書かれている。
この石版は太古の塔の扉を開く為に必要になるが、ヒト・オリジナル・ユニットとの関連は不明。

裏設定:システムの起動方法には「オリジナル・ヒト・ユニット」と書かれているが、
ロックは地下都市に初めて入った時に「ヒト・オリジナル・ユニット」と言っている。
ちなみに、システムの起動方法を聞いたロールは「オリジナルヒトユニット」と口にしている。

何故「オリジナル」と「ヒト」の並びが逆だったり、「・」が無いのか、
どれが正しいのかは不明である。どれでも良いのかも知れない。

また、講談社「ロックマンDASH 完全攻略ガイド」P.33には、
「オリジナル・ヒト・ユニットと呼ばれる3枚のIDカードが存在する」という記述がある。
つまり“IDカードの名前が「オリジナル・ヒト・ユニット」である”とされているが、
上記の内容と照らし合わせると矛盾が生じてしまう。これは恐らく誤記と考えられる。

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ひびの入ったプロペラ
ひびのはいったぷろぺら:cracked propeller

ごみ箱で拾ったひびの入ったプロペラ
これだけでは使い道はなさそうだ

カトルオックス病院裏のごみ箱に入っている開発用の通常アイテム。
壊れたクリーナー、壊れたモーターと一緒にロールに渡すと、
ディフレクター回収用の特殊武器、バキュームアームが完成する。

おまけ:プロペラとは主に扇風機などに付いている回転羽根の事。
軸に付いた数枚の羽根が回転し、推力を生じさせる為推進器としても利用される。

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ヒポポタマス
ひぽぽたます:hippopotamus

ジャンク屋のおばさんに自己紹介を行う時に登場する、ロックの偽名。
選択肢には「ロック」とこの名が表示されており、
この時に選んだ方で、以降は名前を呼ばれ続ける事となる。

こちらを選ぶと「何だか寒い名前だねぇ」とおばさんに言われるのだが、
最後の最後までそう呼ばれて本当に寒かったりする。自分の名前ははっきりと言う事。

名前の由来(推測):カバの英訳「hippopotamus」
“そんな変な名前を選ぶなんて、馬鹿かお前は?”と言う暗示なのかも知れない。

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飛竜ロック
ひりゅうろっく:HIRYU ROCK

ロックマンDASHまわりの秘密のギャラリー内に掲載されている、
カプコンのアクションゲーム「ストライダー飛竜」をモデルにしたアーマーを着込んだロック。
URL:http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/dash/himitsu/himi45.html

元々のロックの雰囲気は残っているものの、飛竜をモデルにしているだけあって、
髪型が異なり、アーマーも各部が改造されており、左胸に「飛」の文字が刻印されている。
左腕にも飛竜の武器がモデルとなった「サイファーアーム」が装備されており、
傍らにキノコ型2足歩行ロボット(ウロボロス)に変形(?)したデータを連れている。

飛竜ロックの肩書きはA級ディグアウターとなっていたが、ゲームには未登場。
もし実際のゲーム中に登場していたとしたら、一体どんな活躍を魅せたのだろうか。
ちなみに飛竜は「飛竜1」ではA級、「飛竜2」では特A級ストライダーで、
ロックは「ナムコ クロス カプコン」で飛竜と共闘した。

裏設定:キノコ型2足歩行ロボットとは、飛竜のサポートを行うロボットの事。
一部の敵(ボス含む)に接触するだけでダメージを与え、最大2機まで連れて歩ける。
更に、これを2機装備するとヒョウ型のサポートロボットが出現する。

“ウロボロス”は「飛竜1」のステージ1「月のロシア帝都」のボスの名前でもある。
キノコ型2足歩行ロボットと、ウロボロスのどちらが正式名称なのかは定かではない。

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ビンディングシリンダー
びんでぃんぐしりんだー:BINDUNG CYLINDER

ロックマン・ジュノが眠る大きな扉(セントラルゲート)を厳重にロックしている、
6本の円柱状の締め具。しかしロックが「開けちゃいけない気がする」と言った直後、
突然「バキン」と大きな音と、火花を散らし収納され、扉のロックが外れてしまった。

「ビンディングシリンダー」と言う名前はゲーム中に登場しておらず、
セントラルゲートの前身と思われる「地下最重要防護扉」の設定画の中に、
この固定具の名前と、収納時にどの様な動きをするのかが記載されている。

名前の由来(推測):
ビンディング(bindung) スキー靴にスキーを取り付ける為の締め具
シリンダー(cylinder) 円柱、円筒

裏設定:ロックが解除されると、シリンダーが全て抜かれるという設定。
扉と接していない方の側には螺旋状の溝があり、回転しながら収納される。
抜かれる時に「バキン」と音を立て、火花を散らすと細かく指定されていた。

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ピンハネ女
ぴんはねおんな:A pin spatter woman

「ナムコ クロス カプコン」第21話「鋼の冒険心」において、
トロンが使用したロールのあだ名(呼び名)。

“ゆらぎ”に飲み込まれて偶然転移した第3の月の都(ザ・サードムーン)で、
ロック&ロールと再会した彼女は、ロールの事を「ピンハネ女」と言い放った。

“ロールが特殊武器の開発費をピンハネしているのではないか”という噂は、
元々は「DASH2」で、トロンがヤクト・クラベ改に乗って現れた時に言い放ったもの。
実際に特殊武器の開発費は非常に高く、噂の信憑性を強めているが、
彼女がピンハネをしているという確証は何処にも無く、勿論ロックも信じていない。
その為、2人の信頼関係が崩れる事は無く、結果的にトロンは敗北している。

名前の由来:「ピンはね」
取り次いで支払うべき、他人の利益の一部を盗み取ること

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ピンポンダッシュ
ぴんぽんだっしゅ:pinpon dash

住宅の玄関に付いている呼び鈴(インターホン)を鳴らし、
住人が現れる前に走って逃げるという性質の悪いイタズラ。
主に子供が行う迷惑行為で、捕まると勿論怒られる。

捕まるか捕まらないか、そのスリルが悪い子供には堪らない様で、
エスカレートするとボタンを連打し、呼び鈴を連続で鳴らし出す。
特に道具も要らず、指一本で出来るので標的にされると大変だろう。

アッポはこのピンポンダッシュがマイブームらしい。
彼が一体何処でピンポンダッシュをするのかは不明だが、
きっとこれをした後は、シューにきつく叱られる事だろう。

名前の由来:「ピンポーン」と呼び鈴を鳴らし、ダッシュで逃げる事から。

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ブーのサイン
ぶーのさいん:BU's sign

サルファーボトム号の「ウクレレの世界」が置かれている船室の中に居る、
コブンが持っていると言う謎のサイン。話に挙がるだけで、
実際に手に入れる事も、見る事も出来ない。

おそらく、その名前と船室に置かれた本のタイトルからして、
「ブー」とは、ザ・ドリフターズで有名な高木ブーさんの事だと思われる。
ウクレレ演奏の第一人者として大人気で、通信講座も行っているらしい。

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プーリアン
ぷーりあん

マンダ島の遺跡にのみ棲息している、珍しい植物型のリーバード。
見た目は食虫植物の様だが、普段は大人しく、口を閉じて時折頭を回転させている。
壁に引っ付いているので移動は出来ないが、ほぼ無敵なので、倒すのは難しい。

ダンジョンが活性化すると気性が荒く変化し、
近付くと口を開き、無数の弾丸を発射して攻撃を行う。
口を開けている時にしかダメージを与える事が出来ず、
攻撃すると怯んで口を閉じるが、暫くすると再び口を開く。

着弾と同時に爆風が生じる武器を装備していれば、
閉じている口を強制的に開かせる事も出来る…が、
倒さずに無視して、先に進んでしまう方が得策と言える。

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ファイル01「禁断の地・上」
ふぁいる01「きんだんのち・じょう」:FILE No.01

禁断の地・上

ミュラーと二人で行った
禁断の地、ディグアウトのレポート・・・

まず、最大の問題は、禁断の地に
近づくことができないということだった

普通の船では、かぜに流される
無理をすると船を壊してしまう

最悪の場合、あらしに取り込まれて
二度と外に出られなくなる

我々は、島中心の上空なら
ひかく的よういに突入できることを発見
装甲を強化した船で突入を決行する

が、もろくも、しっぱい

禁断の地におり立つことはできたが
船は壊れ
もはや帰る事はできなくなった・・・・・・

禁断の地・下へつづく

バレルの部屋の本棚に置かれている研究ファイルの一つ。
バーナーは恐らく、これを読むなどして禁断の地の事を知り、
降下専用船「ドロップシップ」を設計したものと思われる。

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ファイル02「禁断の地・下」
ふぁいる02「きんだんのち・げ」:FILE No.02

禁断の地・下

禁断の地へおり立ったものの
帰ることができなくなった我々は
やむなく、先へ進むことにした

おどろくべきことに、この地は
リーバードが地上においても
活動しており・・・

装備のたいはんを失った我々は
おおいに苦戦をしいられた

だが多くのしょうがいをのりこえ、ついに
古代の遺物を発見する・・・

空中にうかぶ、謎のひし形だ

しかし、我々の力は、ここまでが
限界であった

いしきが、きゅうそくにうすれる中
一人の少女のかげが、近づいてきた・・・

ように、思えた

ふたたび、いしきを取りもどした時
ヨーションカの街の、こうがいに
倒れていた

船を失った我々が
あの地より戻れるはずもなく・・・

なぜ、我々が助かったのかは
いまだに、わからない

その後、禁断の地で
そうなんした者達が
戻ってくることはなく

なぜ、我々だけが、あの時助かったのか
謎である

バレルの部屋の本棚に置かれている研究ファイルの一つ。
実際は、リーバードが地上で活動している島は多数存在する。

なお、“少女”とはセラの封印を守っていたユーナであるらしい。
しかし何故、バレルとミュラーの2人だけが他の者達とは違って、
禁断の地で眠らされず、ヨーションカの街に運ばれたのかは謎に包まれている。
彼女は何故、彼ら2人だけにこの様な配慮を行ったのだろうか…?

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ファイル03「ロック発見・上」
ふぁいる03「ろっくはっけん・じょう」:FILE No.03

ロック発見・上
ニーノ島の封印された遺跡・・・・・・

何者も踏み込む事をゆるされない
封印されし遺跡に・・・

古代文明の研究のため
ギルドマスターの許可も受けず
ちょうさした時・・・

入ってすぐの所で
小さな、ふしぎなひし形を発見した

手をふれると、たちまち、ひし形は
形をくずし、中から一人の
あかんぼうと、サルが現れた

見つけた場所が場所だけに
おおやけに発表するわけにも
いかなかったので・・・

この、男のあかんぼうを、
まごといっしょにそだてることにした

ロック発見・下につづく

バレルの部屋の本棚に置かれている研究ファイルの一つ。
ロックが発見された経緯がこの中に記されている。

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ファイル04「ロック発見・下」
ふぁいる04「ろっくはっけん・げ」:FILE No.04

ロック発見・下

発見された男のあかんぼうには
ロックという名前をつけた

まごのロールとあわせると
ロックとロール

ロックンロール

・・・・・・

ちょっと、だじゃれてみた

ともかく、男の子にはロックと名づけて
そだててみたが、ふつうの子どもと
なんら変わるところがない

今ではすっかり、かぞくのいちいんである

バレルの部屋の本棚に置かれている研究ファイルの一つ。
ロックとロールの名前に関しての経緯が記されている。

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ファイル05「カトルオックス島・上」
ふぁいる05「かとるおっくすとう・じょう」:FILE No.05

カトルオックス島・上

前回の旅でぐうぜんおとずれた
カトルオックス島はほうふな
地下資源でさかえた島だった

島にある街の地下には
広大な遺跡がありその奥には
伝説の秘宝が眠るという

そこで我々は、島の秘宝を
ねらってやってきた空賊ボーン一家と
はちあわせになった

ボーン一家は何度やられても
こりることなく、ロックを襲撃したが
いずれもコテンパンにされておった

今考えると
けっこうおもしろい連中だった

我々がこうして旅を続ける以上
また、どこかで出会うこともあるだろう

カトルオックス島・下につづく

バレルの部屋の本棚に置かれている研究ファイルの一つ。
シリーズ第1作「ロックマンDASH」で繰り広げられた、
カトルオックス島での出来事がこの中に記されている。

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ファイル06「カトルオックス島・下」
ふぁいる06「かとるおっくすとう・げ」:FILE No.06

カトルオックス島・下

ロックがカトルオックスしちょうアメリアの
いらいで島のメインダンジョンに
潜っているときだった・・・

そこでワシが目にしたものは

大空から飛来した
巨大な柱の様な建造物
あれは一体何だったのだろう

そのころ遺跡の中でも何かが
起こっていたようだが
全てはロックのむねの中・・・

もしかするとロックの出生の謎に
関係のある出来事だったのかも知れん

バレルの部屋の本棚に置かれている研究ファイルの一つ。
シリーズ第1作「ロックマンDASH」で繰り広げられた、
カトルオックス島での出来事がこの中に記されている。

ここで言う巨大な柱の様な建造物とはエデンの事、
メインダンジョンとはメインゲートの事を指している。

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フィルシュドット
ふぃるしゅどっと:Firushudot

ジュウイン湖のサブゲートにのみ棲息する魚タイプのリーバード。
遺跡の奥に位置する十字路の、水に満たされた壁の中を回遊しており、
侵入者を発見すると、その壁の中から一斉に飛び出して来る。

“魚タイプながら水陸両用”と言う珍しいタイプのリーバードで、
陸の上ではジャンプで方向転換を行い、胸ビレで微調節を行う。

体当たりも強力だが、主な攻撃は口から発する衝撃波。
連射力に優れ、射程距離が非常に長く、更に効果範囲も広いときており、
生半可な装備で相手にすると、必ず痛い目を見せられてしまう。
なお、後方に接近すると尾ビレで攻撃してくる事もある。

戦おうとせずに通り過ぎてしまえば問題の無い相手だが、
全滅させるには相当な技術を要する、非常に危険なリーバード。
高額のゼニーを落とすが、相手にしない方が得策だと言えるだろう。

名前の由来(推測):フィッシュ(fish) 魚
ドット(dot) 水玉模様

裏設定:設定資料集に掲載されている「獣型リーバード案」の中に、
これの頭部が簡略化された、亜種の様なリーバードの姿が描かれている。
頭部以外のデザインはほとんど同じだが、尾の関節が一つ少なく、
頭の真横に胸ビレがあり、背中の取っ手の様な部分の前側に眼が存在。
尾ビレに3本のモールドが刻印されているという姿となっていた。

おまけ:何故か水の壁の中を回遊している時は倒す事が出来ず、
壁から飛び出す瞬間〜壁に飛び込む瞬間までの間にしか倒す事が出来ない。
更に、ジャンプした瞬間に体力が無くなると…?

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フィンゲリー
ふぃんげりー

ロックの2〜3倍もの高さの、細長過ぎる身体を持つ不気味なリーバード。
身体の中央に丸いコアを持ち、身体を支える両脚でゆっくりと歩いて移動する。
「ロックマンDASH2」と「DASH2」体験版に登場する。

体力などの異なるものが6種以上確認されており、世界各地の遺跡などに出現。
コアを中心に展開する放電球と、身体の先端部分から発する誘導弾で攻撃を行う。
耐久力が高い反面、移動は遅く、狭い通路などで待ち構えている事が多い。

放電球を展開するとその場から動かなくなるので、
側に寄らなければ安全だが、接触すると大ダメージを受けてしまう。
近付かれる前にバスターなどで撃退するのが安全、かつ有効な対処法。

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封印の鍵
ふういんのかぎ:key to the Mother Lode

マンダ島、ニーノ島、サウル・カダ島、カリンカ大陸の遺跡に封印されている、
「大いなる遺産」の封印を解く為に必要な鍵。全部で4つ存在し、単に「鍵」とも呼ばれる。
鍵と言ってもかなり大きく、大人の背丈ほどの大きさがある。赤褐色の杖状の物質。

「大いなる遺産」の謎について質問された、セラの口から初めてその存在が語られた物質。
“「大いなる遺産」は、確かに存在し、その封印を解くには4つの鍵があればいい”と話しており、
更にこれを4つ集めれば「大いなる遺産」の封印を解く事が出来、セラの命を救う事が出来ると、
彼女のしもべであるジジが、自分達を保護したミュラー達にディグアウトを持ちかけている。

ジジは鍵を揃えれば、過去の技術の幾らかが利用可能になるとも口にしている。
例えば現代の技術では不可能な、ディフレクターをいくらでも作り出す事が出来る様になると…
もしその言葉が本当だとすれば、それこそが誰もが夢見た「大いなる遺産」なのかも知れない。

古代人達にその存在が明かされた後、ミュラーが鍵のディグアウトを依頼したロック達と、
この情報を聞き付けた空賊達によって遺跡がディグアウトされ、4つの鍵が発見、回収される。
ガルガルフンミーに食べられたり、溶岩に沈んでも大丈夫なくらい頑丈に出来ているらしく、
途中奪われたりもしたが、結果的にはロック達が全ての鍵をサルファーボトム号に持ち帰った。

裏設定:本当は「大いなる遺産」の封印を解く為ではなく、「人類再生プログラム」の始動に用いられる鍵。
セラは「大いなる遺産」の伝説を利用し、鍵を回収させている間にジジにサルファーボトム号を取り込ませて、
鍵が揃ったところを狙って船を占領。鍵をヘブンに持ち帰り、「人類再生プログラム」を実行に移そうとした。

ユーナはこれを管理する立場にあったが、セラに渡すつもりはまだ無かったらしい。
しかし彼女は各地で鍵がディグアウトされても、ロック達を全く妨害しようとはせず、姿も見せなかった。
ロックがセラを起こしたのと同様に、彼らの判断を優先したのだろうか? 彼女の真意は現在も不明。

ちなみに、ゲーム中ではジジが話している場面しか見る事ができないが、
「CAPCOM FAX通信 2000年1月28日(金)発行 Vol.115 12# ●家庭用ゲーム情報」の中に、
「大いなる遺産」の謎についてセラが語るという、ゲーム未登場のストーリーが紹介されている。

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フェルケル
ふぇるける:FINKEL

トロンによって開発されたディグアウト用の遠隔操作メカ(ラジコン)。
グスタフが入れない狭いダンジョンでも探索出来る様に開発されたもので、
ゲゼルシャフト号の中に居ながら、ダンジョン内のコブン達に命令が可能。
これさえあればコタツに入ったまま遺跡のディグアウトが出来る。

内蔵する小型カメラに捉えた映像を、ゲゼルシャフト号にリアルタイムで送信し、
送られて来た映像を見ながら、トロンが専用のコントローラーを用いて遠隔操作する。
コブンと同程度の大きさに造られている為、素早い移動を行えるが、
電波を受信して動作する為、遺跡内の電波障害トラップには滅法弱い。

グスタフと同様、機体先端に指揮弾を発射する砲を搭載しているが、
ショット攻撃は行えないので、体当たりを唯一の攻撃方法としている。
また、注意を引ける様に変な音が出る様にも設計されている。
単体では発見したお宝を回収出来ず、リーバードと闘うのも困難なので、
常にコブン(コブンモール)を従えた状態でディグアウトが行われる。

蚊取り線香を焚く時に使う「蚊遣り豚」(かやりぶた)の様なフォルムに、
機体を浮遊させるプロペラと、アンテナ状の長い尻尾を特徴とする。
お尻にあたる部分にはボーンマークが大きく象られており、
小さいながらも、れっきとしたボーンメカである事が窺える。

名前の由来(推測):フェルケル(Ferkel) ドイツ語で「子豚」の意
裏設定:「トロンにコブン」のMISSION3「お宝をディグアウト!」にのみ登場。
コブン3人と共にシャラクンの遺跡に潜り、「聖なる輝石」を回収したが、
途中で登場するディグアウター達にはトロンの会話が一切伝わっていなかった。

この事から、このフェルケルには通信機は内蔵されておらず、
通信機はコブンが携帯、更に会話が洩れない様にされていたと考えられる。
つまりは、コブン達に予め通信機が組み込まれていたという事だろうか?

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フェルディナント
ふぇるでぃなんと:Feldynaught

全高/10.45m 総重量3.1t 最大時速/120km/h
(公式設定資料集、PC版収録のオリジナルイラストデータ集より)

ブルムベアを倒したロックが続けて戦う事になる、トロン専用四脚機動砲台。
スペックの数字が示す通りの巨大メカで、強力な武器を沢山装備している。
機体を動かす4本の足はジャンプしたり、タイヤを使ってダッシュしたりと性能は抜群。
驚くほど機動力が高く、カトルオックス島の市街地を区切る大きな壁を軽々と跳び越えてしまう。
赤く彩られたボディ、突き出した口が特徴のタコメカ。トロンがロックとの初対決に使った機体。

メイン武器は胴体下部のバルカン砲(マシンガン)。弾数が多く、全て避けるのは難しい。
口からは爆弾を撃ち出し、相手が遠くに逃げてもハッチ後部の砲台で遠距離から爆撃できる。
最大の武器は揃えた両前脚の先端から放つ、ホーミング性能を有する強力な火炎放射。

唯一の弱点は何故か装甲の無い右前脚。ここを攻撃されると機体全体がバランスを崩してしまう。
トロンはこのメカを使ってロックをコテンパンにしようとしたが、ロックの持ち前の正義感に敗北した。

名前の由来(推測):「フェルディナント」 第二次世界大戦で使われたドイツ軍の駆逐戦車
裏設定:このメカの原形となったのは、企画段階に一番最初に考えられた「ボスメカ(例)」。
考案された当初から既にタコの様な姿をしていて、「4つ足」というデザインは固まっているが、
メカの搭乗者はトロンではなくコブンとなっており、ロックの2倍程度の大きさしか無かった。

その設定を流用してか、「トロンにコブン」の設定段階では、
「プロトタイプフェルディナント」というボーンメカが存在していた… がボツになった。
これは「トロコブ」の主役のメカ・グスタフ以外に登場する四つ足のメカだったという。

見た目はタコを思わせるが、“タコメカ”と紹介している書籍は意外に少なく、
確認できる範囲では講談社「コミックボンボン」1997年11月号(P.25)にのみ記述がある。
その他の書籍では“巨大メカ”など、見た目ではなくその巨体について紹介されている。

また、公式設定資料集のP.82左上に掲載されているジャンプするフェルディナントの写真には、
“空賊の陸上兵器の中で唯一足があるのは、この高いジャンプの為なのか!?”と注釈が添えられている。
これは「DASH」発売当時の話で、後に「トロコブ」などで足を持つ新たなメカ(=グスタフなど)が登場した。

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フォークアーム
ふぉーくあーむ:FORK ARM

「DASH2」の設定資料の中に存在する特殊武器案の一つ。
武器の先端が音叉(おんさ)の様な形をしており、回転して超音波を発生させ、
相手にダメージを与える特殊武器。しかし、デザイン的にはいまいちらしい。
超音波で攻撃する点を考えると、パラボラ砲を小型化させた様なものと言える。

ちなみにその資料には、ロックが頭上にそれを構えて超音波を発生させ、
開発スタッフさん(らしき人達)が悶え苦しむ様を描いたものが掲載されていた。
しかし、ロック本人はこれを防ぐ耳栓でもしているのだろうか…?

パラボラ砲と同様のとんでもない特殊武器だったが、
かっこ悪いからか、ゲームに登場する事は無かった。

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フォッケウルフ
ふぉっけうるふ:Fokkerwolf

全高/21.6m 全幅/57.5m 最大時速/650km/h

ボーン一家の空中戦艦ゲゼルシャフト号の内部に隠されている、
大空を覆う巨大な飛行兵器、かつ一家の誇る最強のボーンメカ。
両腕の大きな翼のおかげで高速で飛行出来るだけでなく、
誘導ミサイル、巨大マシンガンなどの非常に強力な武装を備えている。
ゲゼルシャフト号が爆発した直後、その黒煙を纏いつつ出現した。

真紅に彩られたその洗練されたフォルムのボディは、
飛空形態から人型2足歩行形態へと変形する事が出来る。
変形しても特別性能が良くなるわけではないが、
指先のバルカン砲を猛烈な勢いで連射して攻撃を行う。

スピード、武装、そして格好良さ…
そのどれを取っても、正に最強の飛行兵器と言えるだろう。

連戦で傷付いているフラッター号を強襲したが、
ロック達との戦いの末に、黒煙を上げながら炎上し、爆散。
失意の中でボーン3兄弟も青空に散った… かに思えたが、
無事に生還し、旧市街地で次なる戦闘メカの製作に取りかかっている。

裏設定:驚くべきは、空高く急上昇した後に人型2足歩行形態へと変形し、
両腕を構えたまま猛烈な勢いで急降下し、標的を上から狙い撃ちするという、
一歩間違えば激突の危険性さえある、トロンの恐るべき操縦テクニック。

自分達の唯一の母船であるゲゼルシャフト号を破壊されたばかりか、
兄に怪我を負わせたロック達に対する激情と、この機体の優れた性能が、
彼女にその様な危険な操縦を可能にさせたのだろうか。

ちなみに、集英社から発売された設定資料集のP.86右下には、
「実はフォッケウルフにはもっとスゴイヒミツがあるぞ!ゲームで確かめてくれ!!」
とティーゼルが語っているが、それが上記を指しているのかは分からない。
しかも上記の攻撃法は同ページに写真で掲載されており、その可能性も薄い。

フォッケウルフに秘められた秘密とは一体何だったのだろうか?
当の機体が爆散した今となっては、もはやそれを知る由は無い。

おまけ:赤い鮮烈なボディ、巨大な翼、そしてその特徴的な頭部…
これらの特徴から、このボーンメカのモデルとなったのは、
ガメラの宿敵として有名な怪獣「ギャオス」であると断言が出来る。

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不気味な形をしたひつぎ
ぶきみなかたちをしたひつぎ

フラッター号のバレルの部屋に置かれている、不気味な形をした黄金色の棺。
調べるとロックは「確かバレル博士が現役のころ、有名なさばくの国の遺跡で、
おみやげに買ってきたものらしい」と語る。「DASH」にのみ登場する。

棺が(何者かの遺体を入れていた)本物か、偽者なのかは不明だが、
バレルはこれを横に寝かせず、部屋の机の横に立てて置いている。
なお、「DASH2」で行く事が出来るサウル・カダ島に砂漠は登場しているが、
この棺を売っていた遺跡のある“さばくの国”であるかは明かされていない。

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ふしぎな球
ふしぎなたま

禁断の地で遭難した人達の多くが包まれていた謎の球体。
この中に入っていた、ヨーションカの街の雑貨屋の兄の証言によると、
入った直後に眠くなり、気が付いた時には何年も経っていたらしい。

中に入っている人は、共通して膝を抱えた状態で眠っている。
同じ街に住む青年が若いままの姿で帰って来た事を考えると、
これはある種の“生命維持装置”と考える事が出来る。

ユーナが扱う事の出来る、失われた技術のうちの一つ。
外見は異なるが、その特徴は「謎のひし形」と酷似しており、
セラの封印が解かれたのと同じ頃に忽然と姿を消し、
中で眠っていた人達は、ヨーションカの街の郊外に姿を現した。

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ふしぎなひし形
ふしぎなひしがた

「DASH」の時代から14年前(「DASH2」の時代からは約15年前)、
ニーノ島の封印された遺跡の、入ってすぐの所で発見された謎のひし型状の浮遊物体。
発見者は当時51歳だったバレルで、中には赤ん坊のロックとデータが封印されていた。

バレルが手を触れると、ひし形はたちまち形を崩し、中から一人の赤ん坊とサルが姿を現した。
過去に類を見ない大発見だったが、ギルドマスターの許可を受けずにディグアウトしていた事と、
場所が場所なだけに公に発表するわけにいかなかった為、バレルは赤ん坊とサルを保護。
赤ん坊は「ロック」と名付けられ、彼の孫娘「ロール」と一緒にキャスケット家の一員として育てられた。

セラとジジが封印されていた「謎のひし形」と特徴が酷似しており、
発見された場所は異なるが、二つは同じものと考えられる。恐らくは失われた古代技術のひとつで、
これは言わば“古代人を封印し、長い年月を生き長らえさせるカプセルの様なもの”なのだろう。

裏設定:この物体についてはバレルがフラッター号の自分の部屋の本棚に残した、
ファイル03「ロック発見・上」の中にのみ記載されており、他では見られない。
ユーナはリセットを施されたトリッガーと、彼の外部記憶装置であるデータをこの中に封印した。

ちなみに、「DASH2」の年代設定は何故かほとんど明かされていないが、
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 5804(閲覧不可)に唯一それを伺わせる記述が存在。
“「DASH2」ではロックは一体何歳になっているの?”というファンからの質問に対し、開発スタッフさんが、
“前作から1年経ったか経たないかの話なので(たしか)、14か15かな?”とコメントされていた。

よく気を付けて見てみると、「DASH」から続いて「DASH2」にも登場する人物達は何故か、
解説書、関連書籍に一切年齢が記載されておらず、「DASH2」では何歳なのかが不明となっている。
公式設定として確立しているかは不明だが、そういった意味でも上記の一文は貴重な資料と言える。

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武士の情け
ぶしのなさけ

例え敵であっても、相手を辱める様な事はしない、
相手の名誉を重んじるという精神を表す言葉。
情け容赦無い様に見える武士にも、慈悲の心があるという意味。

サウル・カダ島のキモトマの街をボーン一家が占拠した際、
コブンに「トイレットペーパーはどうしましょう?」と聞かれたティーゼルが、
「武士の情けだ、それくらいは残してやれ」とコブンに命令していた。

直前に「情けは無用だぜ!」と言っているのに、
トイレットペーパーを残してあげるところが何とも憎めない。
ちなみに、ボーン一家はつけものも置いていっている。

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不死身のバレル
ふじみのばれる:Immortal BAREL

伝説のディグアウターとして名を馳せた、バレルの若い頃のあだ名。
数々の危険な遺跡を掻い潜り、次々と攻略して行った若き日のバレルは、
ディグアウター達から「不死身のバレル」とまで呼ばれる様になった。

彼は若い頃、ミュラーと共に世界を駆け回り遺跡の探索をしていたが、
「DASH2」から30年前に行った「禁断の地」の探索は失敗に終わる。
しかし、2人は今まで誰も戻らなかった極寒の島から奇跡的に生還。
そんな父を見て育った彼の一人娘・マチルダも、
何時しか父の様なディグアウターを目指す様になった。

この言葉は「生きる伝説」とほとんど同様の意味を持つ。
彼の孫娘であり、マチルダの娘・ロールも立派なディグアウター。
キャスケット一家は親子3代に渡るディグアウターの家系である。

裏設定:このあだ名は「DASH2」のバレルの紹介欄に記載されている。
「DASH」の解説書やゲーム中、攻略本にこのあだ名は登場していないが、
実はこのあだ名は「DASH」の時点で既に確立していた設定。

「CFC STYLE FAN-BOOK CAP! Vol.5 AUTUMN 1997」P.6のバレルの紹介に、
“ディグアウター達の間では伝説となっている名前です”と記載されている。

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ブタ
ぶた:pig

野生のイノシシを品種改良し、家畜化した食肉用の哺乳類。
一般に身体が丸く太っており、尻尾が細く短く巻いている。
鼻が突き出ていて孔(あな)が正面を向いており、「ブーブー」と鳴くのが特徴。
ライシップ島のサート牧場、カルバニア島のキトの村などで見かけられる。

捕獲したブタをコブン達に売却して貰った場合、1匹につき1600ゼニーの儲けとなり、
同じくブタの肉を売却して貰った場合には、1個につき400ゼニーの儲けとなる。
…肉1個に比べ、丸々1匹の値段が嫌に安過ぎる気がするのは気のせいだろうか?

ちなみに、グライド要塞からシューを助け出すと、
シューはお礼に「かわいいブタ」を1匹、ロックに譲ってくれる。
このブタはニーノ島に住んでいる少女にあげる事が出来る。

裏設定:「DASH2」では、何故か蹴られる度に段々体色が黒くなって行く。何故だ。

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プチコブンフィギュア
ぷちこぶんふぃぎゅあ:PETIT KOBUN FIGURE

「トロンにコブン」の初回限定ふろくとして先着購入者に配られた、
体長約6.5cmの非売品コブンフィギュア。対象年齢6才以上、別名「コブン人形」。
数あるコブングッズの中でも特に有名なもので、「コブンくん人形」とも呼ばれる。
「発見!コブングッズ!」掲載の、2枚目の写真の中央に3体写っている)

パッケージには保存性の高い密閉容器「ブリスターパック」が採用されており、
手に持たせる事の出来る棒と、その棒に挟んで使う厚紙製の看板が同梱されている。
更に、ゲーム中に登場するアイテム(ヘッドセット・タイヤ・カレーライス・紙飛行機など)や、
コブンの背中に接続して、壁にくっ付ける事が出来る吸盤もセットされている。
首、両肩、両手首の計5ヶ所が稼動。ブリスターパックの左上には番号シールが貼られている。
番号によってコブンの表情や、中に入っているアイテムが一つ一つ異なるのが最大の特徴。

ブリスターパックと言っても、パッケージは完全に密封されているわけではなく、
透明なパッケージが、セロハンテープで後ろの厚紙に固定されているという単純なもの。
一度開封しても、セロハンテープ以外なら元通りに出来るという利点を持つが、
年数の経過と共に、吸盤の色が白く変色(経年劣化)してしまうという欠点を併せ持つ。

通常の40種類とは別に、実はシークレットとして2種類の“隠しコブンくん”が存在する。
一つは「トロコブ」のゲーム中にも登場する、ヘッドパーツの色が赤い「お気に入りコブン」。
もう一つは黄色の部分が金色の特別(ゴールド)版、Vジャンプオリジナル『プチコブン』。
お気に入りコブンは通常の40種類と同様、初回限定ふろくとして初期ロット版購入者に配られたものだが、
特別版はその名前の通り、集英社「Vジャンプ」1999年8月号(1999年6月21日発売)の誌上プレゼント用。
P.73の応募券を貼った官製ハガキを送った人の中から、抽選で500名にプレゼントされた。

この2種類のうちどちらだったのかは不明だが、“隠しコブンくん”は2002年10月頃、
「カプコンファンクラブ」(現「u-capcom」)でも1名にプレゼントされた(そこでは「41号」とされていた)。
ちなみに“隠しコブンくん”は他とは異なり、ブリスターパックの左上に番号シールが貼られていない。

初期ロット版のみの限定ふろくだったので、現在では非常に入手困難なグッズ。
フィギュアとしての完成度は高いが、動かして遊ぶには不向きな脆い材質で出来ているので、
もし運良く手に入れる事が出来た場合、取り扱い(特に壊れ易い両腕接続部)に注意しよう。

裏話:500名プレゼントという点から、特別版は(少なくとも)500体作られていた事が分かる。
かなり多く思えるが、他の41種類の数が明かされておらず、他と比べて多いのか、少ないのかは不明。
しかし上述の内容から考えても、“42種類中最も入手困難である”と言っても過言ではないだろう。

2003年末にe-CAPCOMで行われたクリスマスキャンペーンでも、
ロックマンDASHシリーズの購入者の中から、先着順でこのフィギュアがプレゼントされていた。
効果は一目瞭然で、キャンペーン時、ロックマンDASHシリーズは全て品薄状態となっていた。
(キャンペーン用に再生産されたものではないらしく、配られたのは既に吸盤が白く劣化したものであった)

なお、「トロンにコブン」(ノーマル版)封入の広告チラシには、
「プチコブンがもらえる。お気に入りコブンキャンペーン」が紹介されていた。
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 2776(閲覧不可)には当選者の投稿が存在。
そこに書かれていた内容によれば、キャンペーンで貰えたのは通常の40種類だったとの事である。
(“「お気に入りコブン」は入ってませんでした”と書かれていた事から、その事が分かる)

2007年11月18日開催の「ロックマン20周年記念イベント」で1号、2号、3号が展示されたが、
“トロンにコブン オリジナルフィギュア(全40種)非売品”と、誤った種類数で紹介されていた。

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ぶっこわしのモッサ
ぶっこわしのもっさ

若い頃にレーサーとして活躍していたモッサの、当時の愛称。
レーサーとして名の通っていた彼の事を、ファンがそう呼んでいたのだろう。

何故「ぶっこわし」と呼ばれるのかは不明だが、
レコードタイムを「ぶっちぎる」と言う言葉が、
何時の間にか「ぶっこわす」に変化して行ったのではないだろうか。

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仏像
ぶつぞう:Buddha statue

サウル・カダ島のキモトマの街にあるご本尊様。
握り拳を親指を上げて突き出した、特徴のある手の組み方をしており、
島に住んでいた昔の人がリーバード風に作ったものと考えられている。

街をボーン一家が占領した際、ティーゼルによって安置場所から盗み出され、
ロックが迂闊に攻撃出来ない様にと、ブリッツクリークの盾にされてしまっていた。
年代ものの為か強度は低く、ロックバスターを数発当てると壊れてしまう。
(壊れてしまった場合は、モッサに寄付を行う事で修復が可能)

裏設定:DASHまわりに掲載されている設定画では「だいぶつ」とされているが、
実際に登場する像は、そんなに大きいものでは無いので「仏像」と呼ばれている。
(そんなに重要視されているわけでも無いらしく、「大仏」とも呼ばれている)
URL:http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/dash/himitsu/himi1b.html

再建された仏像は破片を組み合わせて修復したものなのか、
それとも一から作り直されたものなのかは謎である。

また、オリジナルの人間は既に滅んでいる筈なのに、
デコイの間で何故、仏が信仰されているのかも不明。
デコイが「言葉や文化を与えられた」事に由来すると考えられる。

おまけ:仏像とは仏・菩薩などの姿を元に造られた彫像の事。
元々は釈迦(ガウタマ・シッダールタ)をモデルにして造られたものとされている。
紀元前1世紀以降から造り出されたものとされているが、真相は定かではない。

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ブティックの店長さん
ぶてぃっくのてんちょうさん:BOUTIQUE sales girl

アップル商店街にある女性服専門店「Dress Maker Hip Bone」で働いている店長さん。
独特な物腰の女性で、ロックの事が好みらしく、彼の事を「ロックちゃん」と呼ぶ。
美術館館長が必要としている、赤い絵の具を探すロックに使いかけの「口紅」を譲ってくれる。
売り子のお姉さんなので、公式設定資料集上では“売り子のオネーサン”とも呼ばれている。

実際には会っていないが、ロックに彼女(ロールの事)が居る事も知っており、
話すタイミングによってたまには彼女でも連れてきたらどうか、と聞いて来たりする事もある。
また、フラッター号を修理した後〜地下都市を開放するまでの間、警察署にも姿を現しており、
メインゲート開放直後に話を聞くと、家が空き巣に入られてしまった事を話してくれる。

一人暮らしをしている事もあり、不安を感じているのか、
「ロックちゃん、あたしといっしょにくらしてくれない?」と冗談を言う。
(余談だが、この空き巣を探すというサブイベントなどは存在しない)

ちなみに、ロックは彼女の事が苦手である。

名前の由来:ブティック(boutique) 婦人服や装身具を扱うお店
おまけ:あまり知られていないが、実は彼女もトロンと同じ特徴の髪型をしている。
しかも店の名前は「Hip Bone」(片仮名にすると「ヒップボーン」)。

…もしかしてボーン一家の親戚だったりするのだろうか?

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ブラウントラウト
ぶらうんとらうと:brown trout

体側に散在する黒色の斑紋と、体側中央に同じく散在する、
白く縁取られた赤色斑紋が特徴のサケ目サケ科の魚。

原産地はヨーロッパ全域で、日本への移入は直接ではなく、
アメリカからのブルックトラウトの卵に混じっていたのが最初と言われる。
魚食性の強いマスで、降海型では5〜6年で全長1mにも達するが、
陸封型では15cm程度で成熟する。産卵期は10月〜11月。

ジュウイン湖の中に生息しており、「トラウト」と呼ばれる魚。
この湖はこれが釣れる事で有名で、休日になると多くの釣り客で賑わう。
唯一のボートハウス「Wily's BOAT」で舟を借りて釣りをする事も出来、
その事からか、市民の憩いの場としても湖畔は有名である。

裏設定:「Wily's BOAT」に居る男性は「トラウト」としか語っておらず、
何故他のどれでもなくブラウントラウトなのか?と思われるかも知れないが、
この設定はロックマンDASH公式HPの「マップ」に記載されている。

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フラッター号
ふらったーごう:FLUTTER

全長/20.94m 全高/20.94m 最大503km/h

「生きる伝説」と呼ばれた伝説のディグアウター、バレルが現役時代に使っていた由緒正しい機体。
今の世代にとっては古い機体だが、ロールの手で船体の色々な所が整備、改造されており、
ゲゼルシャフト号を追い抜いてしまう程の、最新の飛空船にも負けない高い性能を誇っている。
「大いなる遺産」を求めて旅を続ける小型飛空船。キャスケット家の家でもある。

…しかし、やはり年代には勝てないのか? たまに調子が悪くなる事があり、
エンジントラブルで航行不能状態に陥り、カトルオックス島に不時着してしまった。
年代モノのポンコツだが、ロールはこれで結構気に入っている。
天気の良い日は、甲板で洗濯や日向ぼっこをすると気持ちいいと彼女は語る。

船体のコントロールには操舵輪を用い、主にロールが操縦を担当する。
一応ロックも操縦出来る…が、彼は操縦が苦手(その為、本人は操縦出来ないと語る)。
上垂直尾翼は収納可能で、垂直尾翼が両方無くても水平尾翼のみで飛行する事が出来る。

「DASH2」ではロールにより(ロックの装備を全部売って)大改造を施された。
改造を施された、または前作「DASH」で見られなかったのは以下の点である。

・ エンジンが新しい物に買い換えられた。そのおかげで貯金は無くなってしまう。
・ 全部屋に内装工事が施された。しかし、ロックの部屋は殺風景のままである。
・ 船体下部のサポートメカ搬入口(小型の飛空船なので、あまり大きいメカは収容出来ない)。
・ 船体の完全停止滞空が可能となった。地上に降りる時は入り口から地面に梯子を降ろす。

名前の由来:マンボウの形に似ている為、フラッター号は元々「マンボウ号」と呼ばれていた。
マンボウを漢字に直すと「翻車魚」。「翻」→「翻す」を英語に直すと「flutter」フラッターとなる。
「天空の城ラピュタ」に登場した、海賊の襲撃機「フラップター」との関係は無いらしい。

裏設定:開発当初は上記の通り、マンボウに形が似ている為「マンボウ号」と呼ばれていた。
洗濯物を干せる様、甲板中央と縦上部尾翼の間に、物干し用のワイヤーが引っ張られている。
それが確認出来るのは設定上のイラストのみで、実際のゲームでは確認出来なかったが、
「ナムコ クロス カプコン」にもこの機体が登場。ワイヤーを引っ張るポールが再現されている。

ホロン機関が組み込まれたエンジンを、実際に見る事が出来る数少ない機体。
「DASH」で修復された際には、動力にレッドディフレクターが使用されていた。
「DASH2」で組み込まれた新しいエンジンに、同じものが使用されたかは不明である。

おまけ:気付き難いが、イラストとゲーム中では何故かコックピットの窓の位置が異なる。

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フリーランニングRPG
ふりーらんにんぐあーるぴーじー:FREE RUNNING RPG

「DASH」と「DASH2」の2作品で採用された、全く新しい新ジャンル。
「トロンにコブン」はこれを含めた「アクションバラエティ」が採用されている。
従来のアクションRPGとは“自由度が限り無く高い”という、決定的な相違点を持つ。

360度上下左右、全方向をフルポリゴンによって彩られた世界を、
ロックを操作して縦横無尽に駆け巡るという画期的な新ジャンル。
建物の上に登ったり、いきなり戦闘に突入したりと、
まるでプレイヤーが、ゲームの世界を冒険している様な感覚を覚えられる。
その魅力は、発売から約8年経った今でも全く衰える事は無い。

名前の由来(推測):フランスで発祥したスポーツ「フリーランニング」

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振り子トラップ
ふりことらっぷ:PENDULUM TRAP

カトルオックス島の地下遺跡に登場する、振り子の様に通路を左右するトラップ。
取っ手の様なものが付いた物質が高速で回転しており、リーバードの様にも見えるが、
エネミーアラームが反応しないので、リーバードとは違うものである。

定位置を一定速度で行き来しており、接触すると弾かれてダメージを受けてしまう。
とても頑丈に造られている為、ロックにもリーバードにも絶対に破壊する事が出来ない。
頭の悪いリーバードは、このトラップに自分から当たって自滅してしまう事もある。

シャラクンの遺跡にも、同名の侵入者除けトラップが登場する。
奇妙な顔の描かれた一本角の付いた鉄球が、鎖に繋がれてぶら下がっており、
それが高速で振り子の様に左右し、侵入者の行く手を阻んでいる。
ダンツによれば、ぶつかるとかなり痛いらしい…

トラップを解除するにはスイッチを押す必要があるのだが、
肝心のスイッチは、鉄球が左右している向こう側に設置されている。
タイミングを見計らい、スイッチに向けて指揮弾を発射すれば、
コブンにトラップを除去して貰う事が出来るだろう。

スイッチを押すと鉄球の動きが止まり、
鎖に引っ張られて鉄球が天井へと消えて行く。

名前の由来:振り子の様に動くと言うその特徴から。
裏設定:「トロンにコブン」のものは、まわりの「秘密のギャラリー」の中に、
「鉄球トラップ」と言う名で描かれたデザイン案が掲載されている。
その事から振り子だけでなく、「鉄球トラップ」とも呼ばれる事が分かる。

しかし、その設定画は…!

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ブリッツクリーク
ぶりっつくりーく:BLITZ KRIEG

サウル・カダ島のキモトマの街を襲撃した変形式ボーンメカ。
ティーゼルが搭乗しており、サウル・カダ島の遺跡の入り口の上に居座っている。
仏像の1.5倍程の大きさを持つ戦闘マシン。

島の文化遺産に指定されている街のご本尊様を背中に乗せており、
ロックが攻撃を加えようとすると、それを盾にするという卑怯な戦法を取る。
コブンモール改を無数に引き連れており、電磁カッターを放ったり、
島の彼方此方から盗んで来た日用雑貨を投げ付けたりして攻撃を行う。

ロックの攻撃で仏像が破壊されると、サメの様な姿をした第二形態に変形する。
辺りの砂の中に潜って高速で移動し、砂から跳び出して放つダイビング噛みや、
着砂と同時に尻尾の先から発射する誘導ミサイルでの攻撃を得意とする。

サウル・カダ島の遺跡をディグアウトしているトロン達の為、
ロックを足止めしたが、仏像の事も気にされず破壊されてしまった。
その際、機体に積んでいた盗んだ日用雑貨も全て燃えてしまった。

名前の由来(推測):Blitz(ドイツ語で「電撃」)+krieg(ドイツ語で「戦」)
裏設定:第二形態の目の上には、ランプカバーの様な岩、砂避けのプレートが付いている。

第一形態の顔は泥棒のおっさんをイメージしたもので、
開発スタッフさん曰く、「ぶっさいくですね」との事。
DASHまわりの秘密のギャラリーに設定画が掲載されている。

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フリットー
ふりっとー

「トロンにコブン」に登場する小型リーバード。シャラクンの遺跡にのみ棲息する。
空中を漂いながらゆっくりと回転しており、同じ場所・部屋で沢山出現する事が多い。

侵入者を発見すると、眼を赤く発光させながら侵入者に近付き、接触すると自爆する。
防御力が高く、通常時(眼が青い時)はフェルケルの体当たりで弾き飛ばすのがやっと。
コブン達の助けを借りなければ無傷で倒すのは難しいだろう。

名前の由来(推測):イタリア料理の一種「フリットミスト」
魚介・野菜の刻み揚げ(天ぷら)。「フリットー」と呼ばれる事もある。

おまけ:体当たりして弾き飛ばしたフリットーが上手く仲間に当たると、
まるでビリヤードの玉がぶつかるかの様に、お互いを弾き飛ばし合う。

防御力が高い故に成せる高度なテクニック… では無さそうだ。

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フリフェリ
ふりふぇり

「トロンにコブン」にのみ登場する、空中を浮遊する小型のリーバード。
凧の様な外見を持ち、2枚の回転翼を低速で回転させながら迫って来る。
1体で居る事は無いので、周囲を囲む様に現れる仲間達にも注意が必要。

「ボゥッ」と言う音を立てて突然現れる為、
周囲を囲まれる事が多いが、耐久力は非常に低い。
慌てず、冷静に対処すれば倒す事が出来るだろう。

ナッカイの遺跡と、古代神像の頭部周辺に登場。
後者は、倒しても無限に出現する。

名前の由来(推測):フライ(fly)+ヘリコプター(helicopter)
前者は英語で「飛ぶ・飛び回る」を意味する言葉で、後者は航空機の名前。
機体の上に取り付けた回転翼をエンジンで駆動、揚力と推進力を得て飛行する。
略称で「ヘリ」と呼ばれる事が多い。

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ブルー
ぶるー:BLUE

グライド一家の中でもグライドが特に信頼を寄せている、シタッパー幹部のうちの一人。
シタッパーの中で最も高い地位を与えられているが、同じ幹部のグリーン、レッドとは仲が悪い。
名前の通りボディが青いカラーリングで彩られており、右目を眼帯で覆っている。
グリーン、レッド、シタッパー2人と一緒に搭乗するドラッヘエースでロックと対決した。

グライドの命令で、シタッパー達を率いてニーノ島を襲撃したが、ロックに敗北して撤退。
しかし撤退先のグライド要塞も陥落され、島ひとつ落とせなかった為にグライドに失望されてしまう。
その後パラボラ砲の攻撃で頭がおかしくなり、爆発するキンググライドンと一緒に海に墜落した。

名前の由来:ブルー(blue) 青
裏設定:シタッパー幹部という地位と、グリーン、ブルー、レッドという名前は、
集英社「ロックマンDASH2 ファイナルディグアウターズファイル」P.113に記載されている。
ゲーム中、及びその他の書籍では確認する事が出来ない、とても珍しい設定である。

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古き神々
ふるきかみがみ:ancient Gods

「ロックマンDASH2」のエピローグデモの中において、
ユーナの端末に最低限の機能を移したセラが呟いた、謎の存在。
古代人達の間では既に死んだものと考えられていたらしい。

同デモにおけるマチルダ(ユーナ)の話によるとどうやら、
地上にある古い施設に、マスター達が封じ込めていた“何者か”を指すらしいが、
セラが倒され、ヘブンの機能が停止したと同時に施設が再び動き始めたと言う。

“神々”とある様に、一人だけでなく複数人存在すると思われるが、
それらが独自の活動を始めると、地上に混沌の時代が訪れるという…

果たして、セラが口にした「古き神々」とは何者なのだろうか?
彼らが復活を遂げた時、地上は一体どうなってしまうのだろうか?

裏設定:PSP版「DASH2」の字幕では「ふるき神々」と記載されているが、
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 30554(閲覧不可)において、
開発スタッフさんが「き神々」と書かれていた事が分かっている。

また、その過去ログの中で「古き神々って何なんですか?」というファンからの質問に対し、
開発スタッフさんは“DASH3が出ない限り、たぶん永遠の謎でしょうね”と回答されていた。

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古き良き時代の大冒険活劇
ふるきよきじだいのだいぼうけんかつげき:DIGOUTER'S ADVENTURE STORY in HALCYON DAYS

「ロックマンDASH」の「DASH」… 略さずに書くと、
「DIGOUTER'S ADVENTURE STORY in HALCYON DAYS」を指す言葉。

タイトルにある「DASH」というのは、本来は「駆け出す」という意味だが、
ここでは「DIGOUTER'S ADVENTURE STORY in HALCYON DAYS」という、
長い長いタイトルの頭文字をとって付けられている。

DIGOUTER(ディグアウター)達が冒険活劇するHALCYONな日々…
HALCYON(ハルシオン)とは「穏やかな…」という意味の言葉で、
これはざっくり言うと「古き良き時代の大冒険活劇」という意味を持つ。
これを縮めて「DASH」と名付けられたのである。

“10周年を迎えたロックマンが、新しい時代に向けて、今再び駆け出す!!”
つまり、新たなるスタート。そんな開発スタッフさん達の想いが込められている。
読み方は同じ「ダッシュ」でも、決して「’」という意味ではない。

名前の由来:DIGOUTER'S ADVENTURE STORY in HALCYON DAYS

裏設定:「DASH」の意味について解説している上記の内容は、
「CFC STYLE FAN-BOOK CAP! Vol.5 AUTUMN 1997」P.6に記載された公式設定
「ロックマンDASH」の「DASH」というタイトルの謎はこの中でしか明かされていない。

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ブルムベア
ぶるむべあ:Blumebear

全高/5.25m 全幅/3.57m 最大時速/255q/h

カトルオックス島のセントラルタウンを占拠していた、コブン専用の陸上機動マシン。
コブンの中でもエリートと認められた者だけが乗る事の出来るハイ・スペックマシンで、
市警察も迂闊に手を出す事が出来ないほどの強力な武装を施されている。

レッド・ブルー・イエローの3体が存在し、それぞれ少しずつ性能が異なっている。
機体の型や武器は同じで、両腕のマシンガンとコブンの手投げ爆弾で攻撃する。

赤:3体の中で最も攻撃力が高く、正面への攻撃はとてつもない威力。逆に後ろからの攻撃には弱い。
青:移動速度が速く、3体の中で最も逃げ足が速い。その代わりに耐久力が低い為、待ち伏せに弱い。
黄:攻撃力・速度共に平均的である代わりに、耐久力が他の2体よりも高い。安定した攻撃を行う。
(※正確には、赤は攻撃力でなく連射数が優れており、他の2体よりも弾丸を多く発射する)

援護射撃用のドラッヘ(赤)2機を従えてロックと対決したが、3体ともロックに破壊された。
なお、この機体の残骸は後に街の住民達によって片付けられ、ごみ箱に捨てられている。
ごみ箱を調べると入手出来る腕パーツが、特殊武器「マシンバスター」の材料となる。

名前の由来(推測):ドイツ軍戦車「Brummbar」(訳:気難し屋、ハイイログマ)
裏設定:倒すとディフレクターのかけらを落とす事から、
動力部にはホロン機関が組み込まれているものと推測される。

後に「マーヴル VS. カプコン2 ニューエイジ オブ ヒーローズ」にもブルムベアが登場。
コブンが必殺技「ブルムベア」を使用すると、ブルムベアに乗り込んでマシンガンで敵を攻撃する。
コブンのカラーリングに応じた、赤、青、紫、ピンク、黒、緑の6色の機体が登場する(性能は同じ)。

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プロトタイプフェルディナント(仮)
ぷろとたいぷふぇるでぃなんと(かり):PROTO TYPE FERDINAND

「ロックマンDASH」に登場したフェルディナントの試作型。
実際に登場したフェルディナントと比べると各部の造りが簡略で、
大きな4本足の太腿と脛(すね)が、伸縮可能な蛇腹になっている。
その全身は赤ではなく、緑色のカラーリングで彩られており、
機体下部のマシンガンはまだ取り付けられていなかった。

頭の裏側には、コブンの配備が可能な小さな甲板が設けられており、
コブンがそこから弾を込めると、口からリボルバーの様に弾丸を発射。
銃口部分は頭の内部へと収納が可能となっているらしく、
頭部の内側にリボルバーのメカニズムが組み込まれている様だ。

「トロンにコブン」の企画段階で幻の2号機として考えられたが、
最終的にはボツになってしまった幻のボーンメカ。
巨大メカだった為に出番が無かったのかも知れない。

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フロンゲル
ふろんげる

マンダ島の遺跡に棲息する、「ゲコゲコ」と鳴く蛙(カエル)型のリーバード。
ポクテ村の少年が言う「緑色でピョンピョンはねる生き物」とはこのリーバードを指し、
遺跡の入口がある建物の中に、これを祀ったかの様な像を見る事が出来る。
ボーラは自在に操る事が出来るらしく、彼の指示に従ってロックを攻撃する。

常に小刻みに跳びながら移動し、侵入者に対してはそのまま体当たりを行う。
侵入者が近くでジャンプすると自分もジャンプする、と言う変わった習性を持っており、
上を跳び越そうとすると邪魔される。囲まれた場合は、逆にその習性を利用してみよう。

ガルガルフンミーはこのリーバードの親玉と思われるが、
これが成長した、同種のリーバードなのかは不明である。

名前の由来(推測):フロッグ(frog) 蛙

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ペール
ぺーる:PERL

シャラクンの遺跡をディグアウト中、突然コブン達に話しかけて来た謎のお姉さん。
ノースリーブでミニスカートのドレスを着ており、チャーミングで可愛い見かけをしているが、
リーバードを倒してくれる人を探していた様な口ぶりをするなど、時折怪しい言動を見せる。
猫の耳の様な形をした帽子をかぶっており、腰にウエストバッグを着けている。

その正体は、お宝の横取りを専門とする狡猾なディグアウター。
コブンを騙して、コブンが見付けた「聖なる輝石」を横取りしようと目論んでいるらしい。
(空賊ではないが、他人のお宝を奪おうとするという点では空賊に近いとも言える)

コブン達と出会ってからは、(利用する目的で)ダンツと行動を共にする様になり、
輝石を入手する為に必要なルームキーを奪って逃げたが、シタッパー達に捕まってしまう。
その後、シタッパー達にかじられそうになっていたところをダンツとコブン達が救出。
この一件で彼女は人を騙す事を反省し、ディグアウターとして大きく成長するのであった。

当初は、行動を共にしているダンツを内心小馬鹿にしていたが、
彼に助けられてからは、彼の事を頼りになると思う様になった。

声優:堀越 真己(と思われる)
名前の由来(推測):パール(pearl) 真珠

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ヘヴン
へう゛ん

マスターとロック達が暮らしていたという謎の場所「ヘブン」の誤記
DASHファンの間で、ヘブンの話題が挙がる時によく使用されている言葉だが、
正しい表記は「ヘン」で、「ヘン」という表記は誤りである。

この表記は、ヘブンが初めて登場したロックマンDASHシリーズのみならず、
他のロックマンシリーズのファンの間でも誤って使用されている事がある。
DASHまわり掲示板の過去ログLogged under tree 30554(閲覧不可)の記事において、
ロックマンDASHシリーズの開発スタッフさんでさえ使用されていた程である。

開発スタッフさんが使用されている為、「ヘヴン」でも良いのではとも考えられるが、
「DASH2」のゲーム中、及び関連書籍の中で「ヘヴン」という表記は一度も使用されておらず、
「ロックマンX5」覚醒ゼロエンディングのエックスの台詞も、表記は「ヘブン」で統一されている。

名前の由来(推測):ヘヴン(heaven) 天国
裏話:ヘブンとの関連は無いと思われるが、「ロックマン ゼクス」にその名が登場する、
「プロジェクト・ヘブン」は「プロジェクト・ヘヴン」と表記されている場合がある。
(ファミ通DS+Wiiで連載されたコミック版では「プロジェクト・ヘブン」で統一されていた)

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へなちょこメカニック
へなちょこめかにっく

トロンがロールを呼ぶ時の呼び方。これは彼女の自信の現れなのだろう…が、
実際のところは、両者共負けず劣らずのメカニックの天才である。
ちなみに面と向かって話す場合、トロンはロールの事を「あなた」と呼ぶが、
「ナムコ クロス カプコン」で再会した時は、何と「ピンハネ女」と言い放った。

名前の由来:「へなちょこ」 未熟な者や、くだらない者をののしって言う語。

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ヘブン
へぶん:HEAVEN

老いも病も、飢えも争いも無い、昔の人間がつくり出した究極の世界。
滅び去った古代人達によって3000年以上も昔につくられたものらしく、
唯一残ったオリジナルの人間マスターは、3000年もの間、ずっと此処で暮らしていた。
セラとユーナは、その世界を管理する為につくられたマザーコンピューター。

22世紀を戦い抜いたイレギュラーハンター「ロックマンX」が提唱した、
“人もレプリロイドも幸せに暮らせる楽園”を目指し創造された世界。
しかし、完成したヘブンにエックスの姿は無く、彼の行方は現在も不明である。

地球を公転する衛星状の物体で、地球から見た姿は月と似ているが、
月とは別のものらしい(トリッガーの記憶の中で月が見られる事に由来)。
球体に一本角を生やした様な形をしており、表面が不気味な模様に彩られている。

「シャトルベイ」「ディフェンスエリア」「サイドエリア(居住区)」
「マザーエリア」「ライブラリ」と言う区画によって構成される「2」のラストダンジョン。
ディフェンスエリアには、地上よりも遥かに強力なリーバード達が配備されており、
マザーエリアでは、それらをも凌ぐ程のボスリーバードが4種(全6体)出現。
そしてヘブンの最深部に位置するライブラリに、セラ戦闘端末が待ち構えている。

サイドエリアには古代人達の居住区や、マスターが住んでいた建物が残っているが、
永い年月の間に風化してしまい、朽ち果ててしまったものがその大半を占めている。
何も知らないリーバード達により、それらは今も、侵入者の手から守り続けられている…

名前の由来(推測):ヘヴン(heaven) 天国、楽園
非常に間違われ易いが、ヘンと言う表記は誤記である。

裏設定:DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 30554(閲覧不可)の中で、
「ロックマンX5」“覚醒ゼロエンディング”でエックスが語ったヘブンと同じものだと明らかにされた。
ヘブンの存在こそが、DASHがXの歴史と繋がっている事を示す決定的な証拠と言える。

おまけ:争いだけは完璧に取り払えなかったらしい。

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ヘブン動力室制御システム
へぶん どうりょくしつ せいぎょしすてむ

ヘブン動力室制御システム

人類再生プログラム発動後は、エネルギーの
80パーセントを本プログラムじっこうに
わりふるものとする

かくじの作業に問題が生じる
おそれがある場合は、
マザーの確認を受けること

システムの一環。ヘブンのディフェンスエリア地下2階の最も西の部屋のコンパネから引き出せる情報。
人類再生プログラムの発動と、プログラムの実行に用いられる膨大なエネルギーについて書かれている。

ちなみに、この情報を引き出せるコンパネの横に、
アイテムデータをダウンロードできるセキュリティシステムのコンパネも設置されている。
大きなコンパネの横にあるので目立たず、コンパネを非常に見逃しやすいので注意しよう。

おまけ:海外版「Mega Man Legends 2」ゲーム中における、
「ヘブン動力室制御システム」の英訳文を紹介(日本語文は上記参照)。

80% of operating power will
be diverted to Carbon
Reinitialization Program.

If power divertion impacts
operation, contact the
Mother Unit.

4行目にある「divertion」は、「diversion」の誤植、もしくは造語と思われる。
他のコンパネで引き出せる情報とは異なり、何故かこの情報のみタイトルが省略されている。

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ベンスリー
べんすりー:Bensley

魚の骨模様の青い服がトレードマークの、ジムの2番目の子分で気の弱そうな少年。
揃った前髪で眼が隠れており、言葉の語尾に「やんす」を付けて話すのが特徴。
ジム、オッシュと共に「カトルオックス・スーパーヒーローズ(自称)」の一人として、
怪しい奴を見付けては警察に通報するなど、島の平和を守る為に活動をしている…が、
何故か「悪ガキ3人組」と呼ばれる事の方が多い様だ。

彼の家はセントラルタウンにあるが、実は結構なお金持ち。
母親のマダムや家政婦達に結構厳しい教育を受けている様で、
時折「図書館に行く」などと嘘を吐いて、ジム達と会う事もある様だ。

ジムとオッシュには素直に従うが、いじめられっ子と言うわけでは無い様だ。
走るのが遅い為、鬼ごっこで鬼になってしまったら終わりでやんす。

名前の由来:便所スリッパを履いているから「ベンスリィ」らしい。
イラストでは靴を履いているが、ゲーム中では確かにスリッパを履いている。
ジムとオッシュと会う為に、家から逃げ出しているのだろうか…?

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ボーラ
ぼーら:BOLA

空賊「BBブラザーズ」の一人。バンコスカスとはコンビを組んで19年になる。
自由奔放な性格の人物だが、嘗ては相当な荒くれで、数々の遺跡を荒らし回っていた。
バンコスカスと同年代と思われるが、年齢は不明。最近、腰を悪くしたらしい。

もう遊んで暮らせるだけのお金を貯めた事と、寄る年波の為引退を考えていたが、
「大いなる遺産」を夢見るバンコスカスの要請を受けて、再びコンビを組む事になった。
ちなみにバンコスカスとは本当の兄弟ではなく、義兄弟の関係にある。

常に空中を浮遊しており、姿を隠したり、
両腕の剣や手裏剣などを使って特異な攻撃を行う凄腕の忍者。
本来、侵入者に対して攻撃を加える筈のリーバード「フロンゲル」をも操る事が出来る。
単なる空賊としてだけではなく、ディグアウターとしてもその戦闘能力は一流である。

声優:草尾 穀
名前の由来:何処かの国の言葉で“暴れん坊”(何処の国の言葉かは不明)
DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 32397(閲覧不可)で明かされた。
名前の綴りは「MEGAMAN LEGENDS 2」解説書の22ページに記載されている。

裏設定:彼には双子の弟が居るらしいが、弟の方は現在行方不明である。
何時の日か、彼の弟がロックの前に立ちはだかる日が来るのだろうか?
(集英社「ロックマンDASH2 ファイナルディグアウターズファイル」P.126で明かされた)

ボーラとバンコスカスの2人は、元々は「トロンにコブン」用にデザインされたキャラクター。
開発室からみなさまへのメッセージ掲載のイシハラさんのメッセージで明かされた裏話。

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ボーンデパート
ぼーんでぱーと:BONE DEPARTMENT

日用雑貨に食品、洋服、玩具まで何でも取り揃える「デパートメントストア」の略。
大きな店舗を構え、あらゆる種類の商品を陳列・販売する総合小売店(百貨店)。

カトルオックス島での事件後、ボーン一家は空賊から足を洗い、
メインゲート最深部で手に入れた「にじ色のディフレクター」を元手にしてデパートを設立した。
しかし、ティーゼルが自分の趣味で商品を仕入れ過ぎて経営不振に陥り、空賊に逆戻り…。
ボーン一家は経営を立て直す為、転職して空賊家業を始めたグライド達と共に空賊連合を結成。
デパートで売る商品を得る為に、サウル・カダ島を襲って日用雑貨や食料品などを強奪した。

しかし、強奪品を積載していたブリッツクリークはロックとの戦いで大破。
デパートで売ろうとしていたものも全部燃えて無くなってしまうのだった。

裏設定:“ボーン一家がデパートを経営する”という設定は「DASH」開発時に考案されたもので、
公式設定資料集P.59にて、「ボーンデパート」の名前でデパートの設定画が公開されている。
ドクロの周囲に“DEPARTMENT BONE GROUP”と書かれたデパートのシンボルが掲げられており、
“ANTIQUE TOYS”を販売したり、“JANK BAZAR”を開催すると(設定だけ)考えられていた様だ。

ビルの上にあるドクロマークがイカしており、ティーゼル曰く、
「デパートぐらいその気になりゃあ、カンタンに建てられる」らしい。

ちなみに、解説では「ビックリさせんなよ」が「させなんよ」と誤って記載されていたりする。
ドクロマークのデザインが現在のボーンマークとは異なる事から開発初期の設定と思われるが、
「DASH2」では一度はボツになったこの設定を元に、ボーン一家の現状が確立したのだろう。

また、“デパートの設立に「にじ色のディフレクター」が元手になった”というのは、
集英社「Vジャンプ」2000年4月号(2000年2月21日発売)P.42にのみ記載されていた珍しい設定。
ボーン一家の紹介に“『1』でゲットした巨大なディフレクターでデパートを設立”と明記されている。
(グライドは“手下のシタッパーとともに転職…。空賊家業を始めたみたい”と紹介されている)

「にじ色のディフレクター」がどの様に使われたかは、他の資料では全く触れられていない。
しかし「2」発売当時から、(明示されていた事を知らない)ファンの間でよく推測されていた。

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ボーンマーク
ぼーんまーく:BORN MARK

ボーン一家を象徴する、一家の家紋とも言える独特な骸骨の形をしたマーク。
全てのボーンメカにこのマークが刻印、または取り付けられており、
ティーゼルやボンの肩パーツにも、このマークのデザインが取り入れられている。

なお、トロンの耳飾り・胸飾りは形こそは似ているが、ボーンマークとは違うもの。
トロンのものは、口元の模様がホロッコのそれとほぼ同じデザインとなっている。
これは母親のものと模様が同じだが、もしかすると亡くなった母親の形見なのだろうか?

名前の由来:ボーン一家のマーク
裏設定:ゲーム中で「ボーンマーク」と言う単語は何処にも登場していないが、
設定画や、設定資料集などの書籍にははっきりとその名が記載されている。

何故ドクロなのかは、随分前の事なので開発スタッフさんも忘れてしまったらしいが、
ボーン一家のモデルとなった「タイムボカン」の悪役3人組のトレードマークがドクロで、
悪といえばドクロだろうという事で決まった様な気がする… と語られていた。
(DASHまわり掲示板の過去ログLogged tree under 21551(閲覧不可)より)

ちなみに“ボーン”の綴りは、基本的に「BONE」ではなく「BORN」と記載される。
PC版「DASH」やエンターブレイン「カプコンデザインワークス」P.43に収録されている、
「ロックマンDASH メカイメージイラスト」では「BONE」という記述を見る事が出来る。
何故か「MEGAMAN LEGENDS」では「BONNE」になっている。その理由は不明。

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防御壁制御装置管理システム
ぼうぎょへき せいぎょそうち かんりしすてむ:Defense System Control

防御壁制御装置管理システム

重力ラインにふれると、高重力がかかります

メンテナンス時以外は、エリア内に
立ち入らぬこと

システムの一環。ヘブンのディフェンスエリア地下2階のマップ中央、
しびれる床がある部屋の隣の部屋のコンパネから引き出せる情報。

ここで言う「重力ライン」とは「重力トラップライン」の事で、
ディフェンスエリアのあちこちに設置されており、避けて通る事はできない。
コンパネで重力を変更できるので、コンパネの場所は必ず覚えておこう。

関連用語:Defense System Control

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ポクテの草原
ぽくてのそうげん:POKUTE grassland

「DASH2」体験版に収録されているミニゲームのひとつ、
「ヤクト・クラベ襲撃!」に登場する、ポクテ村の手前一帯に広がる草原。
「DASH2」に登場するポクテ平原と、ほぼ同じ形状のエリアである。

この草原はミニゲーム開始直後から、ボーン一家によって占拠されており、
レオポルド、コブン重機関砲、指揮戦車、そして何故かコブン1体が配備されている。
戦闘開始前、レオポルドはカモフラージュを施して待ち構えている。

次のステージであるポクテ村に進むには、指揮戦車を倒して鍵を入手する必要がある。
しかし、指揮戦車は何体ものコブン重機関砲に囲まれており、簡単に倒す事は出来ない。
…筈だったが、コブン達は呆気無くロックに倒されてしまった。

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ポクテの広場
ぽくてのひろば:POKUTE square

「DASH2」体験版に収録されているミニゲームのひとつ、
「ヤクト・クラベ襲撃!」に登場する、ポクテの山道を登り切った場所に位置する広場。
このミニゲームの最後を飾る舞台でもあり、ロールはこのエリアに捕らわれている。

このエリア一帯は完全にさら地で、トロンが操縦するヤクト・クラベと戦う事になる。
此処に来る際に渡った橋は、ヤクト・クラベが乗った為壊れており、逃げる事は出来ない。
ロックは見事トロンを撃ち負かしたが、最後にはとんでもないオチが待っていた。

此処での戦いで使用されているBGMは、この体験版の為だけに作曲されたオリジナルのもの。
製品版にはこの曲は一切使われていないので、ポーズをかけてじっくりと聞いてみて欲しい。

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ポクテの山道
ぽくてのやまみち(さんどう):POKUTE mountain path

「DASH2」体験版に収録されているミニゲームのひとつ、
「ヤクト・クラベ襲撃!」に登場する険しい山道。
ボーン一家が占拠するポクテの村を挟んで、ポクテの草原の反対側に位置している。

この山道もボーン一家によって占拠されており、コガニ機雷が配備されている。
その上更に、トロンが操縦するヤクト・クラベも直々にロックの妨害に現れ、
先に進む毎に機銃乱射、両腕部の遠隔攻撃を行い、更に巨大な岩石を転がしてくる。

このエリアを抜けて橋を渡ると、ロールが捕らわれているポクテの広場へと路は続く。

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ぽこぽん
ぽこぽん:POKOPON

キモトマの街に住む女の子が飼っている謎の生き物。オスらしい。
愛くるしい顔に似合わず性格はいたってクールで、何故かインドア志向。
彼は自分自身の事を「かわいけどケダモノだ」と語る。

街が空賊から開放されてからは、飼い主に散歩に連れて来られており、
ロックに対して「余計な事をしやがって」と睨みを利かしている。

その容姿からタヌキ、アライグマ、レッサーパンダの様に見えるが、
名前のイメージから言ってタヌキなのではないか?と考えられている。
ところで、ロックは何故、動物の言葉を理解出来るのだろうか…

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ボスメカ(仮)
ぼすめか(かり):BOSS MECHA

「DASH」の企画当初に考えられたボスメカの基本形デザイン。
設定資料集にはこれを元にした設定イラストが何枚も掲載されており、
街の道路を蹂躙しているものや、銀行強盗を想定して描かれたものなど、
様々なシチュエーションで描かれたイラストが掲載されている。
中には足が無く、まるでヘリコプターの様な姿のタイプも存在した。

この時から既に「4つ足」「タコ型」「人が搭乗する」…などのアイデアが固まっており、
このイメージを発展させた形として「フェルディナント」のデザインが完成したらしい。

当初、「DASH」のボスは過去のロックマンシリーズと全く異なる方向性が存在し、
“自分の意思を持っているのか、いないのか”“特殊武器を得るのか、否か”などの点で悩まれていた。
最終的には「搭乗するライドメカ」で、「残骸から特殊武器を開発出来る」と言う事になったらしい。

ボスの中にはリーバードになったり、ボーンメカになったりしたデザインが幾つも存在した。
ボツになったデザインも、何かしらの形で完成形に受け継がれている点が面白いところである。

裏設定:体験版「ロックマンNEO(仮)」が登場するよりも以前の段階では、
フェルディナントのテクスチャーがボスメカ(仮)のものとなっていたらしい。
何らかの形で、開発中の映像が一般に公表されていた事があった様だ。

おまけ:オンラインゲーム「ポトリス」に登場する「セコウインドウ」というタンクは、
この「ボスメカ(仮)」のデザインに酷似している。単なる偶然なのだろうか…?

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炎トラップ
ほのおとらっぷ:FLAME TRAP

シャラクンの遺跡に存在する、侵入者を陥れるトラップの一つ。
地面の丸い模様に近付くと激しい炎を噴き出す、と言う危険なもので、
効果範囲も広く、ちょっとでも炎に触れると丸焦げになってしまう。

振り子トラップと同様、スイッチを押せば解除する事が可能で、
スイッチを押せば岩で塞がり、側に近付いても炎を噴き出さなくなる。
炎に当たらないギリギリの所から、指揮弾でコブンを指揮しよう。

なお、LEVEL1のボス「ハンムルドール」と戦う際には、
スイッチを押すと炎が噴き出すタイプのものも登場。
近付いた時にタイミング良く押せば、炎でダメージを与える事が出来る。
燃えているコブンが体当たりしても効果があるので試してみよう。

名前の由来:炎を発生させると言うその特徴から。
一番最初のものは「炎のトラップ」とも呼ばれている。

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ホバークラフト
ほばーくらふと:HOVERCRAFT

正式名称「ロックサポートカー改 ホバークラフト」

設定資料集にのみその存在が確認されている、幻のロック・サポートカー改造案。
大幅に改造されているが、運転席の辺りに、サポートカーのデザインが残っている。
設定画には凄そうなエンジンが船体後部に取り付けられており、
もし実際に登場していたならば、水上を高速で移動出来る筈だったのだろうか。

元々、サポートカーには水陸両用のホバークラフトに改造するという案があったが、
実際のゲームではサポートカーとは別に、潜水ボートが登場する事となった。

おまけ:サポートカーの正式名称は「ロック・サポートカー」なのだが、
この設定画が紹介されているページには「・」が何処にも記載されていない。
しかし、PC版に収録されたイラストにはこの様に記載されているものもある。

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ホルニッセ
ほるにっせ:Hornisse

全高/4.3m(腕部を除く) 最大時速/180km/h

市庁舎攻防戦にのみ登場した、巨大な腕を持つ飛行タイプのボーンメカ。
戦闘もこなす事が出来る運搬作業用のフライングマシーンで、
主にメーベルヴァーゲンの運搬に使われる。赤・青・黄色の3体が存在する。
同じ3色で性能が異なっているブルムベアとは違い、各機体の性能は同様。

唯一の攻撃法は、機体下腹部から投下する時限爆弾。
その巨大な両腕はメーベルヴァーゲンの運搬にしか使われず、
ロックの周りを旋回しながら、その周囲に次々と爆弾を投下する。

高速で飛行する為、ロックオンしてもバスターを当てるのはかなり難しい。
エリアの外から新たなメーベルヴァーゲンを運搬して来る最中を狙わなければ、
撃墜するまでにかなりの時間を費やしてしまう事は必至と言える。

ボンのアタッチメントパーツとして使用されているものは、
通常のホルニッセとは全く違った攻撃方法を備えている。

名前の由来(推測):ドイツ軍戦車「Hornisse」(ホルニッセ:「スズメバチ」の意)
「Hornisse」はスズメバチだけでなく、スズメバチ以外のハチを指す場合もある様だ。

裏設定:実際のゲームに登場するものは赤・青・黄色の3色だが、
開発中の段階では緑色のホルニッセが登場していた(PS版のPVに登場)。

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ホロッコ
ほろっこ

世界各地の様々な遺跡に出現する、最も有名な汎用タイプのリーバード。
その数・種類は非常に多く、種類によって様々な呼び名と攻撃法を持つ。
小さな身体に一本角を生やした姿で、高速移動可能な4本の足で辺りを徘徊する。

純粋に「ホロッコ」と呼ばれる最も基本的なタイプの個体は、
胴体底部から発射する爆弾と、回転体当たりで侵入者を攻撃する。
耐久力が低い為か、常に群れを成して侵入者を待ち構えている事が多い様だ。

「DASH」と「DASH2」ではその模様・表情が異なっており、
後者に登場するものには、リーバード特有の赤い瞳が存在しない。

アップル商店街のジャンク屋に家宝として飾られている「ザコポン」や、
第3級国宝「クリスタルフォッシル」は、このリーバードが元となっている。
キトの村には、ガラクタ同然の状態となって放置されている個体も存在。
既に機能を失っているらしいが、何故村の中に放置されているのだろうか?

裏設定:「DASH1」開発中は「ザコポン」と呼ばれていた。
この名は「JUNK SHOP LIGHTNING PARTS CENTER」の家宝の名として残っている。
URL:http://www2.capcom.co.jp/dash/bbs/past/pslg9021.html(閲覧不可)

おまけ:振り子トラップに引っかかって自滅するところを見ると、
どうもリーバードの多くは、共通して頭があまり良くないらしい。

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ホロン機関
ほろんきかん:HORON engine

ディフレクターから取り出したエネルギーを原動力とする動力機関。
飛行船類のエンジンなど、人々の間で様々な用途に利用されているが、
その原理についてはまだ完全に解明されていないらしい。

フラッター号や、ワイリー所有の潜水ボートもこの機関を採用している。
動かす乗り物の大きさと同様、使用するディフレクターも相応の大きさが必要になる。
ロックが戦うボーンメカの多くにも、この機関が内蔵されている様だ。

なお、リーバードの多くもディフレクターをエネルギー源としている様だが、
彼らの体内にこれと同じ、もしくは似た様なものが内蔵されているのかは不明である。
もしかすると、リーバードの“それ”をモデルにして造られたのだろうか…?

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ホロン機関動作マニュアル
ほろんきかん どうさまにゅある:Operating Holon Machinary

ディフレクターを 原動力とする機械を
ホロン機関と呼び・・・

現代では、様々に利用されていますが
その原理については、まだ完全に
解明されていません。

ディフレクターから エネルギーを
取り出すためには・・・

ディフレクターを 回転させた時に
発生する、エナジーフィールドを
利用します。

この時の出力は、使用する
ディフレクターの大きさと、色によって
異なりますが・・・

まぼろしと言われる
にじ色の ディフレクターは
最高の出力を 発生します。

カトルオックス島セントラルタウンの図書館が所蔵。
ロックには内容が難し過ぎてわけが分からないらしい。

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ボン・ボーン
ぼん・ぼーん:BON-BORN

ボーン3兄弟の末っ子でありながら、一家の作戦隊長。三歳位。
見た目はティーゼルよりも大きいが、実はまだ「ばぶー」としか喋る事が出来ない赤ん坊。
おしゃぶりみたいなものをくわえているが、ボーン一家きっての怪力の持ち主で、
本体である顔以外の部分をアタッチメントパーツに取り替え、様々な場面で活躍する。
兄姉やコブンには、ボンの言っている言葉は何故か通じているらしい。

3兄弟の中では影が薄いが、それでも一家には無くてはならない謎の存在。
白兵戦が得意で、反省会ではミルクの入った大きな哺乳ビンを持参する。

声優:大谷 育江
名前の由来(推測):フランスのお菓子「ボンボン」(bonbon)、もしくは、
当時ロックマンの情報をいち早く掲載していた講談社の少年誌「コミックボンボン」か。

裏設定:彼の本体はその大きな頭部のみ。手足はアタッチメントの一種で換装が可能。
磁石に引っ付く事から、頭部は主に鉄製のパーツで構成されていると考えられるが、
頭の中身が一体どうなっているのかは誰にも分からない。デコイの成せる業なのだろうか?

それについての設定は一応あるそうだが、明かさない事とされている。
「あれはああいうもんなんだ」と軽く受け入れてやってください、だそうだ。
DASHまわり掲示板Logged tree under 20741で語られた(閲覧不可)。

おまけ:彼の年齢が“三歳位”という設定はほとんど紹介されていないが、
「CFC STYLE FAN-BOOK CAP! Vol.5 AUTUMN 1997」P.6に記載された公式設定
ちなみに双葉社「ロックマン パーフェクトメモリーズ」P.069には“3歳”と記載されており、
カプコン着音画報のキャラゲットで配信されている画像の説明にも“3歳”と記載されている。

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ボン・ボーン(ホルニッセ仕様)
ぼん・ぼーん(ほるにっせしよう)

トロンの製作したアタッチメントとボディを交換した、ボンの戦闘形態の一つ。
ボーンメカ「ホルニッセ」を組み込んだ戦闘マシンで、空中を自由自在に動き回る事が可能。
市庁舎攻防戦でロックの前に立ちはだかったが、敗北した。スペックは一切不明。

ホルニッセはボンのボディに同じく、オレンジ色系のカラーリングで彩られており、
胸部の爆弾発射口はレンズに、両腕部のアーム部分は3本の指へと改造されている。
その両アームで相手を叩く「掌バーン」(しょうばーん)での攻撃を得意とする。

武装はボンが口に咥えているピロピロ笛と、爆弾の代わりに装備された哺乳ビンミサイル。
哺乳ビンミサイルは誘導性能を持ち、一度に撃ち出せる数も多いので非常に強力である。

裏設定:ボンの本体は頭の部分のみ。
頭部は強力磁石を装備したドラッヘによって回収される。

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ボンジュール
ぼんじゅーる

「DASH2」体験版の「コブタ捕獲大作戦!」に登場する、
女の子が飼っている4匹のコブタのうちの1匹。

他のコブタはジャンボ、ニイハオ、チャオと言う。
ロックは4匹のコブタを捕まえてご褒美を貰おうとしたが、
ご褒美は女の子とではなく、コブタとのキスであった。

ちなみに、4匹のうち1匹はのんびり屋さんで、
3匹はイタズラっ子と女の子は教えてくれるが、
どのコブタがそうなのかは不明である。

名前の由来:ボンジュール フランス語で「おはよう」「こんにちは」の意。

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ボンボーンドリル型 D・ボーン
ぼんぼーんどりるがた でぃー・ぼーん:BONBORN DRILL TYPE D-BORN

「DASH2」の開発中に使用されていた「ドリルボン」の名称。
集英社「ファイナルディグアウターズファイル」収録の設定画に記載されており、
ドリルボンの設定や戦法なども、その設定画の中で細かく指定されている。

名前にある「D」は「ドリル」(drill)の頭文字と思われる。
「ボン・ボーン」でなく「ボンボーン」と記載されているのには、
何か特別な理由があるのだろうか?

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