ロックマンＤＡＳＨ２ 移植版の主な相違点

トップ　>　ＤＡＳＨ２攻略編　>　移植版の主な相違点　PC版　PSP版　総評 移植版の主な相違点 略称について PS … PlayStation　PS2…PlayStation2　PC … パソコン（Windows）　PSP　…　PlayStation Portable 確認機種 PS … 通常版　PC … sony style ソフトウェア ダウンロード版　PSP … 通常版、廉価版（カプコレ） ※各機種版の相違点はPS版を基準として比較したもの。PSP本体は旧型（PSP-1000）を使用 PSP版の相違点 16：9画面モード搭載 オプションの画面設定を「ワイド」にすると、PSPのワイド画面に合わせて画面比率が16：9へと調整され、 ゲーム画面がPSPの画面端まで表示される。PS版画面比率4：3を再現した「ノーマル」も搭載している。 「ワイド」は視界が広がっており、ただ画面を拡大したわけではないので人物が太って見える事はない。 更に「ワイド」を選択していると、PS版（「ノーマル」）では確認出来なかった部分も見る事が出来たりする。 例えば、ヤクト・クラベ改のコックピットに、コブンを追い駆けるロックの写真が貼られている事が分かる。 ただ「ワイド」にした状態でシールドアームを使うと、シールドが球状ではなく楕円状に表示される。 （異なるのはシールドの見た目だけで、シールドアームの性能・効果範囲は多機種版と変わらない） デモの字幕化 前作「ＤＡＳＨ」のPSP版と同様、イベントデモ中に画面下に字幕が表示される様になった。 聞き取り難かった台詞もはっきり判別する事が出来る嬉しい変更点。ただし、字幕の非表示は不可能。 更にウォージーガイロン戦などで聞く事が出来る、音声のみのサポートに字幕ウィンドウが追加された。 ちなみに、字幕の漢字にも「ふりがな」が表示される（オプションで表示・非表示を選択可能）。 しかし「２」の字幕は何故か漢字とカタカナが入り混じっている場面が多く、一部の字幕が少々読み難い。 “味方”など比較的簡単な漢字も“ミカタ”と書かれている程で、ふりがなの存在意義が疑われる。 操作方法の変更 PSPはPSよりもボタン数が少ない為、移植に伴って一部の操作方法が変更になった。 操作タイプは下の3つのうち、好きなタイプを選ぶ事が出来る（オプションで変更可能）。 Aタイプ（初期設定） 前後移動 方向キー上下 ロックバスター □ 左右移動 方向キー左右 特殊攻撃 △ 左右回転 LR ジャンプ × 視点移動 アナログパッド 特殊行動 ○ ロックオン L+R Bタイプ 前後移動 方向キー上下 ロックバスター □ 左右移動 LR 特殊攻撃 △ 左右回転 方向キー左右 ジャンプ × 視点移動 アナログパッド 特殊行動 ○ ロックオン L+R Cタイプ 前後移動 方向キー上下 ロックバスター □ 左右移動 ― 特殊攻撃 △ 左右回転 方向キー左右 ジャンプ × 視点移動 L+方向キー 特殊行動 ○ ロックオン R 備考 ・　 ・　 ・　 ・　 PSP本体に振動機能が無い為、振動は無い PS版の様な、移動中の視点変更は不可能 アナログパッドでの移動は8方向のみ （PS版の様な、微妙な角度への移動は不可能） PS版から操作タイプが一つ減っており、 ボタン設定を「選んでもらう」の質問数も異なる 視点移動の操作は、アナログパッドか方向キーのどちらかに設定可能（初期設定ではアナログパッド）。 選択しなかった方は自動的に移動へと設定される。PSPの方向キーは斜め方向への操作が難しいので、 アナログパッドを移動、方向キーを視点変更に設定しておくか、サポートパッドを用意しておきたい。 ロックバスターのロックオン、特殊武器のロックオンは個別に「手動」と「自動」を設定可能で、 手動にすると上記の操作、自動にするとショット発射と同時に敵をオートロックオンする（手動操作も可能）。 ロックバスターを発射しながら、方向キー上を連打すると連射が速くなるという有名な裏技も残っている。 また、START（スタート）ボタンを押すとステータス画面＝メニュー画面に移り、 SELECT（セレクト）ボタンを押すとマップを表示する、という様に操作方法が変更されている。 SELECTボタンのマップはメニュー画面のものとほぼ同じだが、メニュー画面には切り替わらない。 ソフトリセットはメニュー画面でSELECTボタン、PSP版では「１」と同じ操作方法になった。 解説書の内容が異なる PS版解説書にはサルファーボトム号のスペックや、背景に開発段階の設定画が掲載されていたが、 PSP版では無くなり、代わりに一部のボディパーツ、バスターパーツ、特殊武器の紹介が追加されている。 また、ダンボールに手を置いているロールとデータ、シューとアッポ＆ダーのイラストが掲載されている。 描き下ろしイラストではなく、PS版の攻略本に掲載されていたイラストと同じもの。 また、後述の「ロックマンＤＡＳＨ２ エピソード１」の紹介と操作方法も追加されている。 「ロックマンＤＡＳＨ２ エピソード１」を収録 PSP版では、元々「トロンにコブン」に付属していた体験版「エピソード１」を特別収録。 「エピソード２」のタイトル画面で「エピソード１」を選択する事で、UMDを入れ替える事なくプレイ可能。 「エピソード１」のタイトル画面で「エピソード２」を選択すると、「エピソード２」のタイトル画面に戻る。 （PS版から一部内容が削除されている。詳細は体験版「ＤＡＳＨ２ エピソード１」攻略編を参照の事） 「エピソード１」は最初から選択可能で、「エピソード２」をクリアしないと遊べないという事はない。 また、「エピソード１」をクリアしても、「エピソード２」で何か特典があったりするという事もない。 PSP版特有の要素、バグなど ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 ・　 特殊武器の開発費が大幅に減額された 水中ダンジョン（ニーノ島の遺跡、キモトマのダンジョン）で動作が遅くなる表現が無くなった（※1） 「漢字検定」が「クイズ特訓」に変更されており、一部メッセージなどが修正されている 一部のBGM（特にテンポの速いもの）の曲調が狂っているなど、音質が悪い（※2） タイトル画面で暫く待つと流れる、3種類のデモプレイが撮り直されている（装備と舞台は同じ） エネルギーもれの効果音がPC版と同じものに変更されている PS版では「パスッパスッ」と力のない音だが、PC・PSP版では「ギャッ！ギャッ！」と激しい音が鳴る 「コブンからの手紙１」の文面が変更され、“電撃コブン４１号”を連想させる内容が無くなった（※3） 特殊ダメージのダメージ時間が短縮されないバグが修正された アミスタル（親）が（子）を生み出さなくなるバグが修正された ヘブンでデータから聞く事が出来る情報「昔の話１」「昔の話２」の改行の位置が変わっている エンディングのスタッフロールにPSP版開発スタッフのクレジットが追加されており、 PS版の「FUN ILLUSTRATIONS」、及びPC版の「ILLUSTRATIONS」などが削除されている 難易度を変更していると、セーブデータに選択している難易度名が表示される パッケージ裏のキャッチコピーが異なる ※1　水中ダンジョンの操作性について ディグアウトに時間がかかる為不評だったが、PSP版では画面の動きが地上とほぼ同じになった。 勿論、水中特有の、アクアシューズが無いと移動し辛い、ジャンプ力が増すなどの点は残っている。 ※2　BGMの音質について PSP版ではジジ戦のBGMなど、テンポの速い一部のBGMの曲調が狂っている。 特にサウル・カダ島の遺跡で、トロン＆ボンと協力して溶岩を止めるミッションのBGMの移植は酷く、 節々に「プップッ」とラッパの様な音が混じっており、更に曲の途中でノイズが混じる事がある。 （BGMとSEを0にしても消えない、「ブー」という雑音が鳴り続ける。部屋を出ると改善可能） ※3　「コブンからの手紙１」の文面の変更について この手紙は、コブン２０号がロックに“４２番目の兄弟”になってほしい、とお願いする内容だったが、 PSP版では文面が“新しい兄弟”へと変更されており、コブン４１号を連想させる部分が無くなっている。 これを読む限りでは「コブン４１号の存在が無かった事にされた？」と考えてしまいがちだが… 2006年9月、u-capcom：イラストギャラリーに投稿したこのイラストが掲載された際、 「トロンにコブン」開発スタッフのヤスマさんが2コマ目に描いている４１号について言及されていた事、 PSP版の主な情報掲載誌が、メディアワークス「電撃PlayStation」だった事などを考えると、 文面が変更されたのは４１号の存在抹消が目的ではなく、何か別の理由があっての事と思われる。 （余談だが、PSP版が発売された2005年に４１号が再収録された書籍も発売されていた） ロード時に「Now Loading ...」と表示される セーブデータをロードしている時、エリア間を移動して画面が暗転する時など、 画面右下に「Now Loading ...」と白文字が表示される。PS・PC版には存在しない表示で、 デモ中や、メニュー画面でパーツを変更しようとした時にも表示される事がある。 新規ボイスの追加 PSP用ソフトは、電源を入れた時（HOMEボタンでゲームを終了した時）に表示されるホームメニューで、 「ゲーム」の「UMD」にカーソルを合わせておくと、ゲームのプロモーション映像が再生されるものが多い。 （PSPで遊んだ事がないというキミは、PSオフィシャルサイトの「はじめてのPSP」で確認してみよう） PSP版「ＤＡＳＨ２」では、「ロックマンＤＡＳＨ２！」と言うロック＆ロールによるタイトルコールが流れ、 更に「ＤＡＳＨ２」の映像と、原 史奈さんが歌うエンディングテーマ「泣いていいよ」の一節が再生される。 タイトルコールはPS版やPC版には存在しない、PSP版でのみ聴く事が出来るオリジナルボイス。 このタイトルコールは、PSP版「ＤＡＳＨ２」プロモーションビデオにも使用されているものだが… 筆者が調査した範囲では、PS版「ＤＡＳＨ２」発売当時の電撃PlayStationD付属のCD-ROMや、 カプコンフレンドリークラブビデオ収録のプロモーションビデオに同じボイスは使用されていない。 また、PSP版の発売前に「ナムコ クロス カプコン」が発売されていた事を考えると、 「ナムコ クロス カプコン」のボイス収録に併せて収録された新規ボイスではないかと思われる。 （もしくは、PS版「ＤＡＳＨ２」開発中に収録されたものの、使用される事の無かった音声か？） トップ　>　ＤＡＳＨ２攻略編　>　移植版の主な相違点　PC版　PSP版　総評